2010-03-05

「お金の本質に迫る!」8 〜債務からマネーを創造〜

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はじめまして 😀 今回からブログ制作に参加させて頂くことになりました美大に通う女子・marumoです。まだまだ足りないところだらけですが、よろしくお願いしますm(_ _)m
さて、前回は現在の金融経済にまで繋がるユダヤ発の金融市場についてユダヤが迫害という逆境の歴史の中で、自分たちが生きてゆく為に金融業に可能性を見いだし、現在の金融システムを作り上げていったことを学びました。
今回は銀行の歴史とお金の創造についてです。
金を預かり預かり証をつくるだけだった銀行が、現在のように預かっているお金とは比べ物にならないお金を創造する銀行にどのようにして変わっていったのでしょうか?またそれに伴い、「お金」というものがどのように変化していったのでしょう?
前回までの記事はこちらから☆
「お金の本質に迫る!」7 〜ユダヤ人による金融市場の構築〜
「お金の本質に迫る!」6 〜紙幣の起源・中央銀行・金本位制の崩壊〜
「お金の本質に迫る!」5〜貨幣戦争という名の外国貿易〜
「お金の本質に迫る!」4〜イスラムが生んだ商人国家〜
「お金の本質に迫る!」3〜国家と貨幣の関係〜
「お金の本質に迫る!」2〜市場拡大の原動力〜
新シリーズ「お金の本質に迫る!」1〜お金が生まれてきた背景〜
いつもありがとうございます☆

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  投稿者 wacky | 2010-03-05 | Posted in 08.金融資本家の戦略2 Comments » 

環境から経済を考える5〜番外編:アメリカのフードスタンプ

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これまで4回に亘って宇沢教授の「「社会的共通資本」について勉強してきました。
その中で、実践事例と思えるものを見つけましたので、報告したいと思います。

>人々にとって最低限必要なモノやサービスを社会全体として保障し、提供することになります。この際、社会保障を現在の生活保護やベーシックインカム理論に見られるような「お金(現金)」の供給によって行うのではなく、物資やサービスそのものの充実によって実現することになります。(環境から経済を考える2〜お金より環境でしょ〜)

お金ではなく、物資提供に近い制度を実行している国があります。
1964年から制度化されたこの制度は実に2009年11月時点で3818万人となり、人口の12%で8人に1人が受給を受けているのです。
その制度とは、『フードスタンプ制度』で、実施している国は何とあのアメリカなのです。

フードスタンプ制度とは、食糧配給制度ではないのですが、通貨と同様に使用できる金券みたいなもので、登録している店で使用できます。昨年11月にはコストコ(会員制の大型スーパー)でも利用できるようになりました。
対象商品は食料品であり、タバコやビールなどの嗜好品は対象外となります。

所管省は農務省ですが、基準の設定は運用は州毎に任されていることから受給資格はまちまちです。概ね4人家族で月収2500ドルを下回る場合に対象になる事が多く、最大1人当たり月100ドル相当のスタンプが支給されます。

へぇ〜といいなあ・・と行く前にランキング応援ポチっとよろしくね


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  投稿者 goqu | 2010-03-04 | Posted in 07.新・世界秩序とは?3 Comments » 

自主管理への招待(6)〜実現思考とは何か〜

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(写真はこちらからお借りしました。)
‘70年の貧困の消滅により、人々はこれ以上物を欲しないようになり、物的生産は飽和状態に達しました。
そして現在、デフレ基調と言われる様に、人々の意識の根底には、物的過剰生産に対して忌避感さえ生まれてきており、過剰生産・過剰消費に対する、もったいないという意識も、変えようのないものとして、深く人々の意識の底に刻み込まれ、物的価値より類的価値※の生産に評価が集まるようになって来ました。
つまり、企業がその資本力にものを言わせ、ものをどんどん市場に供給するというスタイルがもはや旧来のものとなったわけで、今や人々の精神的欲求を掴み取り、社会的欲求に応え、成員の活力を引き出すことの出来る企業のみが生き残る、各成員の認識力そのものが、成否を決する時代になってきたのです。
今回は先回「否定し要求するだけの「閉塞の哲学」から、実現対象を獲得した「解放の哲学」へ」 に引き続き、シリーズ第6回、類的価値の生産という新たな生産様式への転換。現実を突破するために必要な実現思考について、 「るいネット【自主管理への招待(6)】」 から、紹介したいと思います。
 ※「類的価値」の説明は、本文中を参照してください。
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  投稿者 tamimaru | 2010-03-02 | Posted in 07.新・世界秩序とは?9 Comments » 

宇宙船地球号パイロットのマニフェスト(14)                 ケース・スタディとしての「朝鮮半島エリア」(下)

