2006-10-16

日本の未来・・安倍晋三でいいの?1【経済政策】

安倍政権の発足から半月以上経過しつつあります。マスコミの連日の北朝鮮報道で安倍長期政権の可能性も否めませんが、他方で、週刊誌等の安倍批判はなりやまず、大衆の支持は本当のところいまも貧弱なのいではないでしょうか?ネットでの闘いも続きます。ということで、
日本の未来・・安倍晋三でいいの?
と題して、しばらくシリーズでお届けしたいと思います。今回は経済政策編。

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  投稿者 postgre | 2006-10-16 | Posted in 10.経済NEWS・その他7 Comments » 

談合事件から見えるもの

最近、世間を騒がせている談合事件の報道を見ていると、あたかも談合が社会悪の根源であるような扱いである。談合が犯罪であることに異論はないのだが、社会的な影響力に関しては悪の根源となり得るのだろうか?

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  投稿者 postgre | 2006-10-15 | Posted in 10.経済NEWS・その他5 Comments » 

日本の技術力・米国の支配力

 日本の世界における技術的地位はどのあたりにあるのだろうか?

 総務省『世界の統計』によると、日本は技術貿易で輸出入とも米国がトップであり、それぞれ43.8%、72.2%を占めている。

 技術貿易とは研究・開発により得られた技術等(特許権,商標権,意匠権,ノウハウ,技術指導等)の提供・受入れに係る国際商取引。

 ということで、技術貿易のうち輸出額が大きいということは技術力で優位な立場にあり、輸入割合が大きい国があればその国の技術に対して依存をしているということだ。
 
 日本は技術輸入の3/4を米国に依存してる。

大丈夫か日本っ!! ヽ(゜Д゜(゜Д゜,,)ノオォォォ→☆☆

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  投稿者 kato | 2006-10-14 | Posted in 01.世界恐慌、日本は?3 Comments » 

預貯金を取り崩している消費の実態と景気回復の矛盾

マスコミでは景気回復などと報道されているが、どう考えても家計の実感とはかけ離れている。そこで、過去10年の家計消費(世帯支出)の実態を調べてみた。参照データはこちら→http://www.energia.co.jp/eneso/keizai/research/MR0606.pdf

 

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まず、世帯(家計)の消費支出は、’91のバブル崩壊以降に減速し始め、’97を境にそれまでの上昇傾向から横ばいに転じており、何とか消費レベル(=生活レベル)を維持しているという結果だと思う。(個人的な実感ベースは節約・節制=消費縮小ですけど・・・)。

 その消費支出の中身(お金の出所)はというと、別データ(リンク先の図表25参照)を見ると、実収入以外の収入が伸びている。これは過去一貫して増加しているのだけれども、預貯金の取り崩しや有価証券の売却、クレジットカードによる消費だ。

 さらに、預貯金の対前年増減データを見てみると、’98年を境に急激に減少しており、先の預貯金の取り崩し状況を表している。このデータは全世帯を対象としているので、世代別の状況はわからないが、預貯金の多い年配層では特にその実感は当てはまるのでは無いだろうか。預貯金の少ない若年層はクレジットカードによる消費傾向が強いであろうことは容易に予想される。

 これらのことから家計(世帯)は、’97〜’98年以降、クレジットカードや貯金等を取り崩しながら生活(消費)を維持しているのが実態だといえそうだ。ただ、特に欲しいものがあるわけではないので、いま生活に窮しているという感覚の人は少ないだろう。

 一部企業の収益改善はあるだろうが、生活実感とかけ離れた景気回復を謳われても、政治家や官僚の誤魔化しでしかないことは、大半の人は気付いているのではないだろうか・・・

家計は貯金を取り崩し、国は借金(国債)を増やしながらの景気回復(?)が実態であり、まさに上辺だけの幻想経済といえる。景気回復を謳わなければならないのは、そのことで身分(人気)を確保したいという政治家の保身でしかない。いったいどこまで誤魔化し続けようというのか。(by:コスモス)

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  投稿者 postgre | 2006-10-08 | Posted in 03.国の借金どうなる?8 Comments » 

もう一つの投機市場、商品市場(NY、ロンドン、東京)

