2022-09-02

中央銀行 基礎構造と日銀の禁じ手

ユーラシアを筆頭に新たな経済システムの検討が進んでいますが、「改めて中央銀行の歴史を振り返ってみよう。」という記事の第2弾です。(第1弾はこちら
今回は、日本銀行に焦点を当ててみたいと思います。
簡単な歴史は前回記載しましたが、まずは一般的に言われる役割から。国債大量買入れのリスクに迫ります。
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  投稿者 motiduki | 2022-09-02 | Posted in 05.瓦解する基軸通貨No Comments » 

「実質金利」とは何か?実質マイナス金利が引き起こすこととは

米実質金利の低下、株高招くといった記事を時々目にする。
この実質金利とは何か、また実質金利がマイナスなのは何が問題なのか、、、

実質金利とは何か?

実質金利とは、物価上昇率を勘案して見た金利のことです。金融機関の店頭などに表示される預金金利など私たちがよく目にする金利から予想される物価の変動率を差し引いたものです。

「実質金利=名目金利-期待インフレ率」

※名目金利は10年物国債の利回り

※期待インフレ率は市場の予想物価上昇率(ブレーク・イーブン・インフレ率=BEI)

赤線が10年物の国債利回り、青点線が10年物のBEIで、一番下段の青点線がその差である実質金利となります。

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  投稿者 okuno-s | 2022-09-01 | Posted in 05.瓦解する基軸通貨No Comments » 

FRBの国債引受→通貨発行益増大がアメリカの国力を衰弱させている

米国ではFRBが中央銀行の機能、通貨発行を担っているが、政府機関ではなく民間出資によって成立している銀行であることは周知の事実である。
民間である以上は収益を上げていくことが不可欠だが、何を最大の収益としているのだろうか。
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  投稿者 nisi-hid | 2022-08-29 | Posted in 08.金融資本家の戦略No Comments » 

Bankの起源=通貨「グルデン・バンコ」と「デル・バンコ一族」=

みなさんは【Bank(銀行)】の語源について、由来を知っていますか?

日本銀行のHPによれば、Bankの語源は、12世紀頃、当時世界の貿易、文化の中心地であった北イタリアに生まれた両替商(銀行の原型といわれている)が、両替のために使用した「BANCO」(長机、腰掛)とする説があります。

が、実はロンドンとチューリッヒで金の現物取引をする「デル・バンコ一族」が語源ではないか。とする説があります。※下記【デル・バンコ一族の凄い実力】を参照。

 

1609年に設立されたアムステルダム銀行では【グルデン・バンコ】という通貨単位が使われていました。

※下記【中央銀行の起源=アムステルダム銀行=】を参照。

 

今回はBank(銀行)の起源に迫ります。

 

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  投稿者 y-kana | 2022-08-24 | Posted in 10.経済NEWS・その他No Comments » 

中露主導の拡張BRICSによる経済圏構築、新国際決済通貨(バスケット通貨)導入へ

いよいよ中露主導・BRICSによる経済圏構築と、ドルに代わる国際決済通貨が動き出している。

以下の記事にあるように、この通貨は、様々な評価基準(各国の人口や領土)に基づく通貨バスケットと商品や資源に基づく価格インデックスに基づくバスケットから構想されている。私有銀行である中央銀行システムに代わる、各国の力を総合化した画期的なシステムとも見られる。

 

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  投稿者 inoue-hi | 2022-08-18 | Posted in 05.瓦解する基軸通貨No Comments » 

中央銀行 教科書には載らない歴史背景(日銀)

金融政策など、国の経済を左右する中央銀行ですが、教科書に載っているその歴史と、
表には出てこない歴史とがありそうです。
まずは身近な日本銀行から背景を探っていきます。

【教科書的歴史】日本銀行HPより引用
>日本銀行創立の経緯について教えてください。
>明治維新以降、わが国は積極的な殖産興業政策を展開していましたが、
財政的基盤のまだ固まっていない政府は、その資金の調達を不換紙幣の発行に依存せざるを得ませんでした。

