2009-02-16

■アメリカ金融史3 「市場拡大のための国家」の現在

今までアメリカ追従路線で、やってこれましたが、アメリカの本質に迫らないと、これからの国内外情勢を乗り切っていけなさそうです。

↑↑アメリカ金融史2 アメリカ 共和党と民主党の違い?!から
現在のアメリカがどんな状況にあるかは、本ブログでもいろんなところでレポートされているので詳しく述べる必要はないですが、あれほど繁栄を謳歌していたアメリカがここ40年でどのような道筋をたどって「瀕死」の状態に至ったのか、アメリカの歴史に入る前に簡単におさらいしておきましょう。
19世紀の終わりごろから工業国として力をつけ、20世紀に入って第一次世界大戦で疲弊したヨーロッパに変わり経済大国となったアメリカは、帝国主義政策に邁進します。そして第二次世界大戦でも無傷で勝利し、世界の覇権を握ります。
アメリカは軍事力・経済力を背景に基軸通貨ドルの価値を高く維持して、金融、産業、科学技術、消費文化、すべての面で世界をリードして『覇者』としての姿を世界中に誇示し、他の工業国がアメリカの後塵を拝する力関係が定着します。
1960年代にはピークに達し、軍需を背景にした航空機産業、自動車産業、宇宙開発といった主要産業では他の追随を許さず、次々に登場する最新技術に世界中の人々が目を見張ったものです。
日本でテレビが普及し始めた60年代、アメリカ製のドラマで見る芝生の庭の邸宅、大型冷蔵庫や洗濯機、キャデラックやフォードのバカでかい車に憧れ、アポロ11号の月面着陸(ウソ?)を驚愕してみまもり、ジャンボジェットが日本の空を飛んだ時には小学校の授業を中断して眺めたものでした。
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TVドラマ「タイムトンネル」
画像はタイムトンネル資料館様から拝借しました。
当時の子ども(私?)は、アメリカではそのうち家事はロボットがするようになり、ボタンを押せば料理が出てきて、超高層ビルをつなぐガラスチューブを人々が乗り物に乗って行き来するようになると本気で思っていました。SFドラマの「タイムトンネル」でさえアメリカの科学技術が実現するものだと思っていたのです。
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  投稿者 finalcut | 2009-02-16 | Posted in 08.金融資本家の戦略5 Comments » 

G20の可能性を探る G20な国々⑦トルコ共和国

みなさん、こんにちはー! 😮
G20な国々シシリーズですが、今回は「トルコ」です。
トルコと聞くと・・・。ドネルケバブ、アヤソフィア、サッカー・・・とかですかね。 🙄
実は世界3大料理って、中華料理とフランス料理、そしてなんとトルコ料理が入っているんです!!!?
知らなかったでしょ。みなさんも同じではないでしょうか?
あと、結構親日の国なんですよ・・。
その理由は後で・・・。
それでは、実はあまり知らないトルコ。
行ってみまーす。
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アヤソフィア(イスタンブル)
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  投稿者 watasin | 2009-02-14 | Posted in 未分類 | 6 Comments » 

G20の可能性を探る G20な国々⑤インドネシア(その2)

 今後の金融危機の行く末に大きな影響を与えると思われるG20諸国のうち、日頃なじみの少ない国から順に経済・政治等の実態を調べていくことで、G20の可能性を探るシリーズ。
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 今回はインドネシアのパート2です。
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 前回に引き続き、日本とインドネシアの関係、インドネシアのこれからの可能性を探っていきます。
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 インドネシアは概ね親日国家とされています。前回触れたように「日本人に近い気質」を持っていること、日本のODA累計供与額が最大の国であることなども一因だと思いますが、それだけでなく、両国の歴史的な繋がりも大きいようです。

るいネット
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  投稿者 kato | 2009-02-13 | Posted in 未分類 | 1 Comment » 

貸し剥がしが行われているのに、なぜ大手行の貸出金は増えているの(◎-◎;)???

