2010-07-02

「ユーロ発国家財政危機の行方」4 ギリシャ暴動とその他の国の状況から国家・市場の統合限界が見えてくる

 ギリシャ首都アテネでは暴徒らによる警察署やラジオ局、アテネ市内の銀行3行などの襲撃が相次いで生じています。反政府ゲリラの犯行とみられる爆弾テロも立て続けに起きています。緊縮財政策に対する抗議デモで揺れる同国で、ゲリラの動きが活発になっているようです。暴動によるアテネ市内小売店での被害総額は二千億円程度になると見られています。
 新聞やテレビでの報道からイメージする内容よりもかなり実態はひどいような気がします。それも2008年から始まっています。
ギリシャの暴動を見れば、国家と市場の統合に限界が来ていることを実感します。
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暴徒らが警察と市街で衝突している。ギリシャ北部テッサロ二キにて。2008年12月16日(AP通信) 
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  投稿者 norio | 2010-07-02 | Posted in 07.新・世界秩序とは?2 Comments »