2012-06-05

【戦国時代の権力需要と市場】〜既得権益層を打砕いた信長の経済政策〜

こんにちは 🙂
430年前の6月2日は本能寺の変が起きた日だったんだそうです。
明智光秀が主君である信長を討ったことから、最近では「裏切りの日」なんて呼ばれてたりしてるようですが…
ちょっと物騒 ですね。
 
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写真は楽市楽座制札 ※画像はコチラからお借りしました。
【戦国時代の権力需要と市場】シリーズ。
今回は信長の経済政策に着目してみます。
教科書で習ったところでは「楽市楽座令」が有名ですが、商工業を推奨したというだけでなく、既得権益層=寺社の力を削ぐ政策でもあったようです。
 
前回までの記事
 金貸しの起源は堺にヒントがある!
 鉄砲伝来の背後にいた勢力 
 巧妙な観念力で勢力拡大してきた寺社〜
もあわせてお読みください。

(さらに…)

  投稿者 Shimicho | 2012-06-05 | Posted in 02.日本の金貸したちNo Comments » 

世界を操る支配者たち(4)〜欧州貴族ハプスブルグ家

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これまでこのシリーズでは「世界を操る支配者たち」を紹介してきました。

第1回〜ロスチャイルド家

第2回〜20世紀を支配したロックフェラー家

第3回〜イギリス大英帝国繁栄の歴史

 

そして今回は、ハプスブルグ家です。

ハプスブルグ家とは、現在のスイス領内に発祥したドイツ系貴族の家系。大雑把に見て実に7世紀に及び覇権を握り続けた、他に類を見ない王家です。古代ラテン人の有力貴族であるユリウス一門(カエサル家)の末裔を自称(捏造?)しています。

 

ウィーン、プラハ、ブタペストといったヨーロッパ文化を象徴するような都市が形成されたのは、ハプスブルグ家の力が大きいと言われています。その中で最も有名人といえば、フランス国王ルイ16世と結婚したマリー・アントワネットではないでしょうか?無類の浪費家と言われ、フランス革命では、旧体制の象徴として処刑されました。このマリー・アントワネットはオーストリア系ハプスブルグ家の出身なのです。

 

ハプスブルグ家の歴史を語る上で、神聖ローマ帝国は外せません。

神聖ローマ帝国とは、962年に東フランク王国のオットー1世がローマ教皇から「ローマ皇帝」の冠をもらった事に始まり、1806年まで西ヨーロッパに存在した連邦国家です。現在のドイツ、オーストリア、スイス、チェコ、イタリア北部に位置していました。

 

この帝国の特徴は、数多くの諸公国(バイエルン、ザクセン等)、地方伯領、辺境伯領(ブンデンブルグ等)、さらにはボヘミア王国、イタリア王国等の大小様々な国家から成立していることで、中央集権国家ではなくさらに皇帝の地位は世襲制でもありませんでした。そのため13世紀初頭に有力な神聖ローマ帝国皇帝がいない、大空位時代が発生すると、選帝候と呼ばれる人々が皇帝を選ぶことが慣例化されます。

強大な力を持つようになった選帝候達は、本音では自分の上に立つことになる皇帝を選びたくなかったため、大空位時代が40年に渡ることとなります。

 

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しかしそれでは神聖ローマ帝国という枠組みがなくなってしまうので、1273年、選帝候から見て「害はない、扱いやすい」として、ハプスブルグ家のルドルフ1世が皇帝に選ばれたのです。( 元々ハプスブルグ家は、スイス北東部(バーゼル近郊)の国境付近を領有する田舎の一領主にすぎませんでした。)

 

ところが予想に反して、ルドルフ1世は強大な力を活用するのです。例えば、自分の皇帝即位に異を唱えたオタカル2世を「皇帝に逆らう反逆者」としてマルヒフェルトの戦いで破り、その領土であるオーストリアを獲得したのです。以来、ハプスブルグ家は、オーストリアに根を下ろすことになります。

しかしそのためしばらくハプスブルグ家からは皇帝が選ばれませんでした。代わってルクセンブルグ家が皇位を手に入れたのです。(ここではルクセンブルグ家については省略します。)

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  投稿者 goqu | 2012-06-04 | Posted in 08.金融資本家の戦略1 Comment » 

近代市場の成立過程(8)〜近代思想の原点となった宗教改革→新たな金貸し勢力の台頭

(2)近代市場の誕生前夜・富豪の台頭
(3)ルネサンスの先駆者ダンテが金貸したちにもたらしたものは…
(4)メディチ家はなぜ栄えたか?
(5)ルネサンス芸術:金貸しによる恋愛観念の布教
(6)マキアヴェリの思想とその影響
(7)大航海時代を実現した金貸したち
 
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宗教改革が吹き荒れた16世紀は近代国家の萌芽の時代。教会権力の衰退を察したヨーロッパ各地の諸侯や金貸したちによって、教会権力を排除する動きが活発化します。
 
これが宗教改革という名目によって正当化され各地で推進された結果、封建社会⇒中央集権近代国家の成立や新たな金貸し勢力の台頭へと繋がっていきます。
 
  

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  投稿者 nishi | 2012-06-03 | Posted in 未分類 | No Comments » 

『日本国債暴落の可能性は?』【7】国債市場の動き?

『日本国債暴落の可能性は?』のシリーズは、これまで基礎知識を調査してきましたが、暴落するか否かの分析を進めるために、今回は国債市場の動きを分析してみます。
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<画像はこちらからお借りしました>
国債が発行され始めた’70年あたりから国債金利の動きを押さえたうえで、最近の国債金利の動向を調べてみます。そのうえで、今後の金利はどうなるか?を大胆に予測してみます。
これまでの記事は以下をご覧ください。
【1】プロローグ
【2】国債って何?:基礎知識の整理①
【3】国債発行の歴史と直近の発行残高(国の借金1000兆の実態)
【4】国債発行と流通の仕組み:基礎知識の整理②
【5】国債って誰が持ってる?(保有者の実態)
【6】『日本国債暴落の可能性は?』コラム①:格付け会社って何?
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  投稿者 yukitake | 2012-06-02 | Posted in 03.国の借金どうなる?No Comments »