2013-04-24

幕末維新の代理人】代理人認定#3 五代友厚 〜近代日本市場は西洋金貸しとその代理人によりつくられた〜

金貸し日本支配の構築過程に着目し、その代理人として動いたであろう人物に焦点をあて、幕末維新の背景を明らかにしていくシリーズ。本日は「大阪財界の父」と呼ばれた五代友厚を扱う。
 

         日本において、体制の変化が起きているとすれば、
    それは日本人だけから端を発しているように見えなければならない
                〜アーネスト・サトウ〜

(さらに…)

  投稿者 tani | 2013-04-24 | Posted in 02.日本の金貸したちNo Comments » 

大恐慌の足音・企業は生き残れるか?第12回〜 〜居酒屋から農・介護・宅配事業への業態革命:ワタミ株式会社〜

前回は、外食産業売上トップのゼンショーを扱いました。
大恐慌の足音・企業は生き残れるか?第11回 〜外食産業売上トップ・ゼンショー〜
今回は居酒屋チェーンの一つ、ワタミを扱います。
1984年、現会長の渡邉美樹氏が創業。つぼ八フランチャイズから始まり、和民、和み亭などの外食産業、中食産業の店舗を展開してきました。TVなどでもよく顔を見る渡邉氏は、(8階の会議室で)「ここから飛び降りろ!」と言い放つなど、自社の社員や日本の若者に若者に対する厳しい発言でも知られるスパルタ実業家です。

shinzen-tennai.jpg

(さらに…)

  投稿者 s.tanaka | 2013-04-23 | Posted in 01.世界恐慌、日本は?No Comments » 

新たなバブルが始まった?〜プロローグ〜

%E5%AE%89%E5%80%8D_13974_image003.jpg
 
 
マスコミが「アベノミクス」礼賛に躍起だ。
 
このようにしてマスコミが一斉に騒ぎ立てるときは、ほとんどの場合その背後で何らかの思惑が働いている。
そしてその思惑とは、すでにこれまで明らかになっているように、金融資本勢力発である可能性が高い。
 
例えば、現在好景が上向きのような雰囲気になっているが、実態は金融緩和政策によって金融市場が急拡大しているに過ぎない。
また米国などの金融界では、ほかに有利な投資先がないので、リスクが高いジャンク債が買い進められ、史上最高水準まで高騰しており、明らかにバブルの様相を呈している。
(早くも息切れが始まったとの情報もある:参考記事
 
 
企業にとっては、この状況に対して先手で対抗策を講じていくことが急務であり、そのためには「どこの勢力」が「何を狙っているのか」を明らかにする必要があります。
 
その一助となるよう、今回より「新たなバブルが始まった?」シリーズを始めます。
 

(さらに…)

  投稿者 nishi | 2013-04-19 | Posted in 未分類 | No Comments » 

大恐慌の足音・企業は生き残れるか?第11回 〜外食産業売上トップ・ゼンショー〜

前回は、米国と共に、日本に進駐してきた「日本マクドナルド・ホールディングス株式会社」を扱いました。

大恐慌の足音・企業は生き残れるか?第10回 〜日本マクドナルド・ホールディングス株式会社〜

今回は、外食産業の2回目として、2011年に売上高でトップに立ったゼンショーを扱います。

ゼンショーは、牛丼チェーンの「すき家」や「なか卯」を展開する外食企業です。創業は1982年と比較的新しい企業です。牛丼御三家は、吉野家、すき家、松屋ですが、吉野家が牛丼店を始めたのが1958年、松屋が1968年、ゼンショーのすき家は1982年で後発の牛丼チェーンです。

ゼンショーを創業した小川賢太郎氏(1948年生)は、東京都立新宿高等学校を経て東京大学に進学するも、全共闘運動に関わり中退しました。その後、港湾労働者・労働運動を経て、吉野家に入社します。吉野家の倒産などをきっかけに独立し、ゼンショーを創業しました。ランチボックス(弁当店)、すき家などを開業。その後、M&Aで外食チェーンを次々と傘下に収め、同社を急成長させました。ゼンショーの名は『全勝』『善意の商売』『禅の心で商売を行う』に由来しているそうです。

  zenshou06.JPG

今回は、ゼンショーがどのように成長したのか、現在の財務内容はどうか、拡張路線は的確に時代を読んでいるか、を扱います。

1.ゼンショーの沿革と事業構成
2.ゼンショーの企業財務
3.拡張路線の内容は、時代を読めているか

本文に行く前に、クリックを!