世界の余剰資金(ファンド)は、株式市場、国債市場、為替市場だけでなく、商品市場(金、非鉄金属−銅やアルミ、穀物)にも流入し、実需を離れて、金価格、原油価格、銅価格を高騰させている。

2006年の春から夏にかけて、NY原油価格は、77ドル/バーレル、銅価格(ロンドン金属市場)は、8900ドル/トン、金価格(ロンドン金)は、630ドル/トロイオンスの最高価格まで上昇した。

3年前の2003年の数字と比較すると。

NY原油は   30ドル台 → 77ドル    2倍以上
ロンドン銅は 2000ドル台 → 8900ドル台 約4.5倍
ロンドン金は、 330ドル台 → 630ドル   約2倍

価格が2倍、4倍と沸騰するのは、1973年、1979年のオイルショック並である。
世界の景気回復や中国、インドの経済成長で実需が拡大しただけでは、やはり、この2倍、4倍の説明はできない。
明らかに、巨大な資金、利益を求めて、投機市場を駆巡るファンドが、この1年間、商品市場を動かしていると言えよう。

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ロンドン金市場(The London Bullion Market Association)の値動きと、投機資金の動きの一端を紹介しよう。
図は、ロンドン金市場の長期価格動向と2004年1月からの各月の価格動向である。
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以下、投機資金の動きは、田中貴金属工業の「貴金属市況」レポートからの抜粋です。

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  投稿者 postgre | 2006-10-06 | Posted in 08.金融資本家の戦略3 Comments » 

アメリカの没落を示す、もうひとつの評価

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世界経済フォーラムの2006年世界競争力ランキングで、上位常連の米国が6位に転落した。マクロ経済面の懸念要因が経済見通しに影を落とす結果となった。
リポートでは米国の巨額の国防関連支出、一層の減税計画、今後予想される医療・年金関連の長期的コストが財政を圧迫する可能性が指摘されていおり、グローバル企業から見てもアメリカの没落は明白なのだ。

ちなみに、順位は以下の通り。
’06年 ’05年 ’04年 
1位 (8) [8] スイス
2位 (1) [1] フィンランド
3位 (3) [3] スウェーデン
4位 (4) [5] デンマーク
5位 (6) [7] シンガポール
6位 (2) [2] アメリカ
7位 (12) [9] 日本
8位 (15) [—] ドイツ
9位 (11) [—] オランダ
10位 (13) [—] イギリス

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  投稿者 postgre | 2006-10-03 | Posted in 05.瓦解する基軸通貨5 Comments » 

意外!ヨーロッパが元気なのは何で?

「世界の国内総生産(名目GDP、構成比)」http://www.stat.go.jp/data/sekai/pdf/03.pdf
によると、世界のGDPは‘00年—311、403億ドル、’04年—400、880億ドルであり、4年間で28,7%の拡大。
世界に占めるシェアーをみるとちょっと意外な数字が目に付く。
(数字単位%、‘00/’04)
アジア 24,7/21、9(—2.8)。
 日本 15,2/11、5(—3,7)。
 中国  3,5/4,1、(+0,6)。
米国  31,4/29,1(—2,3)。
欧州  28,1/33,6(+5,5)。
ロシア   1,1/1,9(+0、8)。
豪州    1,4/1,8(+0,4)。
ブラジル  1,9/1,5(—0,4)。
昨今、中国やインド、ロシア、ブラジル等いわゆるBrics諸国の経済力の伸張が賑やかに喧伝されているが、まだまだ世界の中のシェアーとしては小さい。世界全体が00年から4年間で30%近く成長した中で、日本はバブルの後遺症で大きくシェアーを下げた。米国もマイナス(産業の空洞化のせい?)である。しかし旧態然とした成熟社会と思われているヨーロッパ諸国が実はシェーアーを大きく伸ばしている。これは一体どうみたらいいのでしょうか?
旧ヨーロッパ諸国が経済共同体として域内自由経済化を実現しつつある成果でしょうか?世界の冨がかつてのように日本・米国ではなく欧米に集まっていると見れなくも無い。国際資本を含めた今後の経済動向が注目されます。
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  投稿者 postgre | 2006-10-02 | Posted in 07.新・世界秩序とは?6 Comments »