2015-08-18

日本の支配構造⑪ 裏天皇の頂点は神官では?

<陸上自衛隊のマークにもなっている八咫烏>

<陸上自衛隊のマークにもなっている八咫烏>

裏天皇とは何か?その実体に迫って行きます。裏天皇は、市場を裏で牛耳る金主様というだけではなく、国体を継承する神官としての役割も担っていると言われています。最近の投稿を基に追求します。

にほんブログ村 経済ブログへ

 

●裏天皇一派の中心となった堀川勢力

岩倉・薩長政治連合に政権を譲った公武合体勢力は、維新後は在野で国体を支えることとなり、孝明の皇孫堀川辰吉郎を仰ぐ「堀川勢力」に発展しました。
堀川勢力の本拠は慶喜直参たちと、本願寺を頭とする京都寺社勢力でした。この護衛のための在野部隊として、黒田藩の政治結社玄洋社と、光格天皇以来皇統に仕える丹波大江山衆が、政体に代わって大陸・満州政策に尽力しました。

>在英ワンワールドの日本支部となった薩摩閥は堀川勢力の外郭を成し、実質島津藩の出先だった黒田藩の藩士結社の玄洋社が薩摩藩と堀川勢力の橋渡しをしていましたが、政府内で最も注目すべきは井上馨です。世間では長州閥と目されている井上は、実は長州閥と堀川勢力を橋渡しする立場でした。その一例が旧幕臣の渋沢・益田の登用厚遇です。後には井上は堀川辰吉郎の戸籍上の叔父となり、後見人をして勤めました。堀川勢力の中枢人物は孝明前帝で、ついで朝彦親王・徳川慶喜・岩倉具視・小栗忠順がそれに当たるでしょう。
<「明治維新の極秘計画」(落合莞爾著、成甲書房)>より引用

堀川勢力の実体で注目されるのは、京都寺社勢力と丹波大江山衆です。軍隊を動かし、天皇財閥を儲けさせるネットワークをつくるには、相当な組織力が必要で、大きな組織を統合するには相当な統合力が必要なはずです。そのような統合力を形成する上で、京都寺社勢力と丹波大江山衆といった宗教勢力が大きく関わっている可能性があります。

 

●裏天皇一派の頂点は神官では?

裏天皇一派の統合力はどのようにして形成されているのか?という観点で注目される投稿があります。

★八咫烏とはどのような組織か

神道に表と裏があるということは、天皇にも表と裏があることを意味します。われわれが目にする天皇は、もちろん表の天皇ということになります。

>明治時代以降の天皇は、表の仕事も非常に忙しいのです。明治時代において天皇は国家元首でしたし、民主主義になってからの現在の天皇は、外交儀礼や民間の行事などに関わり、古来の儀式を十分に行う時間がなくなってきています。

>そのため、皇位継承などの重要行事は別として、その他の神道行事については、裏天皇が天皇に代わって神道儀式を祭司として執り行うことが必要になってきたのです。この裏の天皇に率いられる組織が秘密組織八咫烏なのです。

>八咫烏――漢波羅秘密組織は、天皇の祭祀のいっさいを仕切るとともに自らも神道儀式を行うのです。

>専門家によると、秘密組織八咫烏の人数は数十人――推測では70人前後の規模といわれています。組織の一員として生まれたときから神道儀式全般、陰陽道、迦波羅を徹底的に仕込まれるのです。そして一生八咫烏の組織の一員としての使命を果たすといわれています。

>表の天皇は1人ですが、裏の天皇は3人で1人なのです。絶対三神が唯一神を形成するように3人で裏天皇を務めているのです。
天皇と裏天皇と八咫烏。彼らこそが日本と世界を操る最大の秘密組織なのか>より引用

 

表の皇室行事とは別に、裏天皇が表天皇に代わって神道儀式を執り行う八咫烏という秘密組織が存在するということですが、この秘密組織が天皇の祭祀のいっさいを仕切るとされており、八咫烏が表と裏を含めた天皇組織の頂点に立っている可能性があります。

堀川政略を実行してきた中心人物である朝彦親王は、新政府には加わらず、京都寺社勢力のネットワークの頂点に立つ伊勢神宮の最高祭主となり、明治15年に国家神道の神職を育成する神宮皇學館(私学)を設立しています。国体維持を担う裏天皇一派の頂点に立つのが神官であると考えれば、なぜ朝彦親王がそのような役割を担ったのかも辻褄が合います。

古代邪馬台国の卑弥呼の時代から、国を統合するうえでの頂点の位置に神官=シャーマンがいました。秘密組織の八咫烏は、神官=シャーマンの集団と考えられ、古代からの国体を継承する裏天皇一派の頂点に立っているのではないかと考えられます。

 

 

List    投稿者 yukitake | 2015-08-18 | Posted in 05.瓦解する基軸通貨No Comments » 

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.kanekashi.com/blog/2015/08/4419.html/trackback


Comment



Comment