2009-08-13
政府紙幣の追求によって見えてきた「貨幣システム」の問題性
日銀の弱体化、政府紙幣シリーズを通して、今後の追求ポイントが見えてきましたので、これまでの流れを今一度整理してみます。
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未曾有の経済危機に直面し、中央銀行である日銀はこの事態に対処しようと積極的な政策に出た。
しかし、いくら政策金利を下げ、公開市場操作をしたとしても、肝心の銀行が必要な貸し出しを行わないため、景気は浮上しないままである。
もはや日銀の打ち出す金融政策が、市場で機能しないことが明らかになっている。
一方で、日本の豊かさ実現以降、縮小する市場をムリヤリ拡大させるために、国家が借金してきた額は地方債含めて900兆円に上る。金利負担だけでも30年間で実に275.3兆円もの負担を強いられているのだ。
そこで私達は、既に金融調整能力を失いつつある日銀と、国家に借金が生まれるシステム=中央銀行制度に問題意識を持ち、であれば、日銀を無用化し、政府(国家)自ら通貨を発行すれば良いのではないか?と考え、「政府紙幣」を追求することにした。
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※写真はsemiconductor INTERNATIONALからお借りしています。