(さらに…)

  投稿者 leonrosa | 2013-04-16 | Posted in 01.世界恐慌、日本は?No Comments » 

【17】『世界経済の現状分析』インド経済

本シリーズは、世界一周、ぐるっと経済の現状分析をしていますが、今回はBRICSの一角で、台頭著しいインド経済を見てみます。
日本では報道されることの少ないインド経済ですが、調べていくと、驚く実態がわかってきました。
map_india%5B1%5D.gif
<地図はこちらからお借りしました>
過去記事は以下をごらんください。
『世界経済の現状分析』【1】プロローグ
『世界経済の現状分析』【2】米国経済の現状(ファンダメンタルズ)
『世界経済の現状分析』【3】米大統領選の分析その1(両候補の政策の違い)
『世界経済の現状分析』【4】米大統領選の分析その2(両候補の支持層の違い)
『世界経済の現状分析』【5】米大統領選の分析その3(米大統領選の行方?)
『世界経済の現状分析』【6】中国経済の基礎知識
『世界経済の現状分析』【7】中国経済の現状(ファンダメンタルズ)
『世界経済の現状分析』【8】中国、新体制・習近平でどうなる?
『世界経済の現状分析』【9】中国経済のまとめ
『世界経済の現状分析』【10】欧州経済の現状①(ファンダメンタルズ)
『世界経済の現状分析』【11】欧州経済の現状②(独・仏 VS PIIGS 格差問題の分析)
『世界経済の現状分析』【12】EU経済の現状③(EUの政治状況、右翼化?)
『世界経済の現状分析』【13】ロシア経済の現状(ファンダメンタルズ)
『世界経済の現状分析』【14】ロシア経済の現状〜プーチンの焦り
『世界経済の現状分析』【15】コラム:新たな天然ガス資源「シェールガス」
『世界経済の現状分析』【16】ブラジルの経済の現状(ファンダメンタルズと金貸しの戦略)

応援よろしくお願いします↓

(さらに…)

  投稿者 yukitake | 2013-04-06 | Posted in 10.経済NEWS・その他No Comments » 

【16】『世界経済の現状分析』ブラジルの経済の現状(ファンダメンタルズと金貸しの戦略)

%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%B8%E3%83%AB.jpg
これまで、アメリカ、中国、EU、ロシアについて扱ってきました。今回は、南アメリカの大国ブラジルについてみていきましょう。
金貸しブログでは以前TPP特集でメルコスールについて調べました。〈リンク
このブロック経済が、うまくいっていない状況の背景について探りましたが、今回は、直近のブラジル経済の現状とその背後にある金貸しの戦略についてみていきましょう。

過去記事はこちらからどうぞ
『世界経済の現状分析』【1】プロローグ
『世界経済の現状分析』【2】米国経済の現状(ファンダメンタルズ)
『世界経済の現状分析』【3】米大統領選の分析その1(両候補の政策の違い)
『世界経済の現状分析』【4】米大統領選の分析その2(両候補の支持層の違い)
『世界経済の現状分析』【5】米大統領選の分析その3(米大統領選の行方?)
『世界経済の現状分析』【6】中国経済の基礎知識
『世界経済の現状分析』【7】中国経済の現状(ファンダメンタルズ
『世界経済の現状分析』【8】中国、新体制・習近平でどうなる?
『世界経済の現状分析』【9】中国経済のまとめ
『世界経済の現状分析』【10】欧州経済の現状①(ファンダメンタルズ)
『世界経済の現状分析』【11】欧州経済の現状②(独・仏 VS PIIGS 格差問題の分析)
『世界経済の現状分析』【12】EU経済の現状③(EUの政治状況、右翼化?)
『世界経済の現状分析』【13】ロシア経済の現状(ファンダメンタルズ)
『世界経済の現状分析』【14】ロシア経済の現状〜プーチンの焦り
『世界経済の現状分析』【15】コラム:新たな天然ガス資源「シェールガス」
その前に応援よろしくお願いします。

(さらに…)

  投稿者 orisay3 | 2013-04-04 | Posted in 04.狙われる国の資産No Comments » 

お金はどこから生まれてきたのか?〜中国における貨幣制度の成立

このシリーズでは、私たちの暮らしになくてはならない「お金」というものが、どこから生まれてきたのか?を追求しています。
人類の歴史は、かつて共認によって集団及び社会統合していた時代から、武力による統合へ、そして現代につながる貨幣による統合へと移行してきました。このうち武力から貨幣へと移行する結節点を探ろうというのが、そもそもの問題意識です。そこに貨幣制度の持つ強さや恐ろしさ、欠陥が見えてくるのではないかと期待しています。

 

今回は、そのうちの貨幣成立の歴史:中国編の最後になります。

 

さて前回までの記事はこちらです。
第1回 プロローグ
第2回 パプアニューギニアでの貝貨の使われ方
第3回 中国、殷の時代に宝貝はどのように用いられたか?
第4回 中国での貨幣登場

 

