2015-09-08

経済破局は秒読み?③ 中国バブル崩壊の背景にある金貸しの思惑?

<天津の爆発事故・・・金貸しの仕業か?>

<天津の爆発事故・・・金貸しの仕業か?>

前回記事のように、中国バブル崩壊は、経済の基礎的条件から必然的に起こってきているものと考えられます。しかし、金貸しは経済の構造的な変化が起こるタイミングを見計らって(表向きはそれとはわからないようにして)、戦略を仕掛けてきます。今回は、プロローグで予告した金貸し分析の観点から、中国バブル崩壊の背景を分析します。
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  投稿者 yukitake | 2015-09-08 | Posted in 05.瓦解する基軸通貨No Comments » 

金貸し勢力のスパイの証言(8)~金貸しが作ったCIA~

1940年当時、米国の情報機関としてはFBIがあったが、それにもかかわらず、新たにCIAを設けたのには、一般には知られていない理由がある。

それは、国際金融資本家の利益のために、米国ルーズヴェルト大統領が、英国首相チャーチルの支援を仰いで創設したスパイ機関とのこと。そしてその背後には秘密結社イエズス会の存在がある。

 

以下、「伝説の秘密諜報員 べラスコ」(高橋五郎著)を基に転載紹介

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ルーズベルトチャーチル

◆国際金融資本家が作ったCIA

CIA(米国中央情報局)の誕生には特徴が二点ある。一点は、ユダヤ系アメリカ人のフランクリン・D・ルーズヴェルト大統領が議会承認も求めず極秘裏に独断で新設した点。もう一点は、英国首相チャーチルの支援を仰いでMI6にお手本を求めて創設した点だ。そして最大の特徴は、両首脳の裏側にはあのMI6誕生に「貢献」したミルナー卿と同じユダヤ系金融資本からが密かに関わっていたことだ。

 

米国政府の対外情報機関CIAの出発点は、1941年に敵の後方攪乱と破壊工作を目的に大統領が自ら創設した文官情報機関の情報調整官事務局(OCI)にある。ところがこのOCIは設立後間もなく再び大統領の手で軍事情報機関の戦略情報事務局(OSS)に改組される。第二次世界大戦時の対外情報活動を仕切ることになるOSSの雛形は、英国経済戦争省特殊工作本部に出発点がある。

 

OSS創設は、ドイツのチェコ・オーストリア併合、日本軍の中国侵攻などのいわゆるファシズム台頭が看過できなくなったことにあり、それが米国議会の孤立主義一辺倒の対外政策を捨てさせた理由にもなった、と説明しているのはスパイ問題の権威者で英国の作家ブライアン・フリーマントル(『CIA』)だが、この解説は通り一遍に過ぎて正解ではない。

 

なぜなら、地政学(政治現象土地的条件との関係を研究する学問)的にみてアメリカ大陸には遠い東欧やアジアでの紛争が、米国が国是としてきた孤立主義政策を捨てさせるほどの危機に直結しているかといえば疑わしい。むしろ地政学を越えた米国の国益が東欧アジアの各地域ないしは英国の国益がそこに存在したと見るのが自然だ。英国植民地の危機は米国の危機と一体だったと考えるのが正解であって、そこにこそ対外情報機関OCIの創設の理由があったのだ。

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  投稿者 tasog | 2015-09-01 | Posted in 08.金融資本家の戦略No Comments » 

経済破局は秒読み?② 中国バブルが崩壊したのはなぜか?

<中国の失業率は上昇>

<中国の失業率は上昇>

可能性の予測から考えると、中国バブル崩壊は、日本のアベノミクスバブルを直撃し、中国、日本のバブル崩壊から世界経済へ影響が波及して行く可能性が高いと予想されます。その影響がどうなるか?を予測するために、先ずは、中国バブル崩壊の原因を探ります。
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  投稿者 yukitake | 2015-09-01 | Posted in 05.瓦解する基軸通貨No Comments » 

金貸し勢力のスパイの証言(7)~秘密のベールに包まれている英国のスパイ機関~

 

 

お城

イギリスの情報機関が入手した情報は全てロシアに(そしてドイツにも)筒抜けであったということは、驚きです。その背景には、エリート達のマルクス・レーニン主義信仰があることも。。

そして、このイギリス情報機関MI5やMI6の生みの親と思しき人物が、ミルナー卿だ。

ミルナー卿といえば、裏社会をリードするRIIAの創設者で、フリーメイソン。

 

