2011-02-11

「国家債務危機」〜ジャック・アタリ氏から21世紀を読み取る

フランスに「ヨーロッパの知性」「知の巨人」と呼ばれるジャック・アタリという人がいます。
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1943年アルジェリア生まれ。パリ政治学院卒業の経済学国家博士。経済学者でありながら政治学者歴史家であり哲学者。ガンジーの伝記も書けば戯曲も書く。著書は45冊を数え、オーケストラの指揮までやってのける。それが「ヨーロッパの知性」「知の巨人」と呼ばれる由縁です。

38歳の若さで、仏ミッテラン政権の大統領特別補佐官を務め(1981年〜91年)、EU統一の青写真を描き、その後欧州開発復興銀行の初代総裁(91年〜93年)となった。今でもサルコジ大統領のアドバイザーの重責を担っている。
2011年1月10日に菅首相がアタリ著「国家債務危機」を購入したことで、マスコミにも報道されました。

あのサブプライムローンによる世界金融危機を予言したとも言われています。
このシリーズでは、ジャック・アタリの著作を通じて、21世紀の経済の動きを読み解いてみたいと思います。

取り上げるのは「国家債務危機」ですが、その前に、アタリ氏には自らの大局観をキーワードで表現し、一言で時代を切り取ってしまう異才があるらしく、それを紹介してみたいと思います。
例えば、クリエーター階級、超民主主義、ノマド・オブジェなど。

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  投稿者 goqu | 2011-02-11 | Posted in 03.国の借金どうなる?15 Comments »