2022-10-11
新エネルギー ~合成燃料の可能性と世界経済への影響~
現在、環境問題の観点から再生エネルギーへの関心が高まっている。
特に、火力発電に使われている化石燃料を、燃焼時に排出される二酸化炭素の対策だ。そのため、燃焼させても二酸化炭素を排出しない水素やアンモニアに置き換えようという動きが強まっている。しかし、長距離を移動する航空機や大型輸送トラック、船舶などの電動化や水素化は電池の高性能化やインフラの整備、リサイクルの問題など多くのハードルを越えなければならない。そのため一部の用途については、まだしばらく、ガソリンやジェット燃料など液体燃料が必要になると予想されている。
そこで、現在注目されているのが合成燃料だ。
ロシアの「対世界」戦争 ~資源・経済・認識闘争~
ウクライナ開戦から半年が過ぎ、膠着状態が続くのかと思ったら
9月中旬のウクライナの攻勢?とロシアの動きから状況が大きく変わってきた。
同時にロシアから世界のアメリカ従属国へ向けての強いメッセージが繰り返し発せられている。 (さらに…)
BIS(国際決済銀行)から各国・地域の中央銀行への号令

画像はこちらからお借りしました
米国をはじめ、世界的なインフレが進んでおり、各国・地域の中央銀行の多くは、インフレ抑制のためとして、金利を上げる方向に舵を切っている。
そして、この各国・地域の中央銀行に対して、インフレ→スタグフレーションの抑制への行動をとるように号令をかけているのが、世界決済銀行(BIS)である。
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ノルドストリームでガス漏れ、背景に何があるのか
マルタ騎士団の指導者解散、エリザベス女王の死去…など、世界では大きな出来事が起きています。
最近ではプーチン大統領が新たに兵力30万動員、加えて核での威嚇。
そして9/28には、ロシアとドイツを結ぶ海底の天然ガスパイプライン、ノルドストリームでガス漏れ。
原因をめぐっては様々な憶測が飛び交っていますが、デンマークのフレデリクセン首相、スウェーデンのアンデション首相は会見で「おそらく意図的な行為 破壊工作だろう」という見方を示しています。
今回のパイプライン爆発の背景を見てみましょう。
各国の中央銀行 債務超過事例 ~日本がとるべき選択は~
当ブログでは過去、中央銀行の基礎構造(リンク)や力の根源(リンク)、教科書に載らない歴史背景(リンク)など、
あまり知られていない中央銀行制度の構造について扱ってきました。
日本の中央銀行である日本銀行も国債買入が続き、「日銀破綻」も現実味を帯びているのではないか。という声も出始めています。
そこで今回は、世界の中央銀行の債務超過他の事例を調査してみます。
円安の構造とドルの行方
円は3月からドルに対して25%下落。
直近で、FRBの利上げ、スイス・イギリスも利上げが予定されており、円安がさらに進む可能性が高い。今後を見るために、円安が進む構造について以下整理してみた。
★円安への構造的変化と外為の変動要素
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日銀のB/Sと収益分析2
日銀のB/Sと収益分析1 の続きです。
しばらくしつこく中央銀行の分析やってます。今後のドル・円の行方と金融勢力の動きを占うために。
“日銀のB/Sと収益分析1”では、現在のB/S(バランスシート)の分析を行いましたが、
現在地点だけではなく、もう少し健全だった時代と比較する必要があります。
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FRBの利上げの目的~インフレ抑制は二義的か?
米国FRB(米連邦準備制度理事会)のパウエル議長は、収束の目途が立たない米国内のインフレ状況に対し、2022年8月26日に米国で開催された経済シンポジウムでの講演で、「景気を犠牲にしてもインフレ退治をやり抜く」という趣旨の発言を行った。
その結果、ドル高に拍車がかかり、日本でも9月7日の東京外国為替市場で1ドル144円台(1998年以来の円安水準)に突入している。
このFRBの金利政策により、米国内のインフレは解消されるのだろうか。そもそも本当にインフレ抑制が最大の目的なのだろうか。
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日本が選ぶのは地獄①か地獄②か
長く続く日本のインフレ、回復しない円安。
日本のこの状況に対して日銀はどう考えているのでしょうか。
どの様な対策を取ろうとしているのでしょうか。
日銀のB/Sと収益分析1
円安が進んでいる。ついに140円台に突入。
日銀は、金利を0.25%以下に抑え込もうと必死。
一方でFRBはインフレを抑え込むためと称して、順次金利を上げることを発表している。
今後円安はどの程度進むのか?何故日銀は金利を上げられないのか?
それを読み解くためにも、日銀のHPより公表数値から、基礎データについて分析を試みた。
元データ:
日銀のバランスシートB/S:リンク
日銀の年度別会計決算:リンク
日銀のマネーサプライ:リンク
●日銀のB/S・収益分析 (さらに…)