2010-10-12

「活力再生需要を事業化する」19〜次代は共同体の時代!〜

「活力再生需要を事業化する」シリーズの第19回!
前回の記事では、豊かさが実現とともに、人々の期待(欠乏)が“モノ”から別のものに変っている現在の社会においては、企業が社会へ供給する中身もそれに応じて変化していかなければならないことを扱いました。そして今や社会は”モノ”ではなく、これからを導いていく活力の出る”認識”の供給とそのような認識形成の場を待ち望んでいることを明らかにしました。
前回の記事はこちら↓
シリーズ「活力再生需要を事業化する」18〜認識形成の場を供給していくことが、企業に期待されている〜
企業が社会へ供給する中身が変るということは、企業のあり方そのものも変えていかねばなりません。このような状況の中で、多くの企業が社内SNSなどの導入により社員の活力を引き出そうと体制変革に取り組んではいるものの、なかなかうまくいっていないのが現実のようです。
リンク→社内ネットの活用事例

最近も、ある企業の社内SNS導入プロジェクトの担当者から相談をもちかけられたのだが、やはり炎上が起きた時の対応方法をやたらと気にしている。よく話を聞いていると、どうやら経営層が気にしているとのこと。SNS自体を使ったこともない経営層にしてみれば、炎上だけ気になるのもしかたがないことなのかもしれない。
ところが、実際に社内SNSを導入した企業の担当者に話を聞いてみると、今度は炎上どころか利用する社員が少なくて困っているという相談を受けることが多い。いくら会社の方で利用するよう働きかけても、一向に利用率が上がらないのだという。
これは、社内SNSを導入している企業の成功事例として紹介されたこともある企業の社員に聞いた話だが、実際は言われているほど利用率は高くないということだった。理由は、今の若い社員は、ミクシィをはじめいくつかのSNSに登録している上、外でブログもすでにはじめているため、監視されていることがわかり切っている社内SNSになんか、今さら興味を示さないのだという。

そこで今回は、企業の体制を変え活力を生み出す基盤は、どこにあるのか考えてみたいと思います。
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  投稿者 d0020627 | 2010-10-12 | Posted in 未分類 | 3 Comments »