2008-11-04

世界経済はどうなる!? 〜その1.この金融危機下で資産が増えている機関とは?〜

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(画像は、コチラお借りしました)
3日、米財務省が今回の金融危機を受けて、2008年10-12月期の資金調達額が過去最大の5500億ドル(約55兆円)に上るとの見通しを発表した。四半期ベースの資金調達額としては過去最高額になるようだ。
加えて、

米財務省はまた、米連邦政府が第3四半期(7-9月期)、市場から5300億ドル(約52兆4000億円)の資金を調達したことを明らかにした。このうち3000億ドル(約30兆円)が、経済支援策の一環として9月中旬に導入された、連邦準備制度理事会(FRB)の補正資金調達措置(Supplementary Financing Program、SFP)によるものだという。

(c)AFP
この八方塞がりの状況の中、米政府の莫大な公的資金注入という政策は果たして功を奏すのだろうか 今後を占ってみる。
その前に是非
     

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  投稿者 pipi38 | 2008-11-04 | Posted in 07.新・世界秩序とは?4 Comments » 

イギリスの経済を探る①

サブプライム問題の発生から現在の金融破綻で、アメリカの経済破綻に目がいきがちな世界情勢ですが、その影でイギリスにもサブプライムの影響が大きく出ている、ともいわれています。
では、実際にイギリスの経済情勢の現状はどうなのか?また、経済破綻が起きているとしたら、その原因の構造は何なのか?を知るために、イギリスの経済の現状とそれに至るまでの歴史的経緯について探求 してみることにしました。 😀
画像の確認
                                                 (wikipedia より引用)
早速ですが、イギリスの新聞である「デイリーメイル」の最近の記事に、住宅価格下落に関する情報がありました。
(以下「ロンドンFX」より引用)

英ネーションワイドの住宅価格指数は、1952年以来一番最悪の下落(年率14.6%)。そして、平均的な英国の住宅価格は平均的な所得以上の下落を続けているそうです。
具体的な数字を挙げますと、英国の平均年収が約24000ポンド、つまり平均的な一日の所得は65ポンド。これに対し、過去一年間で英国の住宅価格の平均下落は27000ポンド(1年前の平均住宅価格186044ポンド、現在の平均158872ポンド)一日平均約74ポンドの下落だそうです。
2006年2月以降に住宅を購入した人は例外なく、現在の住宅価格以上のプライスを支払っているようです。今後、このペースで住宅価格が下落していくとすると、毎月約60000万件の住宅がネガティブエクイティとなってしまうそうです。
(引用終了)
また、今年一年だけでも、ポンドの価値の下落は相当なものになっています。
ポンド実効レート(青線)とユーロ/ポンド(ピンク線)です。今年に入ってから、見事に実効レート下落=ユーロ/ポンド上昇(ポンド下落)が確認できます。
画像の確認
それから、最近一年だけでもイギリスでは非常にたくさんのことが起きました。
・2月19日:ノーザンロック銀行一部国有化
・6月28日:代表的な小売大手、マークス&スペンサー売り上げ激減発表
・6月:イギリス国内郊外大型ショッピングセンター売り上げ激減(原油高のため)
・9月5日:住宅関連支援策発表
・9月18日:英国最大手のロイズ銀行とHBOS銀行が合併
・10月16日:大手銀行の配当停止を巡り株価大暴落
・今年一年で住宅販売件数が126000件から59000件へと下落
・全般的な物価上昇

このように、最近一年だけでも、イギリス経済は混迷の度合いを深めているのがわかるかと思いますが、この発端には、イギリス国内での住宅バブルの形成から崩壊までが影響しているようです。
そこで、住宅バブル形成から崩壊までの経緯を追及していきたいと思いますが、その準備段階として、今回は戦後からのイギリスの歴史を追っていきます。
はじめに、イギリスを知る上での基本的な情報をまとめておきます。 
 
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  投稿者 kivtu | 2008-11-02 | Posted in 01.世界恐慌、日本は?1 Comment » 

世界金融危機〜東京オフィス需要にかげりか?

不動産情報を扱う三鬼商事は、「9月末東京オフィスビル空室率は4.07%に上昇、05年12月以来の高水準に」と東京オフィス需要の縮小化に警鐘を鳴らす。
以前の投稿国際金融都市東京で、23区内で2008年以降に完成する総延べ床面積665万㎡の大型オフィスビルの建設について紹介しました。
しかし、世界金融危機に伴い「新しく建てたは良いが、入居しないビル」が、今後続出ってことになるのではないでしょうか?
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  投稿者 nakamura | 2008-10-31 | Posted in 01.世界恐慌、日本は?2 Comments » 

『新ブレトンウッズ体制は出来るか?』その1 金・ドル体制の崩壊

サブプライム問題を引き金に、世界的な金融危機が拡がっています。EU議長国であるサルコジ大統領がブッシュ・アメリカ大統領に直談判して11月15日にアメリカでG20による金融サミットが開かれる事になりました。今の金融危機はアメリカのドル基軸通貨体制が破局に向かっているとの認識の元、新しい体制を構築する第2のブレトンウッズ体制を目指しているとも言われています。 
 
