2010-08-13

『ユーロ発国家財政危機の行方』10.まとめ〜ユーロ危機から見えてきた欧州支配勢力と金貸しの意図

22日、オバマ政権は「米金融規制改革法」に調印し、金融規制の他、各金融機関の監督と消費者保護をFRBが担う体制がスタートしました。しかしその中身を見てみると、工程表をのんびりと作りデリバティブ等の規制は先延ばしされ、「FRBの権限強化」だけが目につきます。
一方で欧州勢力のお膝元であるドイツ・フランスについては、具体的な国債空売り規制やディバティブ規制等、実質的な金貸し規制がすぐに動き出しました。
アメリカとEU・ユーロ圏、この動きの違いは何故なのか?
今回は、『ユーロ発国家財政危機の行方』シリーズの最終回として、ユーロ危機から見えてきた欧州支配勢力と金貸しの意図について、8月10日に行われた「なんでや劇場:金貸しとその手先(特権階級)の思惑は?」
での分析を加え、追求していきたいと思います。
これまでの『ユーロ発国家財政危機の行方』シリーズ記事。
0.プロローグ
1.ギリシャ問題・PIIGS問題とは?
2.小国ギリシャの危機がなぜユーロ危機につながったか?
3.地域共通通貨「ユーロ」の弱点構造
4.ギリシャ暴動とその他の国の状況から国家・市場の統合限界が見えてくる
5.世界バブル崩壊が資本主義の総本山、欧州を襲う
6.【英米(金貸し勢)が作ったアメリカに対抗して作られたEU】
7.世界を牛耳る、支配勢力・闇勢力の暗闘はどうなっているのか?
8.崩壊に向かう金融市場
9.欧州支配層(影の支配勢力)の動きは?
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(さらに…)

  投稿者 yooten | 2010-08-13 | Posted in 未分類 | 12 Comments »