2012-12-06

『世界経済の現状分析』 【8】中国、新体制・習近平でどうなる?

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中国共産党は11月15日、党総書記に習近平国家副主席を選出しました。
習近平は軍トップの党中央軍事委員会主席への就任も決まり、党と軍の権力を同時に掌握しました。今後、来年3月、国家主席に就任し、これに伴い胡主席は引退します。
当初、胡主席は、今までの鄧小平や江沢民と同様に、軍のトップはしばらくは譲らないだろうとの意見もありましたが、全ての権力を次期・習近平に渡したことになります。
米中関係、尖閣諸島問題、南沙諸島問題と、経済的に力をつけた中国は周辺諸国に対しても今まで以上に強硬姿勢を強めています。
習近平・新体制の中で、今後の中国はどうなるのでしょうか?
今日は、この視点で、調査を進めます。
過去の『世界経済の現状分析』シリーズの記事は以下を参照。
【1】プロローグ
【2】米国経済の現状(ファンダメンタルズ)
【3】米大統領選の分析その1(両候補の政策の違い)
【4】米大統領選の分析その2(両候補の支持層の違い)
【5】米大統領選の分析その3(米大統領選の行方?)
【6】中国経済の基礎知識
【7】中国経済の現状(ファンダメンタルズ)
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  投稿者 yooten | 2012-12-06 | Posted in 未分類 | No Comments » 

大恐慌の足音・企業は生き残れるか? 第1回 〜パナソニック〜

今年の春以降、パナソニック・シャープ・ソニーの三大家電企業の経営危機、日本通販の民事再生法申請、スズキ米国法人の連邦破産法申請など、日本企業経営不振や倒産のニュースが再び目立ち始めています。リーマン・ショック以来進んできた急激な市場縮小が、実体経済を遂に崩壊させ始めたと考えられます。もし、そうだとすれば、これから2013年3月の決算、さらには来年度、再来年度に向けて、多くの日本企業が極めて厳しい情勢に追い込まれていく可能性があります。そこで、今回のシリーズでは、有価証券報告書(決算報告)をもとに、幾つかの上場企業の経営状態に焦点を当て、今後どのような事態が予想されるのかを探ってみます。
今回扱う企業は、“経営の神様、松下幸之助”も嘆きそうな「パナソニック」です。

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画像はコチラ

「普通の会社ではない」パナソニック社長、巨額赤字に厳しい表情(2012.10.31)

パナソニックは31日、平成25年3月期の連結業績予想を大幅に下方修正した。世界的な景気減速でデジタル家電など、ほぼ全ての事業分野で当初の販売計画を下回る。
(中略)
 同日発表した24年9月中間決算も最終損益が6851億円の赤字(前年同期は1361億円の赤字)となり、中間期として過去最大の赤字。25年3月期の配当は見送る。無配は昭和25年5月期以来、約63年ぶり。
(中略)
平成25年3月期の売上高は前期比7・0%減の7兆3千億円の見通しで、8千億円下方修正したが、「下振れ要因の8割がデジタル家電」(津賀社長)という。テレビの年間販売計画も、1250万台から900万台に引き下げた。

いつも応援ありがとうございます

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  投稿者 MITA | 2012-12-05 | Posted in 01.世界恐慌、日本は?No Comments » 

日本史から探る、脱市場の経済原理(3)〜徴税制度から民間流通へ、市場・商人の誕生〜

 前回記事の徴税制度、租庸調は国内での物品流通を活発化しました。これによって市場が始まり、商人の原形が生まれ始めたのがこの時代です。今回の記事では主に8〜9世紀のその一連の流れを繋ぎながら、商人の誕生について焦点を当てていきます。
 いつも応援ありがとうございます。
 
参考図書:「古代史の論点③都市と工業と流通」田中琢 金関恕
       「日本流通史」石井寛治

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  投稿者 KUSANO | 2012-12-04 | Posted in 未分類 | No Comments » 

【幕末維新の代理人】 <エントリーNO4>幕末の下級武士たちを突き動かした役割不全と私権不全

 ペリー来航を契機として、日本は尊皇攘夷が進んだと考えている人が一般的に多いとは思いますが、実はその前から、江戸時代中期くらいから、江戸幕府の現体制についてこのままででは発展できない、もしくは衰退していくのではないかという不満を持つ階級がではじめてきます。それはおもに下級武士という階級でした。
  
 江戸中期という時代は、平和に時代になり、商業が発展しつつある中で、上級武士が江戸という都市において参勤交代で消費・放蕩贅沢をしはじめ、借金をしはじめるころでした。年貢という限られた収入しかない(私権不全)、武力という役割の必要がなくなった(役割不全)武士階級のなかで、下級武士はもっとも発展が閉ざされることになり、これで良いのかという想いが芽生えはじめ、和訳された西洋書物などの紹介という蘭学の発達のなかで理論収束しはじめる人材が登場してくるのです。
 また商業が発達するなかで、西洋書物などの影響で商業に携わる人材からも理論収束しはじめる人材が登場し、農業からも一部登場します。
 幕末の英雄は、坂本龍馬や岩崎弥太郎などの下級武士たちです。彼らが、金貸したちの思想に傾倒していく条件が江戸時代中期以降の背景にありました。その時代、下級武士たちに役割不全と私権不全が芽生えていたのでした。今回はその時代背景について考えたいと思います。
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画像の確認
画像は、金貸しは国家を相手に金を貸す:世界の闇の支配勢力から日本の支配史を読み解く【歴史No.8 江戸時代とは武力支配から資力支配への移行期だった】
 より
というわけで、今回は、
『幕末維新の代理人』、<エントリーNO4>「幕末の下級武士たちを突き動かした役割不全と私権不全」 です!
シリーズ【幕末維新の代理人】では、海外の金貸しに手を貸した日本の代理人(エージェント)に焦点を当てて、現代も続く金貸し支配の構造を明らかにすることを目的として特集しています。

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  投稿者 norio | 2012-12-03 | Posted in 08.金融資本家の戦略No Comments »