2011-04-04
市場縮小の深層:7 男達は『力の基盤』を失った
「貧困消滅⇒市場縮小」の深層にある「私権の衰弱」と「序列原理の崩壊」に着目した今回の『市場縮小の深層シリーズ』 今回はその第5回目、るいネットより『男達は「力の基盤」を失った』を紹介します。
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『脱原発・脱市場 不屈の日本再生!』−1 〜原発事故が起きたらどうする?〜
『危ないのはわかってたけど、原発の仕組みや問題点はほとんど知らなかった〜』
『自分の身に降りかかる危機じゃないと、真剣に考えないだな〜、って思った』
『 放射能が見えるメガネって、ないのかな〜? 』
『マスコミの情報はアテにならない!とにかく事実が知りたい!』
『・・・震災は本当に悲しいけど、社会に目を向けるきっかけになりそう 』
・・・これらは、この度の原発事故について仲間と議論した時の代表的な感覚でした。きっと同様の感覚でいる人は多いのではないでしょうか?
東日本大震災から既に3週間が過ぎ、私たちは多くのものを失いました。
しかしその一方で、助けあいの精神で秩序を維持し続けた日本人の共同性の気高さは世界から称賛され、また、みなが社会に生きる当事者として、迫力ある事実追求の気運が高まり、日本再生に向けた活路を見いだせつつあるように思います。
さて、新シリーズ『脱原発・脱市場 不屈の日本再生!』では、利益最優先の市場原理の枠組みで推進されてきた原発問題の本質をまずは探り、その後、これからの日本の可能性やその実現基盤をピックアップし、上記のような実感と繋げながら、みなさんと一緒に考えていきたいと思います!
国家債務危機〜ジャック・アタリから21世紀を読み取る5
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国家債務危機〜ジャック・アタリから21世紀を読み取る2
国家債務危機〜ジャック・アタリから21世紀を読み取る3
国家債務危機〜ジャック・アタリから21世紀を読み取る4
さて前回
>移住者増→人口増と共に私権によって統合された肥大国家を維持運営するためには、どうしてもお金(私権)が必要になり、国家は借金まみれになっていく構造にあります。金貸し達は、その国家の宿命に目を付け、お金を生み出すシステムを安定的、確実なものに仕上げていったのです。
が分かりました。さらに続きを見ていきます。
ジャック・アタリ氏の「国家債務危機」によれば、20世紀に入り、世界は革命と自由のための戦いを通じて民主主義が浸透し、国民主権となっていきました。
この結果、新たに権力を持つようになった国民は権力を獲得した代償として、自らと次世代の収入と資産によって、公的債務支払いの責任を負うことになったのです。
これは第二回目で提起した問題意識・・・
>先進国の借金、どれくらいかご存知でしょうか?
日 本: 870兆円
米 国:1200兆円
英 国: 200兆円
ドイツ: 240兆円
どの国も巨額の債務を抱えています。これが会社だったらとっくに倒産しているレベルです。会社なら経営者に経営責任が問われますが、国の場合、借金を決めた政治家にその責任は問われません。その返済は、社員なら負うことはありませんが、国民はそれを負うことになります。国家は一体どうしてここまで借金を膨らませてきたのか?膨らませることが可能だったのか?
その答えが「国民主権」にありました。
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