北朝鮮という国の現状を表現するならば、まさに「窮鼠猫を噛む」の一言に尽きるでしょう。中国語の「窮鼠噛狸」が由来だそうですが、そう言えば金正日氏のご尊顔は、どこか「狸」にそっくりです。本来ならば「狸」が「狸」を噛むような共食いはないはずでしょうから、問題が解決しないはずはないはずなんですが……。
英語で「窮鼠猫を噛む」は、「A doomed mouse will bite a cat if he has no choice」となります。つまり選択肢が無いから噛むわけで、噛まなくするには、相手が納得する選択肢を与えればいいのです。
北朝鮮が、喉から手が出るほどに欲しい選択肢は必ずあるわけで、しかも私たちは、その選択肢を与えることもできるわけです。そうすれば鼠は猫を噛むこともなくなり、鼠も猫も、他の動物たちともども、平和に共存することができるようになります。甘いでしょうか?
ということで、14回目、最終回の投稿をお届けしますが、例によって今後の進捗を一覧にしておきます。バックナンバーについては、リンクになっています。
 1.「石油・ドル本位制」に代わる世界システムをつくる
 2.石油に代わる代替エネルギー資源としてのトリウム
 3.人類が必要とする8万kWe、84万基のトリウム原子炉
 4.トリウム原発によるBOP優先の安価な電力供給計画」
 5.トリウム・エネルギーが生むポスト・ドルの準備通貨「UNI」
 6.地域通貨「アトム」から国際準備通貨「UNI」への出世街道
 7.「見えざるカミの手」による布石か? シーランド要塞跡
 8.金融崩壊の今こそ、金融再生を担う新しい人材が必要
 9.工程表に従い、エンジニアリング企業とシーランドを確保
10.2050年の人口を基に策定したマーケティング・エリア
11.総額1680兆円の建設費を要するトリウム・エネルギー
12.トリフィン・ジレンマのない「アトム」だから「UNI」に出世できる
13.ケース・スタディとしての「朝鮮半島エリア」(上)
14.ケース・スタディとしての「朝鮮半島エリア」(下)(本稿)
では始めましょう。その前に、クリックをお願いします。

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  投稿者 Dr. Done | 2010-03-01 | Posted in 07.新・世界秩序とは?1 Comment » 

GDP信仰からの脱却12〜新しい指標は、新しい課題から

これまで、GDPという指標の本質、そしてGDPに変わる指標を探ろうとしている動向を探ってきた。
GDPの本質は「お金の流量」である。これは、庶民的な感覚で言い換えれば「給料の高さ」や「消費の多さ」であり、企業にとっては「売上」や「利益」であった。即ち、GDPという指標は、個人・企業・社会にとって「金で手に入れられるモノやサービスの豊かさ」のモノサシだった。

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このモノサシは、誰もが貧困から脱出しようとしていた時代には国家〜個人を貫いて有効に機能していたが、一方で豊かさの追求はあらゆるものを市場化し、共同体をバラバラに解体していくことになった。そして、豊かさが実現された’70年以降は、縮小し始めた消費と生産を嵩上げしGDPを維持すべく、国家が借金を重ねる事態となり、果てに返済不可能な国家債務が積み上げられるに至った。しかし、幾ら借金を重ねても消費が再生することはなく、人口は減少し、人々の活力は衰弱していく一方。もはやGDPは国家〜個人を貫く有効な社会指標ではなくなってしまった。
これは日本だけではなく世界的な趨勢でもあった。そこで「幸福度」といった要素を盛り込んだ新たな指標づくりの動きがブータンやフランスで起こり、日本でも注目されるようになった。しかし、個々人の主観に委ねられがちな幸福という概念を明快かつ適正な指標として結実させることが可能かどうかについては疑問が残る。
では、これからの社会で有効な指標とはどのようなものか?ネットサロンの追求仲間と議論した、本ブログとしての提案を、あと2回ほどの記事で提起してみたいと思う。
いつも応援ありがとうございます。

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  投稿者 s.tanaka | 2010-02-28 | Posted in 01.世界恐慌、日本は?2 Comments » 

『国家と市場の力関係の逆転』6 国家と市場の結託→力関係の逆転

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前回の『国家と市場の力関係の逆転』5 ルネサンス:市場が国家を超える転換点では、十字軍遠征で冨を得た欧州貴族・金貸し達が、ルネッサンスにより市民を巻き込み「自由、恋愛、自我・私権の追求を正当化」し、市場権力が国家権力の枠を超えて、無限に拡大して行く流れを見ていきました。
今日は、その後の大航海時代→商人国家オランダの独立→英・名誉革命、産業革命、フランス革命を通じて、国家と市場の力関係が逆転していく流れを見ていきます。
いつものブログ応援よろしくお願いします。

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  投稿者 yooten | 2010-02-27 | Posted in 未分類 | 3 Comments » 

