2015-05-08
米国覇権は終わっている① アジア投資銀行(AIIB)設立の意味
日本のマスコミしか見ていないと、未だに米国が世界の覇権国家だと思わされてしまいますが、客観的に世界情勢を分析すれば、もう米国覇権は終わっています。背景には、ロックフェラーの敗北、ロスチャイルドの勝利ということがあり、金貸し分析の視点を踏まえて言えば、もはや世界の常識と言ってもいいでしょう。
おそらく、世界の中でも未だに米国に追従することしかできないのは日本ぐらいのものではないでしょうか。マスコミが伝えない事実という観点から、世界の覇権移行を示すトピックスをいくつか紹介します。
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天皇という力の正体とは?(12)~天皇グループによる日本株式会社は、官僚主導による経済システムを推し進めた~
「戦後の日本の企業の歴史は「企業集団」の歴史である」とする。財閥解体によって、中心を持たない「財閥グループ」が形成され、その頂点に〈天皇家=宮内省〉複合体の「天皇グループ」が君臨した。この天皇グループが牽引する「日本株式会社」は、戦後の高度経済成長を成し遂げた。
ただし、この成長の背後には、アメリカ主導という現実があり、アメリカに従順な官僚・政治家による統制経済体制であった。
引き続き、『天皇財閥 皇室による経済支配の構造』から抜粋→転載します。
天皇という力の正体とは?(11)~財閥解体によって天皇を法人とする企業グループが誕生した~
引き続き、『天皇財閥 皇室による経済支配の構造』から抜粋→転載します。
財閥解体によって、財閥企業各社が法人となり、その企業群による「株式持ち合い」が日本企業の主流となった。
昭和20年11月、マッカーサー率いる連合国総司令部(GHQ)は特殊会社解体指令を発して、三井、三菱、住友、安田をはじめとする十五財閥の資産の凍結・解体を命令した。いわゆる「財閥解体」である。
(中略)
財閥家族に指定された56名は、保有株式を強制的に取り上げられ、一切の役員の地位にも就くことができなくなったのである。
(中略)
放出された財閥家族の所有株式は、一般の投資家の手に渡ったのではなく、傘下の企業が、「法人」として取得したのである。つまり、同じ財閥の下にあった企業が、仲間の株式を相互に所有するという事態が起こったのである。これを、「株式持ち合い」という。
株式持ち合いによって、戦前のようなピラミッド構造は崩壊した。そこでは「支配ー従属」関係はなくなり、文字通りに「持ちつ持たれつ」の関係となった。つまり、円環状の相互支配関係である。最終的な企業の所有者、つまり、オーナーがいなくなった状況が、戦後の日本企業の本質である。
「株式持ち合い」の企業群は、横の連携を強めると同時に、生産を担う実態のある法人としての企業への親近性が増して、会社本位の意識が形成される。
道徳と民族を破壊する4人の洗脳者④ スティグリッツ
金貸しの思想がいかに狂っているか、引き続き「世界を操る支配者の正体」(馬渕睦夫著、講談社)より紹介します。著者は道徳と民族を破壊する4人の洗脳者を挙げていますが、4人目として、グローバリズムの論客の一人で日本人にもよく知られている経済学者のスティグリッツを紹介します。
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天皇という力の正体とは?(10)~米軍基地駐屯は天皇とロックフェラー財団理事長によって決定された~
日本国憲法で天皇は「象徴」とされたが、政治的には実は「民間人」との見方は面白い。
敗戦後の米軍基地駐屯は実は「民間人」と化した天皇とロックフェラー財団理事長によって決定されたということです。
その後一環してロックフェラーが日本政府を支配してきたバックボーンに天皇の存在があったことがわかります。彼が来日の際には天皇に接見するのも、そうした歴史的な背景があったことが分かります。
引き続き、『天皇財閥 皇室による経済支配の構造』から紹介します。
昭和天皇は終戦後も日本を代表していた。このことは、憲法を解釈しただけでは理解ができない。日本国憲法の上では天皇は「象徴」であり、実質的な権力は削ぎ落とされたと考えられたからである。しかし、先述したように、実際には、天皇は権力を行使していたのである。
但し、天皇は、憲法上の地位が変わったあとは、「民間人」として外交に携わったのである。「民間」とは、日本政府の外交を担当する外務省などの官庁ではなく、「private」であるということである。プライヴェートの立場から、天皇は外交及び国政に影響を与え続けたのである。
そのことは、カウンターパートであったアメリカ側がそうであったことをみても分かる。
豊下氏が『昭和天皇・マッカーサー会見』のなかで書いているように、天皇とダレスの会見を取り持ったのは、『ニューズウィーク』誌の外信部長ハリー・カーンと、東京支局長パケナムという人物である。彼らは純然たる「民間人」である。ではなぜ、彼らが天皇とアメリカの交換であるダレスの間を取り持つことができたのだろうか。
戦後、天皇が「民間人」として外交交渉にあたっていたとは、驚きです。
道徳と民族を破壊する4人の洗脳者③ ジャック・アタリ
金貸しの思想がいかに狂っているか、引き続き「世界を操る支配者の正体」(馬渕睦夫著、講談社)より紹介します。著者は道徳と民族を破壊する4人の洗脳者を挙げていますが、3人目として、世界政府樹立を提唱するジャック・アタリを紹介します。
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道徳と民族を破壊する4人の洗脳者② ブレジンスキー
金貸しの思想がいかに狂っているか、引き続き「世界を操る支配者の正体」(馬渕睦夫著、講談社)より紹介します。著者は道徳と民族を破壊する4人の洗脳者を挙げていますが、2人目として、グローバル化が歴史の必然であると主張するブレジンスキーを紹介します。
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天皇という力の正体とは?(9)~終戦直後の象徴天皇と米国支配層
太平洋戦争に敗北し、天皇は戦前の“天皇財閥”のトップから「日本国の象徴」にその存在を変えた。私たちは現在、この「象徴=シンボル」という言葉の通り、何の力の実体も持たないけれど重要な存在という認識を持って天皇を見ている。
しかし、少なくとも戦後しばらくの間は、天皇は戦後の日本づくりに大きな影響を及ぼしていたようだ。
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道徳と民族を破壊する4人の洗脳者① アイン・ランド
金貸しの思想がいかに狂っているか、引き続き「世界を操る支配者の正体」(馬渕睦夫著、講談社)より紹介します。著者は道徳と民族を破壊する4人の洗脳者を挙げていますが、1人目として、利己主義を正当化する経済思想家であるアイン・ランドを紹介します。
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天皇という力の正体とは?(8)~仕組まれた太平洋戦争
前々回の記事で、満州にとどまらず中国に手を伸ばしたことが、日本を太平洋戦争に追い込まれてゆく根本原因になったと書いた。
一方、米国も日本との戦争を望んでいた。そして、日本が米国と戦わざるを得ないように追い込んでいき、真珠湾攻撃という、あたかも日本が突如、奇襲攻撃を仕掛けたような事態に持っていき、米国民の戦意を喚起した。つまり、太平洋戦争は米国が仕組んだ。
今回は、このことを示す各要人の発言を『天皇財閥 皇室による経済支配の構造』から紹介する。
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