2010-04-17

「私権の失速・私権体制の崩壊」シリーズ(2)…私権の衰弱から性の衰弱へ

 
「私権の失速・私権体制の崩壊」シリーズ(1)…貧困の消滅から私権の衰弱へ からの続きです。
 
科学技術によって貧困を克服して豊かになった結果、誰もが私権を第一としては求めなくなりました。【私権の衰弱】=誰もが身勝手な私権を追求するようなことが無くなるのは人類にとってはたいへん望ましい事なのですが、市場や国家自体が私権の価値観で統合されていましたので、社会そのものが【根底から】崩れていくという誰も想像もできなかった事態に陥ることになってしまいました。
 
根底から】とは、単なる言葉の強調ではありません。【男女の性が衰弱するという人類がかつて経験したことのないほど根底的なところから】崩れていく、という意味だからです・・・(分かりますよね・・・セックスレス・・・ヒッキー・・・萌え・・・草食男子・・・)
 
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私権私権とは、私的権益あるいは私的権限を略したもの。人類史の過去3000年は財(金)、地位、異性(女)などの、全てが私権の対象となっていた。その結果過去3000年間は、誰もが私権の獲得=私権闘争に収束することによって統合される私権統合の社会となった。(正確には私権闘争は、力=私権の強いものに弱いものが従う序列原理によって統合される。)貧困が消滅して以降、私権を求める欠乏や私権価値や私権闘争は衰弱を続けている。 
 
応援よろしくお願いします。

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  投稿者 cosmos | 2010-04-17 | Posted in 09.反金融支配の潮流5 Comments »