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銀行の業績悪化⇒貸し渋り・貸し剥がし→企業の倒産→景気悪化…
この波をどうにか食い止めようと、日銀はCPを買い取る政策を実施したりしている。
最近新たに銀行保有株を購入することに決まったようだ。(リンク
“貸し剥がし”について調べていたら、意外な事実が見えてきました。
これだけ貸し渋り・貸し剥がしが増えているのだから、てっきり銀行の貸付額は減っていると思っていたのですが。。。
なんと 大手銀行の貸付額は増えている!???
あれ!?なんで〜〜〜〜〜!???

今日は、その謎に迫ってみたいと思います 🙄

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  投稿者 mihori | 2009-02-12 | Posted in 01.世界恐慌、日本は?No Comments » 

日銀の金融政策が機能しないのはなんで? 〜銀行の収益構造の変化〜

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日本銀行本店 写真はこちらからお借りしました
日銀の金融政策が機能しないのはなんで?〜資金調達方法の変化〜からの続きです。
最近のニュースでは、日本銀行(以下日銀)の金融政策が注目を集めています。
日本における金融システムの番人として、市場介入する日本銀行ですが、これまでの政策はあまり機能していないとも言われています。
その理由として、前回の投稿では民間企業の資金調達の変化を紹介しました。
民間企業の資金調達の変化が、間接金融から直接金融へと移ると、資金の貸し手である銀行の役割にも変化が求められます。その結果、日銀の政策にも影響が出てきます。
そもそも、日銀の市場介入は銀行を通して行われます。
銀行は、日銀の政策方針の元、市場における金融仲介機能を担っていました。具体的には、個人や法人からの預金を預かり、それを他の個人や法人に貸し出すことで資金が循環します。預金量が増える分、貸し出しを増やし、収益を上げていくことが必要です。
しかし、企業の資金調達が変化し、借りたい人が銀行を訪れなくなるとどうでしょうか?
銀行は、それまでのように貸し出しを増やすことが難しくなります。
銀行は貸し出しを減らす分だけ、他のサービスによって収益を上げる必要性が高まります。
(もしくは、必要経費を下げる)
では、これがどのように日銀に影響するのかを具体的に見ていきましょう。
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  投稿者 orimex | 2009-02-11 | Posted in 01.世界恐慌、日本は?5 Comments » 

世界経済どうなる?! その9 世界経済どうする?

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20世紀以降、米国はその軍事力・経済力を背景に、ドル基軸通貨体制を敷き、世界を支配してきました。しかしサブプライムローンを発端とした世界金融危機が急速に進行し現在、ドル基軸通貨体制の崩壊は不可避な状況に追い込まれています。
各国政府・中銀では、金融破綻に歯止めをかけるべく、あらゆる手段を講じていますが、決定的な有効打はなく、さらなる世界暴落もいよいよ現実味を帯びてきています。今や米国覇権の終焉は世界共通の認識として拡がっており、世界は多極化に向かい始めています。各国でドル基軸通貨体制に代わるシステム−多極通貨体制−の模索も始まっていますが、そこには追い詰められた「金貸し」たちによる生き残りを賭けた最終戦争、激烈なつぶし合い,様々な画策も行われています。(先進国はすでに成長の限界。多極化したほうが「金貸し」たちが儲けられる。)
一方、欧州各国政府を中心に、金融機関の一部国有化が推し進められている ことは「世界経済どうなる?」を考えていく上で、非常に注目すべき点になるでしょう。
破局回避のためには、無秩序な金融は規制して国家のコントロールを強め、(国家そのものが破綻しない限りは)秩序化の方向に向かっていると考えられます。これはこれまで【金貸し】たちの独壇場であった市場が国家によって管理されるという意味合いを持っています。
しかし、各国の政治家にまで支配力を持つ金貸しは、彼らを巧みにつかって、金貸しが生き延びられるよう画策を練っていることも忘れてはいけません。
振り返れば、1970年に先進国で貧困が消滅してからのここ30数年は、世界中の市場がバブル化(→バクチ経済化、借金経済化)してゆく過程でした。そのバブルの最終形ともいうべき(世界中の市場に組み込まれた)「証券化金融」が大崩壊したのが、現在進行中の世界金融危機だったわけです。
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  投稿者 d0020627 | 2009-02-10 | Posted in 未分類 | 1 Comment » 