%E9%9D%92%E9%8A%85%E5%89%A3319.jpg
前回の記事では、幻想価値であった宝貝の代わりに、贈与品として実用価値を持った青銅器が登場したことを扱いました。
殷の生き残りである「専門技術集団」が青銅器精錬技術を発達させたことによって、青銅器の刀や農機具が発達し、それぞれ兵士や農民にとって貴重なもの、必要なものとして広まっていったのです。これにより交換市場が形成されました。ただ初期段階では実質的には物々交換のようなもので、それが市場の交換ツールに特化することで刀銭、布銭が登場したのです。*写真は周朝時代の青銅刀

 

実は、周が殷を滅ぼした殷周革命での重要ポイントとして、「殷の生き残り集団」がもたらした歴史的意味が、「青銅器技術を向上させたこと」以外にもう一つあります。今回はそこから改めて刀銭・布銭が広まり「貨幣」成立へつながる経緯に、アプローチしていきます。
 

(さらに…)

  投稿者 goqu | 2013-03-28 | Posted in 08.金融資本家の戦略No Comments » 

【幕末維新の代理人】代理人認定#2 井上馨 〜攘夷→開国→倒幕→欧化政策 結局守ったのは己の利権?〜

「日本において、体制の変化が起きているとすれば、それは日本人だけから端を発しているように見えなければならない」
「事実、その変化はわれわれの考え方と異なる仕方でおきるかもしれないがそれが真に恒久的なものであり、且つ有益なものであるためには、徹頭徹尾、日本的性格という特徴を帯びていなければならない。」

 
(1866年4月26日、ハモンド外務次官からパークス在日公使館宛文書・・・遠い崖−アーネスト・サトウ日記抄3『英国策論』 より転記)

このシリーズは「幕末維新の代理人」をテーマに、近代以降における金貸しの日本支配の構築過程に着目、実際に金貸しの代理人=エージェントとして動いていたであろう人物達に焦点を当て、これまで語られなかった幕末維新の背景を明らかにしていくものです。
これまでのシリーズは、
【第1回】プロローグ
【第2回】黒船前夜〜アヘン戦争と英国による間接統治〜
【第3回】黒船来航〜ロスチャイルドのエージェントだったペリー〜
【第4回】幕末の下級武士たちを突き動かした役割不全と私権不全
【第5回】「攘夷を旗印に暴れた下級武士」と「倒幕に突き進んだ西国雄藩の本音」
【第6回】【幕末維新の代理人】代理人認定#1 伊藤博文〜日本最初の総理大臣は、金貸しによって作られた
をお送りしてきました。
前回記事でお伝えしたように、

(伊藤博文が)公家(北朝)出身の三条を抑えて、田布施町(南朝の末裔)出身の貧農が初代総理大臣の座を勝ち取ったのは、特筆すべきところです。金貸しの支援によってそのエージェントが国政のトップとなったのですから。

この金貸し支援政府の伊藤第一次内閣において、初代外務大臣(外務卿)となったのが井上馨です。今回はこの伊藤博文と同じく長州の雄であり、また英国に密航留学した長州ファイブの1人でもあった井上馨に迫ってみます。

【井上 馨(いのうえ かおる)】

(さらに…)

  投稿者 pipi38 | 2013-03-27 | Posted in 02.日本の金貸したちNo Comments » 

大恐慌の足音・企業は生き残れるか?第10回 〜日本マクドナルド・ホールディングス株式会社〜

前回までは、電機・工業品メーカー、流通業界における企業の経営状況分析をしてきました。
どの分野でも、少なからずリーマンショックの影響を受けており、経営状況が悪化した企業や逆境を乗り越え挽回をみせる企業など、生々しい企業の実態を垣間みることが出来ました。
今回からは路線を替え、食品産業界に視点を向けてみたいと思います。
近年急速に高まってきている人々の食への関心は食品業界にどのような影響を与えているのでしょうか。
今回扱う企業は、あの馴染みの深い『日本マクドナルド・ホールディングス株式会社』です。
  mcdonalds_logo.jpg
いつも応援ありがとうございます。

(さらに…)

  投稿者 kuwamura | 2013-03-26 | Posted in 未分類 | No Comments » 

日本史から探る脱市場の経済原理(12)〜日本人の中に息づく鎌倉武士の精神性〜

前回記事では、鎌倉武士の成り立ちと生活を取り上げました。

鎌倉武士は武士の理想像とされます。鎌倉時代が終わって南北朝の動乱、室町期、戦国期、江戸期を通じて「古の鎌倉武士を見るような」との賛辞は武士を褒めるのに最大級のものであったことは確かです。武士の精神は鎌倉期に極限まで高揚し、南北朝、室町期に低迷し、もう一度戦国期に高揚しますが、戦国武者をもってしても鎌倉武士の下位におく人が多いです。
こちらより

kamkurabushi.gif

今回は、彼らの精神性の中味をより具体的に見ていきたいと思います。

(さらに…)

  投稿者 s.tanaka | 2013-03-17 | Posted in 01.世界恐慌、日本は?No Comments »