2008-10-24

金融危機下のロシアは?

世界株安、為替安の波は、当然ロシアにも波及している。
ところが、ロシアの事情は他の先進国とは、少し様子が違うようです。
今回はロシア事情を探ってみます。
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プーチンです
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まずは、金融危機の中、どのような影響が出ているか?
ロシアRTS1年チャートhttp://russiastock.seesaa.net/article/53742273.html
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ロシア為替(ルーブル)http://jp.advfn.com/p.php?pid=forexqkchart&curcode1=JPY&curcode2=RUB
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「エブリデー『ブラック・マンデー』のなかのロシア経済」(2008/10/10)

政府介入によって市場の嵐が沈静化へ
 危機に直面したロシアの金融市場は、国の財政力と政府の政策能力を試した形となった。銀行間取引市場が不能に陥った状態を重くみて、中央銀行も政府も即座に金融対策に踏み込んだ。中央銀行はレポ取引の枠を拡大させ、財務省はオークション形式で銀行に短期資金を供給した。政府の危機対策はタイミングも規模も市場を落ち着かせることができ、株価インデックスも銀行間取引市場の金利も通常に戻りつつある。銀行への資金供給に加え、海外での資金調達に大きく頼ってきた事業会社も、政府系金融機関である開発銀行から500億ルーブルの枠が与えられ、資金不足を国内で補うことが可能になった。リーマン・ショックに端を発した金融危機の際に、ロシア政府は合計で約2000億ドル、対GDP比で15%の資金を市場に供給したのである。GDPの規模が10倍違うものの、同期間の米国政府による市場介入の規模がGDPの11%、1兆5000億ドルであったことを考えると、ロシア政府は「資本主義経済学」のテストに合格したと思える。

エネルギーによる貿易黒字を武器に、一掃してしまったとの事でしょうか?
それもさることながら、ロシアでは国民の貯金率といってよろしいのか?
銀行口座を持つ国民が60%以下で、金融不安による影響を受け難い。
国内消費は、まだまだ陰りを見せていない。
一方でインフレ懸念は否めない

石油の世界価格高騰による輸出収入の増大を背景にした財政支出の急増、食料品をはじめとする輸入品の価格上昇、流動性確保のための中央銀行による国内銀行への資金供給などによって、インフレ再燃に転じている。メドベージェフ=プーチン「タンデム」(2人乗り二輪車)政権は、石油に過度に依存しない強固な産業構造の構築のため、巨額の国家資金をインフラ投資や国策企業育成に振り向ける過程にあるが、インフレ抑制との両立は果たして可能だろうか。政府内部でも議論が沸き起こっている。

「連動性」の構図=ジェトロ 大橋氏
また、戦争による影響も見逃せない

紛争に対するマーケットの反応は、言うまでもなく極めて否定的なものである。銀行間取引金利が上昇し、証券市場の株価が急低下、そして国債価格も下落した。そして8月末にロシア経済はトリプル安(原油安、株安、ルーブル安)の展開に陥っている。投資家離れとも見受けられたこのような状況は、グルジア紛争が大きく影響したことは事実であろう。

「エブリデー『ブラック・マンデー』のなかのロシア経済」(2008/10/10)
また、こんな側面もある。

プーチン政権は「2020年までに原油開発から8200億ドル、天然ガス開発から3500億ドルの収益を確保する」と豪語する。新たにシベリアで確認された油田は112個所。その埋蔵量は1000億バレルを優に超えるといわれる。サウジアラビアを抜く勢いだ。しかも、サウジアラビアの新たな油田開発にはロシアの超深度掘削技術が欠かせない。ロシアの技術者は世界各地で引っ張りだこになっている。


ロシアは、ここ数年GDP6%以上の成長率を続けている。
輸出の65%を占める、エネルギー収入によるところが大きい。
政策的には、今のエネルギー収入を、国内インフラに向け、内需拡大を図っている。ある意味、再生ロシアは健全経済とも言える。
こんなニュースもロシア経済の健全性を示唆するのでしょうか?

ロシアの映画プロデューサーやスタジオの重役らによると、世界金融危機の影響で銀行や民間企業からの出資を打ち切られた映画企画が、次々と中止に追い込まれているという。
ロシア映画界にも世界金融危機のあおり

メドベージェフ大統領「ロシアは金融危機を避けられる」 2008年10月25日
 ロシアのメドベージェフ大統領は23日、「ロシアが金融危機を避けられる」と主張したビデオ動画を、自身のウェブサイト上で公開した。
 同大統領は動画を通して「ロシアは効果的な経済政策を通して銀行破綻などの金融危機を避けられる」と伝えた。そして「政府は銀行を支援するのは勿論、小売業と建築業も支援する」と約束しながらも「企業は過度な支出を減らしていくべきだ」と付け加えた。

国営武器輸出公社を持つような国ではありますが、国連の中でも影響力を持ち始めたBRICSの1国として、一連の金融危機以降の、動きは見逃せない存在である事は間違いない。

List    投稿者 gokuu | 2008-10-24 | Posted in 07.新・世界秩序とは?2 Comments » 

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コメント2件

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