2009-11-05

アメリカの覇権、今後のシナリオ〜原子力ビジネス〜

 前回「アメリカの覇権、今後のシナリオ〜知財と資源〜」で触れたように、世界を支配する権力=覇権としてあげた4つのうちの一つである「資源=原子力」について今回は扱いたいと思います。
 原子力発電の燃料となる「ウラン鉱物」の争奪戦こそが、資源をめぐる覇権争いそのものかと思いきや、実はもっと上位での覇権獲得のシナリオが、ロシアとアメリカの間で進められているようです。
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画像は「けんちゃんの吠えるウォッチング」からお借りしました。
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  投稿者 minezo | 2009-11-05 | Posted in 07.新・世界秩序とは?4 Comments » 

「民主政権下で郵政民営化どうなる?」(5)中間まとめ〜政権側の体制は固まってきた

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郵政民営化見直しの基本法案の閣議決定され、新社長に斎藤次郎氏が就任。
日本郵政の取締役も、今までの財界中心のメンバーから大きく変わった。
また、総務省では「郵政改革推進室」と「日本郵政疑惑解明特別チーム」が設置された。
それぞれのメンバーを見れば、郵政民営化に反対してきた国益派が中心であり、今後の真相解明と国益を第一とした新しい郵政への転換に、多いに期待したい。
一方、危機にさらされている竹中氏+大手マスコミは相変わらず株式凍結反対キャンペーンを張っている。日本だけでは無理と考えたのか、竹中氏は海外への論文も発表し仲間を増やそうとしている。
親分であるデビット・ロックフェラーにハシゴを外された?竹中氏は相当な焦りであろう。
今回は、「民主政権下で郵政民営化どうなる?」シリーズの中間まとめとして、今後の郵政の方向性を見ていく上で、小泉・竹中政権の郵政民営化の本当の目的は何だったのか?それに対して亀井氏の新郵政では、何を実現しようとしているのか?それを実現するための現在の体制と金貸しとの関係について、状況と予測をまとめます。
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  投稿者 yooten | 2009-11-04 | Posted in 未分類 | 5 Comments » 

ドルに代わる通貨システムは?〜5.国際通貨基金(IMF)の実権は誰にある?(2)

shinohara_nakagawa_shirakawa.jpgSDR(Special Drowing Roghts:特別引出権)の発行主体であるIMF。そのIMFの副専務理事に、去る10月6日、日本の篠原尚之元財務官が就任すると発表された。左の写真は今年2月14日のG7での中川昭一財務相(当時)の“朦朧会見”だが、中川氏の向かって左にいるのが篠原元財務官だ(右は白川日銀総裁)。当時、会見の補佐役でありながら、呂律の回らなくなった財務相のフォローをすることもせず、微妙な表情で隣に座していた篠原氏の不審な態度は、テレビやインターネットでも話題に上っていた。また、この朦朧会見にかき消されて殆んど報道されなかったが、この前日には、中川財務相が日本からIMFに対する1000億ドルという巨額融資の合意文書に調印し、ストロスカーンIMF専務理事から「史上最大の貢献」と絶賛を受けている。
折りしも、中川元財務相が亡くなった2日後に、この疑惑の財務官がIMFの要職に就く人事が発表されたわけだ。これは単なる偶然なのだろうか?前回記事で整理したIMFの組織体制を念頭に、この奇妙な符合を見せる出来事の裏読みを試みてみたい。
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  投稿者 s.tanaka | 2009-11-03 | Posted in 05.瓦解する基軸通貨3 Comments » 

経済破局を突き抜けていく道標 〜潮流6:’95年、私権原理の崩壊と目先の秩序収束

前回記事『潮流5:失われた40年』より、

’70年以降、市場縮小という現実から目をそらし、市場拡大絶対というイデオロギーから離れられず、国の借金で市場を支え続けてきた。本当はどうすれば良かったのか?
⇒ 「ゼロ成長」政策への転換が必要だったのです。これからでも早期に着手すべき課題です。

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地下鉄サリン事件  人々は「世紀末」の不安に染められていく

  
’90年バブル崩壊、大震災やオウム騒動などを経て、’95年以降の世の中には「世紀末ムード」が蔓延していきます。
そして、生命維持装置で40年間にわたり延命させてきた市場経済も、2009年ついに機能不全に陥りました。今回は、その間「ひとびとの意識はどのように変化していったのか」を見ていきます。
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  投稿者 finalcut | 2009-11-02 | Posted in 01.世界恐慌、日本は?3 Comments » 

ドルに代わる通貨システムは?〜4.IMFの実権は誰にある?(1)

IMF_board_of_governor.jpg前々回の記事では、ドルに代わる国際決済通貨の候補の一つと目されるSDR(Special Drowing Roghts:特別引出権)の仕組みを紹介した。ドル・ユーロ・円・ポンドの主要4通貨のバスケットであるSDRの発行主体はIMF(国際通貨基金)である。
貧困国への融資を(表向きの)使命とする世界銀行に対し、先進国の金融安定を(表向きの)使命とするIMFは、2000年代初頭には、もはやその役割を終えつつあると言われていた。しかし、昨年の世界金融危機以降、急速に存在感を増し、出資金の増強やIMF債の発行などによって、着実にSDRの普及を進めているように見える。
(表向きの)と書いたのは、かつて世銀が悪名高い『緑の革命』で第三諸国の伝統農業を破壊し米国の食糧支配下に組み入れたように、また、IMFがかつてアルゼンチンや韓国など金融危機に陥った国々に厳しい介入を実施し、やはり欧米に有利な市場ルールを強制したように、これら国際金融機関の実の目的は、欧・米・金貸しの世界支配だからだ。それでは現在、SDRを国際通貨にしようとしているIMFの支持勢力はどこなのか?その組織体制と最近の動きから考えてみたい。
いつも応援ありがとうございます。

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  投稿者 s.tanaka | 2009-11-01 | Posted in 05.瓦解する基軸通貨7 Comments »