2009-12-20

GDP信仰からの脱却2〜GDPとは「国内を流れたお金の総量」

第1回では、「GDPという経済指標は旧いのではないか」という問題提起を行い、その出所となった違和感や疑問点、そしてGDPを見直そうとしている世界経済界の動きを書いた。何より大きな違和感は、GDPの大きさが人々の活力や満足感を生み出さなくなっているということだろう。おそらく、戦後貧困の時代から高度経済成長の時代なら、GDPは日本人の活力をよく表す指標として機能していた。
2008年の日本の名目GDPの内訳。
図はこちらからお借りしました。(クリックで拡大)

では、GDPが次第に時代遅れになりつつあるとすれば、どのような点においてなのか?これを明らかにしていくため、まずはGDPの基本的な定義や計算式を数回のエントリーの中で押さえ、その中から本質を探り出してみたい。
いつも応援ありがとうございます。

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  投稿者 s.tanaka | 2009-12-20 | Posted in 01.世界恐慌、日本は?7 Comments » 

経済学って正しいの?12「政府紙幣(国家紙幣)でインフレはおきるか?」

皆様いつもブログ記事を見ていただいてありがとうございます。
今回は前回から紹介されている「政府紙幣(国家紙幣)」発行の影響について
詳しく調べてみたいと思います。
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ジンバブエ紙幣 この紙幣の山は100ドルの価値があります。
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  投稿者 warasi | 2009-12-19 | Posted in 07.新・世界秩序とは?4 Comments » 

『商品市場の背後に性市場あり』 その3 ・・・ 性権力を正当化する欺瞞思想=近代思想の正体

 
前回は、性市場の拡大過程で生産階級があたかも主人公であるかのように思い込まされるという『民主主義のペテン』について扱いました。
今日はその続きです。 前回は、こちら
 
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                    近代思想が心の充足を妨げている・・・
 
まずは応援よろしくお願いします。
 

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  投稿者 cosmos | 2009-12-18 | Posted in 07.新・世界秩序とは?4 Comments » 

世界経済破局への長い序章? 3.ギリシャ危機=欧州通貨ユーロの危機

ドバイ危機は、兄貴分のアブダビが、100億ドルの資金援助を行う事で、延命させそうです。
ドバイ危機が、中東欧諸国へと波及しました。 
 
危機をいわれているのが、ギリシャ、バルト三国(ラトビア、リトアニア、エストニア)、ブルガリア、ハンガリー等です。欧州東方拡大の波にのって、急激に資金が流入してましたが、リーマン・ショックを契機にして、今度は一斉に資金引き上げが起こり、金融危機に落ちいっています。 
 
この内、一番の注目国は、何処でしょうか? 
 
1.欧州通貨ユーロ圏の国家破綻危機、ギリシャ 
 
ギリシャですね。 
 
ギリシャは、1981年に欧州共同体へ加盟した。そして、欧州共同体が2001年に共通通貨「ユーロ」を導入した際に、自国通貨を捨て、ユーロへ切り替えた国家の一つです。 
 
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  ユーロのシンボルマーク 
 
ギリシャの国家破綻(ギリシャ国債のデフォルト)が起こると、それは、欧州通貨ユーロの破綻ともいえます。 
 
そこで、ギリシャ危機に対して、欧州連合委員会と欧州中央銀行がどう支援するのか。ギリシャにどのように苦い水を飲ませるのか、注目が集まっているのです。 
 
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  投稿者 leonrosa | 2009-12-17 | Posted in 10.経済NEWS・その他4 Comments » 

【需要発から供給発へ】3.活力再生需要に対しては、『供給者不足』

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【需要発から供給発へ】2.「役に立つ答えを探す事」が、社会活力の基礎構造に続く第3回です。
前回は、国家や学者,財界などが「消費=活力源」の固定観念と自らの立場に捕らわれて現実の「新しい需要」=「役に立つ答えを探す事」が社会活力の基礎構造になっているということが見えていない、ということを扱いました。
貧困を克服してしまった’70年以降は、いくら国家が国債を発行し資金を市場に大量投入したところで、物的市場は既に飽和限界をむかえており、需要<供給という供給過剰の構造から抜け出すことは、不可能な状況にあります。
そこで今回は、現実の社会を生きる人の視点に立って、物的需要に代わる「新しい需要=類的需要」「新しい活力源」となっていくということに目を向けて考えてみたいと思います。
「新しい需要」といっても、現状では市場の中でなかなかペイしなかったり、供給体制(人材育成)が整わない、制度的な制約がある等、新しい可能性として明確に顕在化されていないが故にまだまだ「潜在的な需要」に留まっている段階にあります。
しかし、これは供給側の体制が整いさえすれば、潜在的に眠っていた膨大な需要がいっきに顕在化され、新しい活力源へとつながっていく可能性を持っていることを示しています。
それでは、続きを読む前に、ポチッと!
いつも応援ありがとうございます。
以下、るいネットからの引用になります。
活力再生需要に対しては、『供給者不足』

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  投稿者 d0020627 | 2009-12-16 | Posted in 03.国の借金どうなる?7 Comments » 

ドルに代わる通貨システムは?〜10.金(ゴールド)高騰が意味するもの

gold.jpg金(ゴールド)が高騰している。今月初めには史上最高の1オンス1212ドルをつけ、ドル建てでは今年に入って約1.5倍、3年前からは約2倍の価格に跳ね上がった。ここ数日はやや売り戻しが起こっているが、これは年末の利益確定のためで、上昇基調は変わらないだろう。今後数年で、ゴールドの価格は5000ドルまで上がるという説すらある。
各国の経済状況が悪化して行く中、投資家のマネーが逃避先として現物資産に向かうのは当然だが、ゴールドは中でも特別な意味を持つ。古代以来永きに渡り万国に通用する貨幣として広く利用され、紙幣が主流になった後も金本位制という形で通貨価値を支えてきた存在だからだ。歴史上、多くの通貨が盛衰を繰り返す中、ゴールドだけはその高い交換価値を維持したまま現在に至っている。
現在のゴールド高騰は、新しい通貨システムの出現と何か関わりがあるのだろうか?
いつも応援ありがとうございます。

