2009-12-20

GDP信仰からの脱却2〜GDPとは「国内を流れたお金の総量」

第1回では、「GDPという経済指標は旧いのではないか」という問題提起を行い、その出所となった違和感や疑問点、そしてGDPを見直そうとしている世界経済界の動きを書いた。何より大きな違和感は、GDPの大きさが人々の活力や満足感を生み出さなくなっているということだろう。おそらく、戦後貧困の時代から高度経済成長の時代なら、GDPは日本人の活力をよく表す指標として機能していた。
2008年の日本の名目GDPの内訳。
図はこちらからお借りしました。(クリックで拡大)

では、GDPが次第に時代遅れになりつつあるとすれば、どのような点においてなのか?これを明らかにしていくため、まずはGDPの基本的な定義や計算式を数回のエントリーの中で押さえ、その中から本質を探り出してみたい。
いつも応援ありがとうございます。

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  投稿者 s.tanaka | 2009-12-20 | Posted in 01.世界恐慌、日本は?7 Comments »