2012-01-15

2012年、新興国はどう動く?(1)プロローグ

正月のエントリーでも触れたように、今年は世界が大きく激動する可能性があります。米・欧といった前世紀の覇権国の衰退が明らかになり、ドル・ユーロという国際通貨システムも崩壊の危機に瀕しています。国家関係というレベルでも金貸しの覇権闘争いうレベルでも、世界の勢力図が大きく塗り替わってゆくでしょう。
 
これからの世界の行方を読む上で、欧米など先進国と同等以上に注目されるのが「新興国」の情勢です。先進国を足場にした金融支配体制が崩れ始め、金貸し勢力は新興国市場に生き残りの活路を見出そうとしています。新興国も、これまでの欧米主導の世界からイニシアティブを握るべく動きを強めるでしょう。
 
そこで、本シリーズでは、注目される新興国の最近の情勢から、金貸したちがどのように手を伸ばし始めているのか、新興国の民族派や反金貸し勢力はこれにどう対応しようとしているのか?を探りたいと思います。
 
いつも応援ありがとうございます。

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  投稿者 s.tanaka | 2012-01-15 | Posted in 07.新・世界秩序とは?3 Comments » 

『なぜ今、TPPなのか?』【7】中国はどう見ているか?

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前回はアジアのブロック経済圏について追究してきました。今回は、TPPに対して、中国は、どう見ているのかを探っていきます。
2010年、中国は、世界第2位の経済大国に躍進しました。そこで今回は、まず、中国貿易の実態、上海協力機構、中国人民元の動向について調べます。
その上で、今回のTPPに対して、彼らは、どのようなを立ち位置にいるのかを都合二回に分けて探っていきたいと思います。

その前に、応援宜しくお願いします。
       ↓

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  投稿者 orisay2 | 2012-01-13 | Posted in 08.金融資本家の戦略3 Comments » 

脱金貸し支配・脱市場原理の経済理論家たち(1)プロローグ

現在、世界経済は崩壊の淵に立たされています。実体経済から遊離し、国境を越えて膨れ上がったマネー経済は、21世紀に入ってその膨張限界を迎えて崩壊。何千兆円の損失は国家に押し付けられ、挙句の果てに米欧をはじめ全ての先進国で国債と通貨の暴落危機を招いています。国債経済とグローバル金融資本主義の終焉です。
 
しかし過去を遡れば、現在の危機的状況は、’80年代の日本のバブル、’70年代ニクソンショック、さらには戦後ブレトンウッズ体制の必然的な帰結でもあり、金融資本(金貸し)を頂点とし、市場原理によって動いてきた近代以来の経済システム全体が終焉を迎えているのだと考えられます。
 
こうした中、このような現代の経済システムに異議を唱えてきた過去〜現代の経済理論家たちの存在感が次第に増してきています。彼らはこれまで経済の世界では異端・傍流でしかありませんでしたが、世界経済が混迷の度を強める中で、その指摘の正しさが改めて見直されているのだと考えられます。
 
今回のシリーズでは、こうした脱金貸し・脱市場原理の経済理論家たちの思想や学説から、次代の経済システムのヒントを見つけてみたいと思います。
 
いつも応援ありがとうございます。

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  投稿者 s.tanaka | 2012-01-11 | Posted in 09.反金融支配の潮流150 Comments » 

北朝鮮、これからどうなる?② 〜国際関係−瀬戸際外交〜

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北朝鮮、これからどうなる?① 〜傀儡政権として出発した金日成が、権力を掌握していく過程〜
に引き続き、今回は、国内の政敵を粛清・駆逐して権力を掌握した金日成が、どのようにしてソ連、中国、アメリカといった大国の間で立ち回ったのか、国際関係に焦点を当てていきます。
北朝鮮はロシア(ソ連)、中国、アメリカという大国との間で経済協力や様々な便宜を引き出してきました。その特徴は「瀬戸際外交」と言われています。アメリカには「ゆすりたかり外交」と呼ばれているようです。
こうした、外交の切っ掛け(発端?)となった事件が「プエブロ号」事件です。
いつも応援ありがとうございます
 

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  投稿者 bonbon | 2012-01-09 | Posted in 10.経済NEWS・その他400 Comments » 

エネルギー市場はどうなっている?(15) 〜脱金貸し支配に向けて日本はどのような国際関係を構築すべきか〜

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「エネルギー市場はどうなっている?」シリーズは今回で最終回となりました。

前半はエネルギー市場をとりまく覇権闘争に着目し、ロスチャイルドに追い込まれるロックフェラーや、新興勢力として急速に台頭し、今や覇権獲得を狙うまでに至ったロシア・プーチンらの支配構造を解明してきました。

後半では金融破綻〜リセット後、金貸しの再支配に対抗するために、日本の資源・エネルギー戦略はどうあるべきかを考えてきました。

「(12)エネルギー自給の可能性とそれを阻む壁は何か?」では日本がエネルギー自給率はどこまで上昇させられるかを検討し、メタンハイドレードが採掘できれば、「(13)〜エネルギー消費ダウンサイジングの可能性」でエネルギー消費は約半減できるとの結論と合わせ、40年は自給可能という結論となりました。