そうした中、明治10年(1877年)2月に西南戦争が勃発し、大量の不換政府紙幣、
不換国立銀行紙幣が発行されたことから、激しいインフレーションが発生してしまいました。

そこで、明治14年(1881年)大蔵卿(現在の財務大臣)に就任した松方正義は、
不換紙幣の整理をはかるため、正貨兌換の銀行券を発行する中央銀行を創立し、通貨価値の安定を図るとともに、
中央銀行を中核とした銀行制度を整備し、近代的信用制度を確立することが不可欠であると提議しました。

こうして、明治15年(1882年)6月、日本銀行条例が制定され、同年10月10日、日本銀行が業務を開始するに至りました。
=引用終わり=

【教科書には載らない歴史】日銀と闇の権力より引用 (さらに…)

  投稿者 motiduki | 2022-08-16 | Posted in 05.瓦解する基軸通貨No Comments » 

コロナ・戦争→ドル覇権弱体化 →最後のとどめは米国債暴落、その入り口に入った。

台湾周りで、まだ中国が演習を継続。
ウクライナ戦はロシアの勝ちで確定。次は東アジアか。
米民主党ペロシが台湾訪問。ペロシに呼応するように中国がミサイル発射。

元々、コロナは中国とアメリカ合作の武漢研究所発。
台湾も米・中合作で危機を煽っている。マスコミが騒いでいるのが、背後に金貸しとアメリカがいる証拠。
中国側で戦争を煽っているのは、上海派と軍。 (さらに…)

  投稿者 inoue-hi | 2022-08-09 | Posted in 05.瓦解する基軸通貨No Comments » 

■ドルを取り仕切るFRB ~起源と仕組みとは?~

1.ドル紙幣を発行している「FRB」は一私企業!?

各国の金融政策などを司り、銀行券(お金)を発行するのは、国の中央銀行。(日本では、日本銀行。)基軸通貨のドルは、アメリカの中央銀行が取り仕切っているはずだが、アメリカに中央銀行は存在しない。 (さらに…)

  投稿者 itou-t | 2022-08-05 | Posted in 08.金融資本家の戦略No Comments » 

市民の生活と密接だった大正時代の金貸し、【質屋】!!

金融業は明治時代に入ると分業化が進みました。

大きく分けると「銀行」と「質屋」ですが、銀行は現在のような事業融資を中心に、質屋は質草(質に入れる品物のこと)を預かって小口融資を専門にすることになっていき、それが現代まで続いています。

 

しかし質屋で預かる商材は変化しており、かつては変質しにくいもの、例えば衣類、鍬などの農具、キセルなどの嗜好品、時代が進めば家電などが主だって取り扱われているものでしたが、現代ではブランド品、小型家電、貴金属など小さく単価が高いものが預けられることが多くなっています。

 

更に時代は進み、大正時代から高度経済成長期における貸金業は、主に【質屋】が担っていきました。

その一つとして、国からの補助金を受け、地方自治体や社会福祉法人が運営していた「公益質屋」というものがあります。

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  投稿者 y-kana | 2022-08-02 | Posted in 02.日本の金貸したちNo Comments » 

中央銀行の力の根源 ~通貨発行権と徴税権~

FRBが0.75%利上げした、そして日銀は緩和継続を宣言。しかし、ドルが買われるどころか円が上がっている。
ドルへの信認が崩れだしたか?

2000年以降、FRBにしても日銀にしても、中央銀行は資産という名の負債(国債やMBS)をたくさん抱えて、いつ倒産するのかと思いながら、なかなか倒れそうもない。
それは何故か?
中央銀行の力の根源について考えると、根本は通貨発行権であり、さらに通貨発行も国債の裏付けも徴税権にあると気が付く。 (さらに…)

  投稿者 inoue-hi | 2022-07-31 | Posted in 05.瓦解する基軸通貨, 08.金融資本家の戦略No Comments »