1919年 ローズグループとミルナーグループとの間で、RIIAとCFRの設立が決まる・イギリスの権威を絶対的にすることを目的に、ミルナー卿の円卓会議とローズ卿のローズ基金との間で、RIIAとCFRの誕生が決まった。・国際連盟は表の顔であり、裏でコントロールする組織としてRIIAとCFRが存在する。

『裏の支配勢力史6 第一次世界大戦~ナチス~RIIA~CFR~BIS』

 

そして、このミルナー卿の背後にはロスチャイルドがいることは有名な話。

裏で各国を操っていくには、諜報活動が不可欠であることがわかる。

 

>1899年 南アフリカで金とダイヤモンドの鉱床が発見されると、ロスチャイルド財閥のイギリスは、この国の支配を企てた。セシル・ローズの支援を受けたアルフレッド・ミルナーが三次にわたるボーア戦争を仕掛け、先住のオランダ系ボーア人を征服した。

『ロスチャイルドメモ192320世紀初 金本位制の成立と限界南ア支配・ロシア革命へ』

 

「伝説の秘密諜報員 べラスコ」(高橋五郎著)を基に転載紹介

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◆秘密のベールに包まれている英国のスパイ機関

Nathan_Rothschild ミルナー卿

「全て焼却処分されました」

これが英国政府当局のお決まりの回答だと憤慨するのは、対戦当時の情報活動資料を求める史家や研究家たちだ。だがガードの固い英国政府にとっては、米国ワシントンの国立公文書館が保管中のナチスドイツ関係資料は気のもめる「不発弾」に見えることだろう。帝政時代の秘密情報活動の公開を禁じているソ連と同様に、16世紀の情報活動記録でさえいまだに極秘にしている英国にと違ってアメリカ国立公文書館は民主自由を謳う国の機関だけにオープンだからだ。

 

たとえば、4億5千万円の税金をつぎ込み、法廷闘争で敗訴したサッチャー首相の態度は、英国政府の情報活動に対する神経過敏ぶりを象徴している。英国軍事情報部MI5を退職した元情報員の回顧録(『スパイ・キャッチャー』)がサッチャー首相を激怒させたものだが、その本には、ハロルド・ウィルソン前英首相の失脚工作や故人のアンソニー・イーデン元首相によるエジプトのナセル首相暗殺計画など、1955年から76年にかけてMI5が果たしてきた陰謀、策略の内幕がるる述べられていた。元MI5幹部によるこの本が英国の安全保障を妨げるというのがサッチャー首相の言い分。英国最高裁判所の上院常任控訴裁判官5人(法官貴族)は、サッチャー政府の主張する報道永久差し止めを却下した。敗訴はしたものの、情報員の秘密保持の義務という大儀が認められと評価する政府側は、情報員の秘密保護規正法強化にいっそう拍車をかけることになる。

 

こんな話題が生まれるほど、英国の納税者は情報機関の過去と現在について知らされていない。現在も尚英国政府が徹底非公開の構えを取り続けているその裏には、この50余年間に国家機密をソ連情報機関の手で存分の盗まれた痛い教訓からだろう。

 

英国のスパイ機関の生い立ちと現況が秘密のベールに包まれているからこそ、かえって空想力あふれる元スパイ作家が多数輩出する。

 

べラスコを取り逃がしたMI6(その前身のSIS)に所属したサマーセット・モーム(『月と6ペンス』『人間の絆』)、同じくグレアム・グリーン(『事件の核心』『第3の男』)、そしてMI6とMI5を渡り歩いたジョン・ルカレ(『死者にかかってきた電話』『寒い国から来たスパイ』)らだ。英国海軍情報部出身のイアン・フレミングは「ジェームズ・ボンド・シリーズ」で名をなした。

 

1890年、ヴィクトリア王朝の陸軍省が対帝国ロシア、対アイルランド独立運動から秘密情報活動を始めて大英帝国の情報機関が創設され、それらの経験がロンドン警視庁公安部の基礎にもなった。英国秘密情報部SISの軍事情報部(ミリタリー・インテリジェンス)第5課(エム・アイ・ファイブ=MI5)が1905年に創設されて国内の防諜を担当、その4年後に対外情報活動担当の第6課(MI6)が創設された。

 

第二次大戦時に英国情報界と政界を支えたのがオックスフォード、ケンブリッジの両名門大学学生たちだった。その中から優等生を育て、国家社会の中枢に送りこんだ著名な人物がいる。

 