基軸通貨崩壊後の多極通貨制度とは? 〜1.通貨バスケットってなに?〜

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今回は、為替相場制度に関する基礎知識編です。
現在、世界で採用されている為替相場制度は大きく3つに分類できます。
①フロート制
 外国為替市場の需給関係によって自由に為替相場が決定される自由変動為替相場制
②管理フロート制
 通貨当局の管理の下,何らかの基準相場を中心とする一定幅の範囲内に変動が制限さ
 れる管理変動為替相場制
③ペッグ制
 通貨当局が為替市場介入によって為替相場を一定の水準に保つ固定為替相場制
さらに、固定為替相場制には、特定の一通貨に対して為替相場を固定するものと、
複数の通貨によって構成されるバスケットに対して為替相場を固定するものとがあり、
後者が「通貨バスケット制」と呼ばれています。
2005年にロシアが通貨バスケット制を導入しました。
アジアではシンガポールなどでも採用されています。
今回は、この通貨バスケット制についての基礎知識です。
応援よろしくお願いします 😉

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  投稿者 shushu | 2009-02-09 | Posted in 05.瓦解する基軸通貨10 Comments » 

世界経済どうなる?!〜その8.ブレトンウッズ2(G20)のその後

 サブプライムローン問題に端を発する金融危機に対処する為に、2008年11月15日、金融・世界経済に関する首脳会議(G20)がワシントンDCで開催されました。
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 これまでの先進7カ国(G7:日、米、英、独、仏、伊、加)による首脳会議に、中国やインドなどの新興国を加えた20の国と地域(アルゼンチン、豪、ブラジル、インドネシア、メキシコ、韓国、ロシア、サウジアラビア、南アフリカ、トルコ、欧州連合(欧州委員会、オランダ、スペイン))が集まった金融問題に関する首脳会議は史上初めての出来事であり、世界経済を大きく変える、新たな国際金融体制の構築に向けた第一歩として期待され、ブレトンウッズ2とも呼ばれました。
 この時に扱われた内容を改めて振り返り、その後どのような取り組みが実践されてきたかを見てみようと思います。
↓次を読む前に押していってください。

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  投稿者 minezo | 2009-02-09 | Posted in 07.新・世界秩序とは?5 Comments » 

「鎖国」の可能性を探る!ー3 『非鉄金属』ベースメタル編

   富士アルミ工業  アルミのインゴットの写真です

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  投稿者 genkin | 2009-02-07 | Posted in 01.世界恐慌、日本は?9 Comments » 

鎖国の可能性を探る!-2 レアメタルは、自給できるか?

『非鉄金属(レアメタル)をどうする?!』 

それでは次回の 『★その他金属をどうする?』 さん、よろしく〜〜〜
ということで、今回は、今もっとも熱いレアメタルを取り上げたいと思います。
レアメタルとは・・・・・・・
鉄、銅、亜鉛、アルミニウム等のベースメタル(コモンメタルやメジャーメタルとも呼ばれる)や金、銀等の貴金属以外で、産業に利用されている非鉄金属です。一方、レアメタルには、『都市鉱山』という概念があります。すでに日本にはかなり溜め込まれています。

その前に応援よろしくお願いします。
  ↓

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  投稿者 orisay2 | 2009-02-06 | Posted in 01.世界恐慌、日本は?6 Comments »