2009-12-08

減価する貨幣を導入すればどうなる!?

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ゲゼルが明らかにしたお金の特徴は、
〜貨幣の問題性 シルビオ・ゲゼルより引用〜

お金の特徴① 価値が劣化しない・陳腐化しない=蓄財が可能
お金の特徴② いつでも・どこでも・何にでも交換可能=高い流動性

です。
ゲゼルは実際に、オーストリアの人口5,000名弱の小さな「ヴェルグル」という街で、実際に特徴①の機能を弱める「減価する貨幣」を導入しています。当時(1929年)、株式大暴落による世界大恐慌の影響をまともに受けた街を、短期間の内に失業者を減少させ、税収が増えるなど、見事な成果を残すに至りました。
それを見た風辺の200以上の都市が減価する貨幣の導入を検討し始めましたが、これは金貸しにとって不都合なシステムだったのでしょう。1933年にオーストリア中央銀行(金貸し)によって禁止されています。
周辺に広がる前に禁止してしまう金貸しの手際の良さが際立ちます。
しかし私達にとってみれば、金貸し支配からの脱却を考える上で、「減価する貨幣」の可能性を感じざるを得ません。
減価する貨幣が流通すれば、金貸しの力は弱体化していくものと考えられます。
そこで、現代社会で「減価する貨幣」を導入するとすれば、どういった可能性や問題点が挙げられるのか?
順を追って明らかにしていきたいと思います。
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  投稿者 wabisawa | 2009-12-08 | Posted in 07.新・世界秩序とは?6 Comments »