そして、自然エネルギーを活用する「(14)〜純国産エネルギーの実力〜」では日本には世界一を誇る技術もあり、実現されればエネルギー問題も一気に解決する可能性も見えてきました。
しかし、技術開発や領土問題など未明課題も残り数年内に完全自給に移行できることは相当厳しい状況です。また、金融破綻〜リセット後の米国の没落は、世界の秩序そのものを塗り替えることになり、戦後ほぼ一貫して従米一色でやってきた日本のエネルギー政策にも大きな転換を迫ることになります。

「エネルギー市場はどうなっている?」シリーズの最終回、今回はこの世界情勢の中、今後日本が資源・エネルギーの確保に関して協働できる国はあるのか、どのような関係を築いて行くのかを考えます。

いつも応援ありがとうございます m028

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  投稿者 tsuji1 | 2012-01-08 | Posted in 01.世界恐慌、日本は?, 07.新・世界秩序とは?41 Comments » 

2012年、世界はどうなる!?〜(2)最新書籍はこう読む!−アメリカどうなる!?〜

最新書籍3誌が、これからの世界経済をどう読んでいるか?をテーマにした
『2012年、世界はどうなる!?〜(2)最新書籍はこう読む!−ユーロどうなる!?〜』
は読んでいただけましたか?
 

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第2弾の今回は、アメリカがどうなるか!?を軸に、各書籍の本文を引用、一部要約させていただきながらご紹介いたします
 
※前回記事でご紹介しました『メルトダウンする世経済 闇の支配者と「金融大戦争」のカラクリ』は、あまり大きく触れられてなかったので、今回はそれ以外の2誌のみのご紹介とさせていただきます。
 
今年もよろしくお願いします
いつもありがとうございます

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  投稿者 mikan | 2012-01-07 | Posted in 05.瓦解する基軸通貨543 Comments » 

『なぜ今、TPPなのか?』【6】世界に広がるブロック経済圏の現状③:アジア

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<画像はこちらからお借りしました。>

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
さて、『なぜ今、TPPなのか?』シリーズですが、前回は北中米・南米のブロック経済圏について追究しました。
そこで今回は、【6】世界に広がるブロック経済圏の現状③:アジア ということで、アジアのブロック経済圏に焦点を当てます。
ブログ応援よろしくお願いします。

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  投稿者 fujita | 2012-01-06 | Posted in 07.新・世界秩序とは?467 Comments » 

2012年どうなる!?厳しい経済情勢を乗り越える可能性 共同体企業ネットワーク

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あけましておめでとうございます。みなさん幸多き年となりますように。今年もよろしくお願いします。「2012年どうなる?」をテーマに、今日は厳しい経済情勢を乗り越えていく可能性について、考えていきたいと思います。

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  投稿者 tani | 2012-01-04 | Posted in 01.世界恐慌、日本は?228 Comments » 

2012年、世界はどうなる!?〜(2)最新書籍はこう読む!−ユーロどうなる!?〜

みなさんこんにちは!みかんです 新年、明けましておめでとうございます
本年も、当ブログ『金貸しは、国家を相手に金を貸す』をよろしくお願いいたします。
 
年末から年始にかけて、ユーロ問題で動きがありましたね。
ユーロは? 米ドルは? これからどうなるの? ということで、
新年 3日目の本日は、最新書籍が予測する「2012年どうなる!?これからの世界経済☆」をお届けします。
私たちが注目した最新書籍はこの3冊です
『メルトダウンする世界経済 闇の支配者と「金融大戦争」のカラクリ』著者 ベンジャミン・フルフォード 氏
『メディアが出さない世界経済ほんとうの話』著者 田中宇 氏
『「金・ドル体制」の終わり もうすぐ大恐慌』著者 副島隆彦 氏
 

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どれも11月下旬〜12月に発行されたばかりの最新書籍です。 
いったい3氏はどのように予測しているのでしょうか!?
①ユーロどうなる!?②アメリカどうなる!?③世界経済どうなる!?という軸で、各書籍の本文を引用、一部要約させていただきながらご紹介いたします。
  
まず本日は、「ユーロどうなる!?」です   
続きを読む前に、応援よろしくお願いします
本年もありがとうございます

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  投稿者 mikan | 2012-01-03 | Posted in 05.瓦解する基軸通貨558 Comments » 

2012年、世界はどうなる!?(1)今年の注目ポイント

明けましておめでとうございます。
本年も『金貸しは、国家を相手に金を貸す』をよろしくお願いします。

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2011年は、東北大震災、福島原発事故を筆頭に、アラブ世界の民主化運動、NYデモ、ユーロ危機など、世界を大きく変えるような出来事が立て続けに、しかし断片的に発生しました。
 
2012年は、これらの出来事が一つの大きな流れ、まさにこれまでの世界の枠組みを変えてしまうような大変動へと収斂していく予感もします。そして、世界はどこへ向かって動いていくのか?年末にも記事にした2011年の出来事を踏まえ、今年の注目ポイントを考えてみたいと思います。
 
今年も応援よろしくお願いします。

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