「お金の本質に迫る!」7 〜ユダヤ人による金融市場の構築〜

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前回は、紙幣の起源について扱い、「金の預り証」が紙幣の起源で、他人の金を勝手に誰かに貸しつける「横領」で紙幣を増やし、原資以上に発行される紙幣の仕組み(貸し出し膨張)が信用創造という言葉に化けていることを明らかにしました。
こう見ると、紙幣って何とも怪しげですねぇ〜。 8)
前回までの記事が読みたい方は、以下からどうぞ
「お金の本質に迫る!」6〜紙幣の起源・中央銀行・金本位制の崩壊〜
「お金の本質に迫る!」5〜貨幣戦争という名の外国貿易〜
「お金の本質に迫る!」4〜イスラムが生んだ商人国家〜
「お金の本質に迫る!」3〜国家と貨幣の関係〜
「お金の本質に迫る!」2〜市場拡大の原動力〜
「お金の本質に迫る!」1〜お金が生まれてきた背景〜
さて、段々と現代に近づいてきたこのシリーズ。
今回はついに、現在の金融経済にまで繋がるユダヤ発の金融市場について迫ります。
なぜ、金融市場はここまで膨張したのか、その背景を探ってみましょう。
それでは、本文の前に、いつものクリックをどうぞ

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  投稿者 vaio | 2010-02-26 | Posted in 08.金融資本家の戦略1 Comment » 

環境から経済を考える4〜社会的共通資本はどのように管理されていくべきか。

 シリーズの最後になる今回は、これまで扱ってきた「社会的共通資本」というものはどのように管理されていくべきなのか?という点について迫ってみたいと思います。
 海や森林、川といった自然環境は、もともとはその周辺で生活する住民たちによって管理されていた状況が多くあり、それを維持するための規範やルールもありました。そのような地域社会的な関係を総称して「コモンズ」と呼ばれています。
 このコモンズと呼ばれるものが崩壊していく過程で、社会的共通資本は市場システムの中に飲み込まれていったと考えられています。
 
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 まずはコモンズが崩壊する過程と市場システムの関係から詳しく見ていくことにしましょう。
↓押していってください。

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  投稿者 minezo | 2010-02-25 | Posted in 未分類 | 1 Comment » 

民主党新政権の平成22年度予算を解剖する−次世代の育成に繋がるっているか

昨年9月に民主党・国民新党・社民党の連立政府が成立しました。
そして、新政権による初めての予算案が12月25日に発表されました。それに先立つ事業仕分け作業を含めて、22年度の予算はどうなったのか、解剖してみます。 
 
平成22年度当初予算の特徴は、以下のように概括できます。 
 
総額92.3兆円強という当初予算としては史上最大規模である。
歳入面では、税収落ち込みに伴う44.3兆円という多額の国債発行に依存している。
歳出面では、地方交付税等の増額(約9000億円)と社会保障関係費の増額(総額2兆4000億円)。
また、経済危機対応・地域活性化予備費として、別枠で1.0兆円を新設した。
新政権の予算ポリシーは、「いのちを守る予算」とのことです。
亀井静香金融担当大臣の言葉では、「国民を幸福にするための予算」、「壊れかけた地方に歯止めをかける予算」として、編成されました。 
 
確かに、子供手当の新設、高校授業料の無料化、医療予算の増額等、壊れかけた国民生活を支える大型予算が組まれました。 
 
しかし、なぜか、予算案を示された国民は、今ひとつスッキリしていません。 
 
『子供手当を貰えるのは、助かるが・・・・』、『地方が一息つけそうなのは確かなのだが・・・・』という感じでしょうか。 
 
何が、スッキリできないのか。今回は、その辺りを扱ってみます。 
 
1.子供手当、高校無料化の予算はどうなったか。
2.お金の支給に思想がなければ、次世代は育たない。もっと工夫が必要だ。
  (フランスの子供手当と比較してみると。)
3.大人(高等教育・研究開発)の既得権益が生き残り、次世代づくりへの道が見えない。 
 
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  投稿者 aruih | 2010-02-24 | Posted in 10.経済NEWS・その他3 Comments » 

自主管理への招待(5) 〜否定し要求するだけの「閉塞の哲学」から、実現対象を獲得した「解放の哲学」へ〜

「人間と社会の存在の本質を成しているのは、生産と労働である」というのは、近代思想に慣れ親しんだ現代人にとっては、目から鱗の名言です。
現実否定の近代思想から脱却し、現実に立脚した新しい認識へと転換していくことが求められます。
 自主管理への招待(4)「頭の中だけの自己」から「実現対象」への追求ベクトルの転換より 

生産の主体が工業生産から意識生産に転換して40年が過ぎようとしています。この間に、人々は自己から社会に目を向けなおす必要がありました。しかし、人々は奴隷的存在でいることに甘んじたままでいます。
「豊かな消費生活」を追い求め、疎外労働に従事してきた労働者は「豊かさ」が実現した現在もなお、消費のために労働を切り売りする奴隷生活を続けているのです。

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現代人に染みついている近代思想は現実(=社会)を否定し、非現実的な観念の内側に人々を幽閉してしまうもので、人々の働く気力を失わせ、人々が自ら社会に目を向けて良くしていこうとする力をそぎ落とすことにのみ、有効に働いたのでした。
そのことは、現代社会の統合階級が獲得した私権を失わないために大変都合のよい共認ツールだったのでした。
さてそこから抜け出すには、なにを拠りどころにすればよいのでしょうか。
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  投稿者 finalcut | 2010-02-23 | Posted in 07.新・世界秩序とは?7 Comments »