2010-06-03

日本の税システムを考える−8 一般取引税で社会が変わる!?(2)

こんにちは。
このシリーズは「一般取引税を導入して夢のジパングへ」という論文を参照し、ここで提唱されている一般取引税の主旨について紹介しています。
この論文で提案している一般取引税(ジェネラル・トランザクション・タックス)とは、商取引(ここでは一般的な「通貨の移転」の意味に拡張して用いる)の決済の時点で決済にかかる金額に一定の税率をかけて徴収する課税方式のことを指しているので、広義で言われる一般取引税とは若干意味合いが異なっています。
この一般取引税の概念を用いて、これまでもいくつかの税制案が提唱されました。それは提唱者によって多少の差異がありました。
この論文で提唱されているシステムは【電子的実取引税】と呼ばれ、これまでに提唱されてきた一般取引税(トービン税、ファタ議員税、APT税)の問題点を克服した実現性の高いものになっています。
回は、これまで世界で提唱されてきた一般取引税【トービン税】【ファタ議員税】【APT税】を紹介し、それらの問題点について考えていきたいと思います。
いつも応援ありがとうございます。

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  投稿者 heineken | 2010-06-03 | Posted in 03.国の借金どうなる?10 Comments »