2008-11-05

韓国の経済どうなる?①〜IMFの介入により、外資にのっとられた国内企業・金融機関〜

kankokubank_yoru.jpg

前回のアイスランドに続き、お隣の国『韓国』がヤバイ!!と聞いて調べてみることにしました。
『韓国の経済どうなる?』 弾として、1997年のアジア危機からIMF介入によりどのような体制変換があったのかを追ってみます 😀
1997年タイバーツ下落に端を発したアジア通貨危機で、外貨準備高がそこを尽きた韓国は、IMFに支援を依頼することになる。

アジア通貨危機とは?
危機はそう遠い昔のことではない。1997年7月、タイのバンコクを震源地とした「アジア通貨危機」は、インドネシア、マレーシア、韓国等に波及し、世界経済全体に深刻な影響を及ぼした。
一口にアジア通貨危機といっても、各国毎の事情はそれぞれ異なるが、共通していたのは、危機発生前の段階では各国ともに急速な経済成長に沸いており、海外からの資本も多く流入していたことだ。国内の旺盛な設備投資のために長期的に必要となる資金の多くは海外からの短期的な借入で賄われていた。加えて、国内投資のための「内貨」需要を「外貨」借入で賄うという、二種類のミスマッチが生じていた。また、海外からの短期性の銀行資金や証券投資など、比較的逃げ足の速い資金が、設備投資のみならず不動産や株式投資にも向かっていた。上述のミスマッチがある中で、何らかの要因により海外の貸し手による「信認」が損なわれると、国内銀行の貸出が不良債権化し、国内の金融システムが機能不全となり、経済全体が危機に陥る。しかしながら、そういった状況を下支えするだけの金融・資本システムはまだ整備されていなかったため、悪循環に陥り、さらに海外からの流入資金が引き上げることになった。こうなると、国としての外貨準備も底をつき、為替レートが急激に下落、外貨建債務の返済を迫られる企業は資金繰りに窮するようになる。これが起こったのが、1997年7月だった。その後、個別に事情はそれぞれ異なるものの、マレーシア、インドネシア、韓国へと波及し、アジア通貨危機と呼ばれる状況に発展していった。
http://www.jbic.go.jp/ja/special/international/001/index.htmlより引用

IMFはただで貸すわけではなく、1979年以降「融資の効果を阻害するような政治状態の国」には「政策改善」を条件にした融資を行うとされている。この韓国への融資も例外でなく、IMFから『構造調整計画(SAP)』を強要された。
その中身とは…。。。

(さらに…)

  投稿者 mihori | 2008-11-05 | Posted in 08.金融資本家の戦略8 Comments »