2008-07-09

ロシアからの愁眉

日本政府筋によると、8日午後の福田康夫首相とメドベージェフ・ロシア大統領との会談で、2008年後半のプーチン・ロシア首相訪日が決まった。プーチン首相のほかイワノフ副首相、ラブロフ外相らの訪日と日露戦略対話の実施を決めるなど、政治対話の強化で一致した。また、領土問題解決の決意でも一致した。[北海道洞爺湖 8日 ロイター] 
 
G8サミットにデビューしたメドベージェフと福田の会談で、年内にプーチンを初めとするロシア首脳の来日が報じられました。心なしか日本に対するロシアの積極的な働きかけがあるように感じます。 
 
●メドベージェフ政権となり、いよいよ領土問題解決の道が開けるのか?
●領土問題は表向きの外交課題で、ロシア政府の真意は別のところにあるのか? 
 
日本とロシア 
 
今後の成り行きを遠望するため、現在のロシア経済状況を探ってみることにします。 
 
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石油輸出への依存から脱却を図ろうとしているロシア政府も民間企業も海外から投資をパッシブに受ける身ではなくなっている。経済を多様化し、国内製造業の強化の下でイノベーション・ベースに乗っ取った経済成長パターンの確保は、ロシアにとっては最重要な課題である。そのためには、日本が持つ優れたものづくりの技術やノウハウは、不可欠である。

井本沙織のロシア見聞録・第11回より 
 
上記のロシア経済状況に関連する財務省レポートを紹介します。 
 
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  投稿者 unkei | 2008-07-09 | Posted in 07.新・世界秩序とは?3 Comments »