2010-08-11

BRICs徹底分析〜ブラジル編その4 石油輸出国に転じたブラジル、それを担う国策会社ペトロブラス

BRICs徹底分析、ブラジルシリーズも第4回となります。 
 
第1回は、オリンピック、ワールドカップ開催国に沸く新世紀ブラジル
第2回は、セラード開発と農業大国への道
第3回は、世界一の鉄鉱石資源を扱うブラジル巨大企業ヴァーレ社
を紹介してきました。 
 
第4回は、資源大国ブラジルの注目度をさらに高く押し上げた石油資源とブラジル企業について紹介します。 
 
『世界3位の埋蔵量330億バレルの大油田発見か』  
リンク 
 
この記事は、2008年4月15日ブラジル石油監督庁理事アロルド・リマ理事により発表され、世界を驚かせました。 
 
『サントス海盆のパン・デ・アスーカルと呼ばれる地域内の鉱区BM-S-9で、埋蔵量が330億バレルに達する世界3位の可能性がある大油田を発見したと発表した。
世界の巨大油田としてはサウジアラビアのガワール油田の埋蔵量が750億バレルから830億バレル、クエートのブルガン油田が660億バレルから720億 バレル、昨日発表されたBM-S-9が330億バレルでヴェネズエラのボリヴァール・コアスタウ油田の320億バレルを抜いて世界3位の油田となる可能性 がある。』 
 
という発表内容です。 
 
長い間石油輸入国であったブラジルは、2006年石油自給体制を整え、さらに石油輸出国に転じ、(石油資源の少ない)石油消費国から注目を集めています。 
さらに、次々と発見される海底(深海)油田の埋蔵量は(その量という点で)群を抜いています。 
 
 photo_05.jpg 
 
1.石油輸出国に転じたブラジル(ブラジル石油事情はどうなっている?)
2.それを支える国策会社ペトロブラス(知られざる国策会社、今の現状は?)
3.伸び続ける投資意欲(成長著しい企業、投資意欲も拡大基調) 
 
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(さらに…)

  投稿者 hassii | 2010-08-11 | Posted in 07.新・世界秩序とは?7 Comments »