2010-07-19

『ユーロ発国家財政危機の行方』6  【英米(金貸し勢)が作ったアメリカに対抗して作られたEU】

前回の「世界バブル崩壊が資本主義の総本山、欧州を襲う」で
大航海時代以来の資本主義がついに終焉を迎える可能性が見えてきた事を中間でまとめました。
■今後の動きとして特に欧州勢は破綻しつつある紙幣システムに対し金を蓄え次の金融システムを用意しているようにも見えます。中略 果たしてうまくいくのか?それとも世界の秩序崩壊へと向うのか?
と、提起されています。
今回は、EUの形成過程と金の動きから、「金貸しが作ったアメリカに対抗して作られたEU」という視点で年表を追いながら、その動きを見て行きます。
以下の金の長期推移を見てください。1980年からずっと金価格は低迷を続けて2001年で底値となり、ユーロ流通開始の2002年から一気に右肩上りで高騰してゆきます。この動きは一体何を意味しているのでしょうか? 🙄

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       グラフは三菱マテリアルからお借りしました
これまでの『ユーロ発国家財政危機の行方』シリーズ記事
プロローグ
1.ギリシャ問題・PIIGS問題とは?
2.小国ギリシャの危機がなぜユーロ危機につながったか?
3.地域共通通貨「ユーロ」の弱点構造
4.ギリシャ暴動とその他の国の状況から国家・市場の統合限界が見えてくる
5.『ユーロ発国家財政危機の行方』 5.世界バブル崩壊が資本主義の総本山、欧州を襲う
いつもありがとうございます。 😀

(さらに…)

  投稿者 sakashun | 2010-07-19 | Posted in 未分類 | 16 Comments »