2009-01-22
2008年、世界の過剰消費崩壊、輸出大幅減で貿易赤字に
昨日は、2007年までの貿易黒字について見ました。今回は、2008年の貿易がどうなったのか、詳しく見ていきます。
まずは、2007年からの毎月の貿易収支の推移です。
日本の月別貿易収支(単位:10臆円)
貿易黒字は、2008年に入ると大幅に縮小していますね。
そして、10月以降は、3ヶ月連続して赤字に転落しました。
10月は667臆円の貿易赤字です。11月は赤字が拡大し、2,234臆円の赤字。更に12月は発表されている上中旬値(20日間)だけで、5,814臆円の赤字と、月を追うごとに拡大しています。
なお、8月に3,321億円の赤字を計上していますが、これは原油価格の高騰で一時的に輸入額が増加したことが大きいです。
3ヶ月も連続して赤字になったことは、この20年間あったのか?
少なくとも私たちの知る限りではなかったようにおもいます。
表題のように、先進国の金融バブル・過剰消費が崩壊し、市場が縮小過程に入ったとすれば輸出が大幅に減少し、貿易収支が赤字になることは、寧ろ必然です。
2009年以降の動向を見通すために、もう少し詳細に見てみましょう。地域別や品目別です。
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