2010-05-23
BRICs徹底分析〜中国編その1.中国市場の拡大と日本の対中輸出は?
世界経済の成長が行き詰まっている。
2008年に生じたリーマンショックを引きずっている米国、2010年ギリシア救済問題を抱えた欧州、米国・欧州に引きずられている日本、かつて20世紀の経済成長を牽引してきた日・米・欧3極それぞれが大きな問題を抱え込み、各国の経済成長は伸び悩んでいる。
そうした世界情勢の中、今もこれからも成長すると言う視点で注目を集めているのがBRICsである。
BRICsとはB(ブラジル)、R(ロシア)、I(インド)、C(中国)の4カ国を示す。
米国の証券会社ゴールドマンサックスが名付けたのが語源である。
今もこれからも成長すると言う視点で注目を集める理由は、大きく下記のように集約される。
(1) 国土が広大で、天然資源が豊富である。
(2) 人口が多く、市場として有望である。
(3) 人口が多く、若い労働力が豊富である。
(4) 労働力単価が安く、低コストで製品を生産できる。
このシリーズ(BRICs徹底分析)では、各国の情勢を徹底分析し、弱点構造は有るのか無いのか?弱点構造が有る場合、弱点はどんな構造なのか?今後はどうなってゆくのか?予測も含めて弱点構造に焦点を充ててみたいと思う。
シリーズの最初は、何と言っても注目度NO1、この5月には上海万博を開場した中国を扱う。成長著しい中国も、弱点構造は幾つか抱えている。これらの分析を3回で明らかにしてみたい。
中国編その1.中国市場の拡大と日本の対中輸出は?
中国市場の成長が著しい。日本の貿易輸出国NO1、対中関係の今を知る!
中国編その2.中国の格差問題の本質は?
地域による格差、都市と農村の格差、個人所得の格差、格差問題の本質は?
中国編その3.指導者交代と経済危機は?
過去の歴史は指導者の交代と経済危機が連動していたことを物語る。今回は?
それでは中国編その1.中国市場の拡大と日本の対中輸出は?をスタートしたい。
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