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  投稿者 s.tanaka | 2009-12-15 | Posted in 05.瓦解する基軸通貨4 Comments » 

宇宙船地球号パイロットのマニフェスト(3)                 人類が必要とする8万kWe、84万基のトリウム原子炉

第2回の枕にも書きましたが、次世代エネルギーを論じるに当って、人類が必要とするエネルギーの総量を、計数的にもイメージ的にも、時系列的にも、はっきりと把握することはきわめて重要です。このことをあいまいにしたまま、次世代エネルギーを定性的にのみ論じるのは、ともすれば夢想に終わりかねない危険を孕むものです。
エジソンによる電球の発明以来130年を経過した今に至るも、全人類の3分の1に当る22億人は、いまだかつて電力というエネルギーの存在を全く知らない非電化地域に住んでいるのです。この22億人(2050年には多分40億人)に電力を届けることは、筆者の最も切実な悲願でもあります。
ということで、3回目をお届けしますが、例によって今後の進捗を一覧にしておきます。バックナンバーについては、リンクになっています。
 1.「石油・ドル本位制」に代わる世界システムをつくる
 2.石油に代わる代替エネルギー資源としてのトリウム
 3.人類が必要とする8万kWe、84万基のトリウム原子炉(本稿)

 4.トリウム原発によるBOP優先の安価な電力供給計画
 5.トリウム・エネルギーが生むポスト・ドルの準備通貨「UNI」
 6.地域通貨「アトム」から国際準備通貨「UNI」への出世街道
 7.「見えざるカミの手」による布石か? シーランド要塞跡
 8.金融崩壊の今こそ、金融再生を担う新しい人材が必要
 9.工程表に従い、エンジニアリング企業とシーランドを確保
10.2050年の人口を基に策定したマーケティング・エリア
11.総額1680兆円の建設費を要するトリウム・エネルギー
12.トリフィン・ジレンマのない「アトム」だから「UNI」に出世できる
13.ケース・スタディとしての「朝鮮半島エリア」(上)
14.ケース・スタディとしての「朝鮮半島エリア」(下)

では始めましょう。その前に、クリックをお願いします。

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  投稿者 Dr. Done | 2009-12-14 | Posted in 07.新・世界秩序とは?11 Comments » 

GDP信仰からの脱却1〜プロローグ

Gross Domestic Product(国内総生産)。言うまでも無く、国の経済を計測する世界で最もポピュラーな指標である。これまで世界各国はGDPを最大化すべく経済成長を争い、国内の政府・マスコミは四半期ごとのGDPの上昇・下降に大騒ぎしてきた。20世紀は、GDPが国の力を表す最強のモノサシだった時代だと言える。

左は世界各国のGDPの構成比(クリックで拡大)

しかし、先進国では1970年頃から市場が縮小を始めていた。だからこそ、先進国は軒並み膨大な公的債務を増やし続け、実体経済ではなくカネがカネを生む金融資本主義が台頭してきた。その意味で20世紀後半は、役割を失いつつあった経済指標を盲目的に信奉し続けた“GDP信仰”の時代だったと言える。そして、昨年からの金融危機=この金融資本主義の崩壊で、先進国ではGDP縮小が不可避の事態となり、同時にGDPという指標そのものへの疑念の声も少しずつ上がり始めている。
新しいシリーズでは、「GDPという指標はもはや旧いのではないか?」という問題意識に立ち、その意味を改めて問い直してみたい。そして、これから確実に訪れる市場縮小の時代にふさわしい指標とはどういうものなのか、そのヒントを探ってみたい。

いつも応援ありがとうございます。

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  投稿者 s.tanaka | 2009-12-13 | Posted in 01.世界恐慌、日本は?5 Comments » 

「経済学って本当に正しいの?」11〜『 政府紙幣発行の可能性 』

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前回の記事『GDP信仰』に代る新しい可能性の引用文
『景気を回復させなければならない、というGDP信仰は、国家の借金を無限に増加させ、
無駄な経済活動を生み出すばかりでなく、人々の活力を衰弱させる。GDP信仰と、その
結果生み出された国の借金という概念を捨てて、新たに国家紙幣を発行するとともに、
人々の活力を生み出す活動・本当に必要とされる活動に、支援金を支払えばいい』と言う
所が印象的でした。
 
多くの庶民は既に『GDP信仰』から決別しており、潜在思念では実現可能性のある新しい
概念を求めている、と言う事です。
この視点で考えると『GDP信仰』⇒「国の借金が無限に増加」⇒「人々の活力衰弱」と言う
問題の答の一つとして「国家紙幣を発行」が提起されています。
 
今回はこの「政府紙幣の発行」の可能性を追求します。
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  投稿者 mukai | 2009-12-12 | Posted in 03.国の借金どうなる?9 Comments » 

『商品市場の背後に性市場あり』 その2 ・・・ 壊れた男女規範がもたらしたものとは?

前回は、市場発生⇒繁栄の背後に捻じ曲げられた性が存在していたことを扱いました。
今日はその続きです。
まずは応援よろしくお願いします。
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写真は母系集団のモソ族。表情が穏やかですね。これが本来の女性なのですが、、、

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  投稿者 ohmori | 2009-12-11 | Posted in 07.新・世界秩序とは?7 Comments »