2008-10-21

世界は多極化する? 〜グローバリズムと悪夢のサイクル〜


前回の投稿では、多極主義の背後に資本の理論があることを扱いました。
今回は、もう少しその辺を掘り下げて資本家達はいったいどのようにして資本の理論を展開していくのかを勉強してみたいと思います。
どうやら資本家達は随分前(30年前)から同じこと 【 悪魔のサイクル 】 を繰り返しているようなのです。
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以下るいネット:「1970年頃 ドル基軸の行き詰まり →ロックフェラーの取った方針:マネー経済とグローバリズム」 からの引用です。
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1960年代に既にアメリカは 貿易赤字体質 となり、ドル基軸通貨体制の行き詰まり に直面する。
これに対してアメリカの市場支配者ロックフェラーがとった方針は主に4つ
ここを震源としてマネー経済化グローバリズムが開始される。
①1971年 ドルの金兌換停止(ニクソンショック)
→通貨の変動相場制へ
※ドルは石油と連動させ、米国債を裏付けとすることで維持。
②1970年代グローバリズムの開始
(フリードマンによる新自由主義=市場原理主義)→シカゴ学派・シカゴボーイズ→世界中で規制緩和・民営化を推進(世銀・IMF、そして日本の中曽根、竹中平蔵・小泉もこの流れ)
③1972年 シカゴで先物市場を創設
(手下のレオ・メラメッドを使う)。
④世界市場化・多極化の推進1972年 ニクソン訪中。中国の市場開放へ
1973年 日米欧三極委員会
この4つの方針が、同時に行われた。(主要舞台はロックフェラーのお膝元シカゴ)
●この狙いは?整理すると
ドルをいくらでも刷れること
(金本位という歯止めをなくし→マネー経済化)

ただそれでは、実体を伴わないお金が増えるだけなので、実体を伴う価値を世界各国から収奪してくる必要性が生じる。
規制緩和を各国に働きかけ、グローバリズムによって世界各国をマネー経済に組み込んだ。
(フリードマンの弟子が大量に世銀、IMFへ。そしてアメリカ略奪ビジネスが開始された。
同時にマネー経済・バクチ経済の中で主導権を握るために、通貨先物市場を創設
胴元(金貸し)の談合で都合のよい相場が決められる。
→通貨戦争も、相場自体が握られているために各国に勝ち目はない。
この4つの方針により、なんとかドルを維持してきたのが1970年以降の30年。マネー経済・グローバリズムもバクチ化が進みすぎて、いよいよ危なくなったのが1990年後半以降。
参考資料
リンク
>戦後、ブレトンウッズ体制下で、通貨の先物取引を貿易業者以外の者が行うことは禁止されていた。そうした禁止を押しのけて、シカゴ商品取引所(CME)に通貨先物取引と「国際通貨市場」(the International Monetary Market=IMM)を一九七二年に創設したのが、レオ・メラメッドであった。
>それは、貿易と結びつかない純然たる利益取得目的で通貨を売買してはならないとしたブレトンウッズの精神を完全に葬り去ることであった。メラミッドが米国の通貨当局を動かした背景には、ミルトン・フリードマンの後押しがあったことが、NHKの両者へのインタビューで分かる。
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グローバリゼーションという一見、聞こえの良い言葉とともに資本家達は「悪魔のサイクル」を世界中に展開していきます。
グローバリゼーション (英:Globalization) とは、これまでの国家や地域などの境界を越えて地球規模で複数の社会とその構成要素の間での結びつきが強くなることに伴う社会における変化やその過程をいう。1970年代から広く使われるようになった。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
では、 「悪魔のサイクル」 とはいったいどんなものなのでしょうか?
以下るいネット:「アメリカ略奪ビジネスのフロー」 からの引用です。
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アメリカの略奪ビジネス(「破壊ビジネス」、若しくは「悪夢のサイクル」とも呼ばれる)が進められた1970年代以降の中南米1980年代以降の日本1990年代のロシア東南アジア。→リンク
どこも驚くほど似たような経過を繰り返している。
★フローを共通化・整理すると
資本の自由化・民営化・規制緩和
        ↓
アメリカ資本が群がり、バブル的な好景気をもたらす。
        ↓
通貨価値や株・土地の過度の上昇。
        ↓
ヘッジファンドなどの投機資金が集まり通貨の「空売り」等を仕掛け通貨を暴落させる。
もしくはバブルのピークを見計らって、儲けの上澄みをはねたアメリカ資本が逃げ出す。

