2017-09-21

トランプ大統領、ロシア疑惑のその後

0170921at09_pトランプ大統領のロシアゲート疑惑、一時期は日米のマスコミをにぎわしていましたが、最近は北朝鮮問題もあって、すっかり影をひそめています。実際に報道も少なくなっていますが、調べてみると捜査は続いていました。捜査はどこまで進んだのでしょうか。

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8月4日にロシア疑惑の捜査をしているムラー特別捜査官は、大陪審を設置し捜査を進めています。それ以降の具体的な動きとしては次の通りです。

・8月10日米大統領選でトランプ陣営の選対本部長を務めたポール・マナフォート氏への家宅捜索

・9月8日トランプ氏長男ジュニア氏が議会で非公開証言

・9月9日プリーバス前大統領首席補佐官に加え、スパイサー前大統領報道官、ヒックス暫定広報部長、マクガーン法律顧など6名に聴取検討を伝達

・9月16日米フェイスブックがロシア疑惑を捜査するモラー特別検察官に対し、ロシアに絡む広告購入に関する詳細な記録を提出

・9月19日FBI、トランプ陣営の元選対本部長を盗聴

・9月21日ホワイトハウスに対しトランプ氏の行動に関する文書提出を要請

 

調査している内容自体、こんなことで真相をつかめるのか疑問を感じるような内容ですが、その調査結果も、報道されている限りでは、疑念を裏付ける証拠は殆ど見いだせていないようです。

元選対本部長のマナフォート氏に至っては、昨年からロシアとの関連が疑われ一度捜査が打ち切られたものの、今年に入って家宅捜索や盗聴まで行って、「マナフォート氏がロシアにトランプ陣営への協力を促していたことを疑わせるやり取りもあったとされる。ただし消息筋のうち2人は、決定的な証拠ではないと指摘した。」と言った程度の情報しか集められていない様子。

ロシア疑惑はマスコミの捏造だったとしても、普通は叩けば埃が出るもので、何か見つかってもおかしくありません。トランプ大統領の発言だけを聞いていると、感情的で良く考えずに行動する、おバカな人と言った印象を受けますが、これだけの捜査に対して尻尾を出さないとなると、かなり用心深い、用意周到な人物なのかもしれません。

 

■米特別検察官、ロシア疑惑捜査で大陪審を選出2017年8月4日

ロバート・ムラー特別検察官は3日、疑惑について起訴するかどうかを決める大陪審を選出した。一般市民から選ばれる大陪審は、文書の提出や宣誓下での証言が要求できる召喚状を検察が出すのを許可できる。

トランプ大統領は3日夜にウェストバージニア州ハンティングトンで開かれた集会で演説し、疑惑は「でっち上げ」で「我々の国を貶めるものだ」と語った。

3日のメディア報道によると、元FBI長官のムラー氏が進める捜査が、昨年6月のトランプ・ジュニア氏とロシア人弁護士ナタリア・ベセルニツカヤ氏との面会に焦点を当てているもよう。

中央情報局(CIA)や国家安全保障局(NSA)を含む米国の情報機関は、ロシアが大統領選でトランプ氏を勝たせようと介入したと結論付けている。ロシアは介入を否定している。トランプ氏は度々、情報機関の結論への疑念を述べている。

■FBI、トランプ陣営元幹部宅を捜索 捜査拡大示唆か2017年8月10日

2016年の米大統領選でトランプ陣営の選対本部長を務めたポール・マナフォート氏の自宅を家宅捜索し、書類などを押収していたことが明らかになった。

モラー氏の捜査に詳しい関係筋2人によると、マナフォート氏はマネーロンダリング(資金洗浄)の疑いで捜査されており、トランプ陣営関係者に不利な証言をする可能性のある人物とみられている。

家宅捜索はモラー特別検察官が進めるロシアの米大統領選干渉疑惑を巡る捜査の一環で、7月26日未明、事前通告なく行われたという。

モラー特別検察官の捜査に詳しい関係筋は、ロシア政府とつながりのある人物との面会など、トランプ陣営とロシアの接触についてマナフォート氏が知っていたかどうかが捜査関係者の関心の一つであるとし、「金融取引は記録が残り、追跡が容易な場合もあるため、出発点として合理的だ」と語った。

■米大統領選巡るロシア介入疑惑捜査は年内終了へ=政権特別顧問2017年8月21日

今月15日と16日にロイターの取材に応じたコブ氏は、トランプ大統領とほぼ毎日協議しているほか、大統領選へのロシア介入疑惑を捜査するモラー特別検察官のチームとも連絡を取っていると説明。特別検察官の捜査範囲は狭いとし、年末までに大統領周辺を巡る捜査は終わるとの見方を示した。

