2009-12-10
世界経済破局への長い序章? 2.次の弱い環はFDIC(連邦預金保険公社)か
ドバイ破綻の影響で、湾岸諸国の株価下落が起こっている。また、中東欧の中小諸国の国家破綻への波及が言い立てられている。例えば、ギリシャやバルト海三国である。
一方、不動産開発の破綻という側面に注目して、米国の不動産開発(オフィス・商業施設開発)の破綻、CMBS(商業不動産担保証券)の破綻急増との分析がある。
今回は、米国の不動産開発、その資金調達の方法であるCMBSのデフォルト急上昇を起点とした、米国金融の危うさを見てみます。
危うさの連鎖は、以下の通りです。
1.CMBSのデフォルトが急増している。
2.CMBSデフォルト(不動産貸付破綻)により、中小銀行の倒産が増大している。
3.銀行倒産の増大で、連邦預金保険公社の資金が枯渇してしまった。
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