2010-09-15

BRICs徹底分析〜ロシア編その4 プーチン大統領とロシアの国民意識

プーチン大統領の2期8年間の下、ロシアは国家破綻から経済・社会の再構築を果たし、大国としての自信を取り戻しました。

このプーチン大統領の政治は、欧米からは「独裁政治」、「KGB政権」とイチャモンを付けられていますが、ロシア国民は圧倒的な支持をしています。

今回は、BRICsシリーズ定番の『指導者分析』として、プーチン氏の生い立ち、KGBでの成長をみていきます。合わせて、プーチン氏を支持する「ロシアの国民性」についてもみてみます。

今回のキーワードは、プーチン氏とメドベージェフ氏が生まれ育った『サンクトペテルブルグ』です。ペテルブルグは、欧州列強に伍するまでに強大化する「ロシア帝国」を牽引したのです。

 
サンクトペテルブルグの絵図(ポップアップです)。中央の川中にある出島のような場所が旧海軍造船所です。左上の隅にあるのがピョートル大帝夏の宮殿です。

1.ロシア帝国の近代化を牽引したサンクトペテルブルグ
2.KGBとペテルブルグでリアリストとして成長したプーチン氏
3.強い国家指導者に収束するロシア国民

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  投稿者 leonrosa | 2010-09-15 | Posted in 07.新・世界秩序とは?3 Comments »