コブ氏は、他の専門家が予想するよりも早期の捜査終結を見込む根拠について具体的に示すことは控えた。

■トランプ氏長男、ロシアとの共謀否定 議会で非公開証言2017年9月8日

複数の米メディアが、ジュニア氏が事前に提出した書面証言の内容を報じた。それによると、民主党候補クリントン元国務長官に不利な情報を提供するとした昨年6月のロシア人弁護士との面会に関して「意味のある情報は何もなかった」と述懐。面会した理由は、クリントン氏の「大統領候補としての適性、性格、あるいは資格」に関わる情報を得ようとするためだったとした。

■米大統領選巡るロシア介入疑惑捜査、司法妨害の痕跡ない=FBI2017年9月8日

米連邦捜査局(FBI)のクリストファー・レイ長官は7日、2016年の米大統領選におけるロシアの介入疑惑の捜査にホワイトハウスの妨害があったかどうかについて「妨害を示す痕跡は見つかっていない」と述べた。レイ長官が就任以来、公の場で発言したのはこれが初めて。

■新旧スタッフ6人の聴取検討伝達=ロシア疑惑で特別検察官-米紙2017年9月9日

同紙によれば、モラー氏が聴取対象に挙げたのは、プリーバス前大統領首席補佐官に加え、スパイサー前大統領報道官、ヒックス暫定広報部長、マクガーン法律顧問ら。5月のコミー前連邦捜査局(FBI)長官解任をはじめ、モラー氏が関心を寄せるホワイトハウス内の議論に関わったとされる。伝達は約1カ月前で、聴取の日程は未定という。モラー氏はいずれ大統領の娘婿クシュナー上級顧問らの聴取も求めるとみられている。

■フェイスブックが特別検察官に情報提出 情報工作を探る2017年9月16日

米紙ウォールストリート・ジャーナルは15日、交流サイト最大手の米フェイスブックがロシア疑惑を捜査するモラー特別検察官に対し、ロシアに絡む広告購入に関する詳細な記録を提出したと報じた。

フェイスブックは今月6日、ロシアの選挙干渉に関する調査の結果、同国が絡むとみられる約470の「身元不明のアカウント」があり、閉鎖させたと発表した。広告は特定候補への投票を訴えるものではなく、同性愛、人種、移民などの問題に触れることで、社会の分裂をあおることを意図するものだったとしている。

■FBI、トランプ陣営の元選対本部長を盗聴 ロシア介入疑惑 CNN 2017年9月19日

米大統領選でトランプ陣営の選対本部長を務め、ロシアが選挙に介入したとされる疑惑の焦点といわれているポール・マナフォート氏が、連邦捜査局(FBI)による盗聴の対象になっていたことが19日までに分かった。

捜査状況に詳しい3人の消息筋によると、盗聴で得られた情報の中には、マナフォート氏がロシアにトランプ陣営への協力を促していたことを疑わせるやり取りもあったとされる。ただし消息筋のうち2人は、決定的な証拠ではないと指摘した。

マナフォート氏への捜査はもともと2014年、同氏のコンサルティング会社などがウクライナの親ロシア政権に協力していたとの疑惑をめぐって開始されたが、この捜査は昨年、証拠不十分でいったん打ち切られた。

FBIはその後、トランプ陣営関係者とロシア工作員のつながりをめぐる新たな令状を受けてマナフォート氏の捜査を再開。これが少なくとも今年初めまで続いたという。

この令状による捜査の一環として、マナフォート氏が所有する倉庫を家宅捜索した。FBIは7月、ワシントン郊外にある同氏の自宅も捜索した。

■トランプ大統領自身の行動も焦点=ロシア疑惑捜査で特別検察官-米紙2017年9月21日

モラー特別検察官がホワイトハウスに対し、ラブロフ・ロシア外相との会談など就任後のトランプ氏の行動に関する文書提出を要請したと報じた。

トランプ大統領は、ロシア疑惑を捜査していたコミー前連邦捜査局(FBI)長官を5月9日に解任し、翌10日にホワイトハウスでラブロフ外相と会談した。席上、トランプ氏は、解任によりロシア疑惑の「重圧」が軽減したと話したとタイムズ紙はこれまで報じていた。

モラー氏は、トランプ大統領が2月にフリン前大統領補佐官をロシア疑惑に関連して事実上更迭した決定やコミー氏解任に関する文書提出も求めた。計13の捜査項目について一層の情報提供を要請しており、政権側の弁護士が該当する電子メールや他の文書を探している。

List    投稿者 dairinin | 2017-09-21 | Posted in 05.瓦解する基軸通貨No Comments » 

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