1944年に開かれたブレトンウッズ会議において、ドルを基軸通貨とする世界の通貨体制が固まりました。そして今回は、ドルに変わる第2のブレトンウッズの体制構築というわけですが、果たして、新しいブレトンウッズ体制は出来るのでしょうか?このシリーズではそのことを検証して行きたい。 
 
写真は、1944年に会議が開かれたThe Mount Washington Hotel 
 
  Mount_Washington_Hotel.jpg 
 
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  投稿者 shigeo | 2008-10-30 | Posted in 05.瓦解する基軸通貨9 Comments » 

経済破局は来るのか=番外編= 〜「国家が金貸しの手に落ちた」瞬間〜

本日の日経平均終値は7162円90銭、バブル後最安値をアッサリと更新しました。世間の空気も「いよいよ」感が高まってきたような感じです。
そんな中、私たちはなんで屋さんの『グランドセオリーvol.4 経済破局は来るのか』をテキストに、みんなで基礎からスタディしています。今回は「金貸しの登場」でした。
さて、
「国家(支配者)に金を貸す」
金貸しがこの旨味に目をつけた、そのきっかけとなった出来事が何かあるはず。いったい何があったのでしょうか。
貴族階級が集まるサロンでの交流を足場にして支配者に近づいていったという場面がイメージしやすいです。そこで、「国家に金を貸す」仕組みがどのように始められたのか具体的に知りたいと思い、調べてみたら12世紀のフランスにさかのぼりました。
また、国債のシステムは17世紀のイングランド銀行設立に始まるとされています。が、12世紀のイギリスでも、すでに国債の原型といえる取引が支配者と商人の間で行われていたのです。
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この画像はchronicle.air-nifty.comさんから拝借しました。
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経済破局は来るのか2 〜金貸しの登場〜


経済破局は来るのか1 〜古代市場の誕生〜
経済破局は来るのか2 〜金貸しの登場〜
経済破局は来るのか3 〜中央銀行制度・基軸通貨の誕生〜
経済破局は来るのか4 〜不換紙幣〜
経済破局は来るのか5 〜金貸し支配の構造と弱点〜市場社会に代わる新しい可能性とは?〜

金融不安が待ったなしになった今、多くの人が経済問題を知る必要があるということを感じ始めており、更には漠然とではあるが、『全ての社会問題は経済問題(市場)と接点がある』と感じているのではないだろうか?
るいネット

そこで、なんで屋露店で人気上昇中の冊子『グランドセオリーvol.4 経済破局は来るのか』の要点をシリーズで紹介していくことによって、経済の歴史を基本から押さえなおしていきます。
 
前回の「古代市場の誕生」に続き、今回は「金貸しの登場」にスポットを当てます。
 
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  投稿者 watami | 2008-10-26 | Posted in 01.世界恐慌、日本は?12 Comments » 

「中国人がすぐに会社を辞めるのはなぜか」

開放政策導入以来、経済成長著しい中国経済ですが、「中国人はすぐに会社を辞める」らしい。
本当でしょうか、また何故なのでしょうか、記事を紹介します。
クリックお願いします

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  投稿者 ryujin | 2008-10-25 | Posted in 10.経済NEWS・その他9 Comments » 

金融危機下のロシアは?

世界株安、為替安の波は、当然ロシアにも波及している。
ところが、ロシアの事情は他の先進国とは、少し様子が違うようです。
今回はロシア事情を探ってみます。
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プーチンです
続きに行くついでに応援もお願いします
いつもありがとうございます

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  投稿者 gokuu | 2008-10-24 | Posted in 07.新・世界秩序とは?2 Comments » 

アイスランド〜小さな金融大国の誕生から崩壊まで〜

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“アイスランド”が、今、国の崩壊危機を迎えています
最初に、“アイスランド”ってどんな国かを軽くまとめると…☆

人口 :31万人 (参考:吹田市 35万5千人 …吹田市より少ないんだ〜
面積 :10.3万平方キロ (北海道に四国を合わせたほどの面積。かなり大きな島。)
GDP:160−200億ドル (07年では世界4位
火山国なので、国のいたるところで温泉が吹き出している
漁業大国で食べ物がおいしい
暖流が流れているので、緯度のわりに冬の気温はそれほど低くない
   (日本の北海道よりも暖かいとか・・・♪)
夏は白夜 、冬はオーロラ を楽しむことが出来る

こんなにちっちゃい国が短期間にどのように金融大国となり、崩壊していったのかを追ってみました:D続きはポチッと押してから

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  投稿者 mihori | 2008-10-23 | Posted in 08.金融資本家の戦略6 Comments » 

世界は多極化する? 〜グローバリズムと悪夢のサイクル〜


前回の投稿では、多極主義の背後に資本の理論があることを扱いました。
今回は、もう少しその辺を掘り下げて資本家達はいったいどのようにして資本の理論を展開していくのかを勉強してみたいと思います。
どうやら資本家達は随分前(30年前)から同じこと 【 悪魔のサイクル 】 を繰り返しているようなのです。
いつも応援ありがとうございます。

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  投稿者 d0020627 | 2008-10-21 | Posted in 07.新・世界秩序とは?10 Comments »