(刈取り期)

        ↓
バブル崩壊、通貨暴落不況
        ↓
景気刺激のための財政出動
        ↓
通貨過剰によるハイパーインフレ、国家経済の破綻
        ↓
(IMFや世界銀行管理によるアメリカ介入→底値で国家資産売却=2度目の刈取り期)
        ↓
インフレ沈静化のための財政引締め     
        ↓
       不況
        ↓
さらに景気刺激のためと称して属米政権による資本自由化政策。
(2度目サイクルに突入、1990年代のアルゼンチン、現在の日本)
   
        ↓
    バブル的好景気(※参考図書:内橋克人氏『悪夢のサイクル』)
        ↓
バブル崩壊(アメリカによる3度目の刈取り期)
上記のフローを実行させるため、まず経済学者やマスコミを動員して自由化・民営化・規制緩和・グローバル化が望ましいことであると、属米派を使って宣伝していることもほぼ共通しているのではないだろうか。郵政民営化のように、最初に人々の頭を染め上げてしまうことがカギだ。
※IMFや世界銀行、経済学者など権威あると一般の人が思っている機関がことごとくアメリカの略奪ビジネスの手先であることも驚きだ。ただ彼らの手口を知っていて、IMFを追い出して、経済改革に成功した国もある。
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まさに悪魔のサイクル!
国家に寄生しながら市場の規制を緩和させ、有余った資本を投入することで市場をバブル化させていくわけです。
しかし、このような資本家達が推し進める多極化に対して、国家側もいつまでも手をこまねいているばかりではないようです。
リンク→世界経済監視機関設立へ EU首脳、金融システム改革で一致
大きくは
ブレトンウッズ協定改正
○多国籍金融資本への監督強化
IMFの改革
ヘッジファンドへの規制強化
○格付け機関への新たな規則
○経営者の高額報酬に対する制限
○過度なリスクを追う取引に対する罰則
○証券化商品について「時価会計」制度の一時凍結

そのために、国際金融を監視、規制する機関を設立するようです。
ようやく【 悪魔のサイクル 】 からの脱却が始まったのかもしれません!
リンク→「国際金融資本の救済に血税使うな!」と世界各国で抗議行動①〜米国200都市で抗議
リンク→「国際金融資本の救済に血税使うな!」と世界各国で抗議行動②〜英・仏・ベルギー等の欧州各国で

List    投稿者 d0020627 | 2008-10-21 | Posted in 07.新・世界秩序とは?10 Comments » 

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コメント10件

 二階堂定晴 | 2009.03.30 12:14

インドといえばカースト制度。
この極端な貧富の差が顕在であれば、内需拡大の可能性は高いんじゃないでしょうか?
ただし、サブプラのような戦略はもはや許されないだろうから、爆発的に需要がUPするのは難しいのかも知れませんね。
とすると、地に足をつけてじっくりと成長してゆくか?
日本の高度成長期をゆっくりにした感じ。
そこには日本の役割があると思いますが、どうですかね?

 gokuu | 2009.04.03 2:31

コメントありがとうございます>二階堂様
確かに、確かに・・・・・ですね。
資源が無いって処も、実はひとつの可能性だとも考えられます。
まさに「逆境=チャンス」であり、二階堂様が仰られるように、地に足を付けた成長(「成長」というのもこの時代、微妙な管は拭えませんが)が期待できる。
日本の技術力が発揮できるステージでしょうし、それを吸収する頭脳も持っているのがインドなのでしょうね。

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