アルフレッド・ミルナー卿だ。ミルナー卿は、1890年から二年間エジプト駐在財務官を勤めるなど、政府の対外活動分野で要職を歴任した。1892年から97年まで英国政府内国歳入局長を務め、アフリカのボーア戦争(1899~1902)終結前まで南アフリカの高等弁務官を務めた。大英帝国が植民地支配を遂行するために最も重要だとしてミルナー卿が、守ったものはアフリカ算出のダイヤモンドであり、金だった。地下資源の権益死守は大英帝国の植民地経済体制の維持には不可欠。将来にわたってこの権益を守るためにも有望な若手秘密情報員を育てあげる意義があったのだ。

 

ミルナー卿の意思を忠実に汲んだ青年たちは後に著名な作家としても育ち、バッキンガム宮殿にフリーパスで出入する情報局長官などの政府高官や、英国議会から機密資料をその職権で堂々と持ち出せる国会議員としても育った。

 

ところがミルナー卿の秘蔵っ子らが創設指導した軍事情報部(MI5、MI6)は、不思議なことに、死守すべき国家機密をソ連に次々を盗まれてしまう。マルクス・レーニン主義の熱烈な信望者たちが多数を占める英国議院内はソ連スパイの巣窟となり、英ソ親善協会なる社交の場も実際は貿易取引の場と化して、情報料としてポンドとルーブルがテーブルの下で交わされたのだ。スターリン支配下のスパイ、キム・フィルビーはケンブリッジ大学の仲間らととともに英国軍事情報部から特別な待遇を受けた。それでも満足しないフィルビーは、英国軍事情報部内に対ソ謀略セクションまで創設した。

 

つまり、大英帝国の屋台骨は隠れソ連共産主義者らに乗っ取られた。ミルナー卿の「生徒」らが守るべき大英帝国の国益はどうなったのか。何と不可解なことに、大英帝国はソ連の意のままに動かされた。なぜそうなったのか。

 

その謎を解くヒントがある。それはたとえばフィルビーがスペイン内線を取材した際の身分はロンドンの新聞『ザ・タイムズ』紙特派員つまりニセ記者だった。このように新聞社の特派員として外国政府の動向や国際事件の現場に飛び歩いたニセ記者は今も数多い。フィルビーを含め『ザ・タイムズ』紙にせっせと記者を送り込んでいたのがミルナー卿だった。つまり、大絵帝国も共産主義国家も同じ支配者らに運営させられている。この真実と詳細は本書の先を読んでいくうちに見えてくるはずだ。

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経済破局は秒読み?① プロローグ、中国バブル崩壊をどう見るか?

<中国株の下落で頭を抱える投資家>

<中国株の下落で頭を抱える投資家>

世界経済は激変期にあり、08年のリーマンショック以来、いつ経済破局が起こってもおかしくないという認識で追求を続けてきましたが、いよいよ経済破局は秒読みに入ってきている可能性があります。

金貸し分析的には、大きくは、ロスチャイルド優勢、ロックフェラー劣勢で、すでにロスチャイルドの勝利という形で決着はついているものと思われます。ドルを暴落させて、経済破局の引き金を引くかどうかは、ロスチャイルドの手の内にあると見ておくべきでしょう。

その観点から、最近の経済の動きで気になるのは中国バブルの崩壊です。中国バブルの崩壊をどう見るか?今後の世界経済に与える影響をどう読むか?については2通りの見方があり得るのではないかと考えています。
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  投稿者 yukitake | 2015-08-25 | Posted in 05.瓦解する基軸通貨No Comments » 

金貸し勢力のスパイの証言(6)~血塗られたソ連情報機関の歴史~

 

ここからは、各国の対外情報機関=スパイの歴史について見ていきます。

ほとんど馴染みのない世界ゆえ、とても興味がそそられます。

ロシア→イギリス→アメリカ→ドイツの順に見ていきます。最後には、予想もつかない展開が待っています。まさに『金貸しの手によってつくられた歴史が「正史」』を目の当たりにするでしょう。

 

まずはソビエト=ロシアのスパイの歴史からです。

 

「伝説の秘密諜報員 べラスコ」(高橋五郎著)を基に転載紹介

 

KGB スターリン レーニン

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◆血塗られたソ連情報機関の歴史

 

国家機関としての対外情報機関が設置されたのは、世界的には約百年前だといわれる。しかし広義に言うスパイ情報活動の始まりとなれば、ギリシャ・ローマ帝国の時代にまでさかのぼる。いわゆる王様の横に控える“シークレット・サービス”などもスパイの範囲に入るだろうからだ。

 

ドイツの場合は1800年代で、ロシアが1880年、英国が1900年代で、米国は1947年に中央情報局(CIA)を誕生させた。その後機構改革や組織再編を繰り返して、各国のそれぞれが今日に至っている。先進国の公的対外スパイ活動暦はまだ百年前後なのだ。そして二十世紀は国家の組織的スパイがいっせいに活動を開始した世紀だった。では、ここで各国の対外情報機関の軌跡と特徴をまず、ソ連、英、米、そしてドイツの順でざっと眺めてみよう。

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  投稿者 tasog | 2015-08-21 | Posted in 08.金融資本家の戦略No Comments » 

日本の支配構造⑪ 裏天皇の頂点は神官では?

<陸上自衛隊のマークにもなっている八咫烏>

<陸上自衛隊のマークにもなっている八咫烏>

裏天皇とは何か?その実体に迫って行きます。裏天皇は、市場を裏で牛耳る金主様というだけではなく、国体を継承する神官としての役割も担っていると言われています。最近の投稿を基に追求します。
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  投稿者 yukitake | 2015-08-18 | Posted in 05.瓦解する基軸通貨No Comments » 

金貸し勢力のスパイの証言(5)~殺人鬼チャーチルとその事実を隠蔽する放送局~

ベラスコの証言を見ていくと、歴史の教科書で著名な出来事のほとんどが、実は国際金融寡頭制力=金貸し及びその金主達の指令であることがわかる。文中で筆者は、そのような情報を、常識を逸して、どのように受止めてよいか分からないという意味で「ガラクタ」と呼んでいる。

ここでは、ウィンザー公誘拐未遂事件を扱っているが、そこでも諜報戦による様々な駆け引きが繰り広げられている。

また、驚いたことに、事件の真実:金貸しによる指令については、各国放送記者も知っていながら、その話題には触れられないという。つまり、放送局も同様金貸しの支配下にあって、それは記者レベルでも周知されていたということだ。

「伝説の秘密諜報員 べラスコ」(高橋五郎著)を基に転載紹介

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  投稿者 tasog | 2015-08-11 | Posted in 07.新・世界秩序とは?, 08.金融資本家の戦略No Comments » 

日本の支配構造⑩ 天皇財閥形成の構造、金主が儲ける仕組み?

 

<孝明天皇=裏天皇一派がいた京都御所・・・明治維新後裏に隠れる>

<孝明天皇=裏天皇一派がいた京都御所・・・明治維新後裏に隠れる>

これまでの調査を基に、天皇財閥形成の構造を追求します。天皇財閥がロックフェラーを凌ぐ巨大財閥になった背景には、それだけボロ儲けができる仕組みがあるはずです。

徳川退蔵金を継承する裏天皇一派が明治新政府の金融制度創設→日銀創設に深く関わっていたとすれば、金(きん)を預ける方に莫大な利益が生じる仕組みがあるはずです。果たして、金(きん)の預け主=金主の旨みは何か?という観点から裏天皇がボロ儲けができる仕組みを考えてみます。
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  投稿者 yukitake | 2015-08-11 | Posted in 05.瓦解する基軸通貨No Comments » 

金貸し勢力のスパイの証言(4)~「子供の遊び」でしかない戦争~

スパイの所業を見ていると、いかに最新の情報を掴むかが重要であることがわかる。その上で、その情報をどのように使うか!?それによって、一つの国家であろうとも意のままに操ることができる。

戦争が「子供の遊び」でしかない。

金融寡頭勢力、つまり金貸し及び、それを操る金主が、いかに簡単に戦争を起こしているかが、わかる。相対する国家に金を貸して、戦争を起こし、戦勝国、敗戦国双方から利益を得るという金貸しの常套手段が、いとも簡単に起こされてきたことを物語る言葉である。

以下、「伝説の秘密諜報員 べラスコ」(高橋五郎著)を基に転載紹介

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ゾルゲ フィルビー須磨公使

◆「子供の遊び」でしかない戦争

「そうだ、第二次世界大戦時の諜報戦などは本当のところは単なる子供のスパイごっこだったのだよ」

べラスコは、日本の須磨公使を含むスペイン総統フランコ、英国首相チャーチル、米国大統領ルーズベルトそしてスターリン首相らが奔走した諜報戦を、「子供の遊び」にたとえてみせた。ならばたとえば日本人も知るゾルゲ事件も子供じみた遊びの一つだったことになる。

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  投稿者 tasog | 2015-08-06 | Posted in 05.瓦解する基軸通貨No Comments »