2009-04-20
バランスシート不況とは?
最近、野村総合研究所 主席研究員である リチャード・クー氏が提言する「バランスシート不況」という視点が注目を集めている。リチャード・クー氏によれば、
日本の通貨は強く、年間30兆円もの為替介入をしないとどこまで円高が進むかわからない状態ですし、貿易収支は世界最大の黒字、インフレではなくデフレ、金利は世界最低と、どれをみても超優等生
にも関わらず、バブル崩壊以降、日本経済が停滞し続ける背景には、「バランスシート不況」があり、
その対策として、政府の財政出動が必要であるという。
このリチャード・クー氏の視点は、現在の世界経済不況を捉える視点にも有用と考えられるので、今回扱ってみたいと思います。
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FRB資産状況090415:FRB資産が再び膨張
前回3月17日の記事では横ばい状態だったが、ここ1ヶ月の間で総資産1.9兆ドルから2.2兆ドルへ再び拡大に転じた。FRBが15日に公表した地区連銀景況報告(ベージュブック)では、「一部地域では落ち込みペースが鈍化した。」「住宅市場では事態改善の可能性を示す一部兆候がある」と経済低迷の底打ち感を指摘しているものの、依然予断を許さぬ状態が続いていることは間違いない。
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鎖国の可能性を探る!-11 石油化学製品からの脱却
前回のレポート、「どうする、石油はエネルギー源だけではない!」では、石油化学製品への依存状況を踏まえ、当面の対応策として「フィードストックリサイクル」というものがあることを報告しました。
さしあたりのつなぎ対策として可能性があるものですが、長期的に見れば石油化学製品から脱却する道を見出すことが必要です。
今回は、石油化学製品からの脱却の可能性を探ってみました。
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中国の頭痛 『伸び悩む経済・激増する失業者』
マスコミは、これからの世界経済は中国が牽引すると言ってますが、実はそうではない、という話です。
写真は頭を抱えるWBC中国コリンズ監督(アメリカ人)と、全然気にしてない中国チームの人たち
(本文にも微妙に関係があります・笑)
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食料自立への道を探る2.飢餓マップ、アフリカが何故、食料不足なのか
FAO(国際連合・食糧農業機関)が、発表するハンガーマップ(世界飢餓地図)があります。これは、栄養不足の人口が、全人口の何パーセントかを示したものです。
色の一番濃い(赤い)国が、栄養不足人口が35%を超える諸国です。次のオレンジが20%〜34%の諸国です。
地図から分かるように、アフリカ大陸の多くの国が、栄養不足・飢餓に苦しんでいます。
ポップアップです。
出典:国際協力新聞、HUNGER MAP
この地図を見て、アフリカ諸国を「貧困大陸アフリカだなぁ」との感想を誰でも持ちますが、何か変ではないでしょうか。
アフリカ大陸の気候を考えて下さい。温度が高く、降水量にも恵まれていますので、植物生産力は、大きいのです。この優れた気候条件を食料生産に活かしているなら、栄養不足には陥らないはずです。(もちろん、サハラ砂漠以南の乾燥地帯、熱帯雨林の生茂る地帯等、穀物・食料生産に厳しい地帯がありますが。)
今回は、気候条件に恵まれたアフリカ大陸が、何故、飢餓大陸になってしまったのか。その理由を探っていきます。
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食料自立への道を探る1.プロローグ、視点とテーマ展開
2008年秋から始まった、世界大不況の中で、農業部門への注目が格段に高まりました。
また、先進国の金貸しが強引な資金引き上げを行うことで、外貨準備の枯渇、食糧輸入の途絶により、飢餓に直面する貧困国が拡大しています。
一方、以下に見るように、日本では、食料国産への意識が極限まで高まっています。
内閣府の世論調査では、昨年9月段階で、食料国産志向の比率は、94%まで上昇しています。昨年前半には、小麦、とうもろこし、コメの国際価格が数倍にも値上がりしました。そして、パン・麺類の値上がりを経験した結果、輸入穀物への依存に対する危機意識が高まり、国産志向が9割を超えたのです。
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■アメリカ金融史7 アメリカは、なぜ拡大できたのか
前回記事はこちら 『アメリカ金融史6 南北戦争が起きたのは、何で?』
さらに気になる方はこちらも 『アメリカ金融史(番外編)〜南北戦争はアメリカ型戦争の原型〜』
前回の記事では南北戦争のことを紹介しましたが、アメリカは南北戦争後、どのようにして世界へ進出していったのでしょうか
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G20な国々⑪ロシア連邦
G20の可能性を探る G20な国々⑪ロシア連邦
皆様、こんにちは。
今回はG20でのロシア連邦の可能性を探ってみたいと思います。
4月にG20会議が開催されましたので、G4(BRICs)とばれる
新興経済国群の1つに挙げられているロシアを探ってみたいと思います。
「カムチャツカ富士」の別名を持つコリャーク(コリャークスキー)山
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G20各国の思惑
G20参加国について各国の思惑について図解化を考えてみました。
政府紙幣が発行されると、何が変わる? 〜利払費ってどれぐらい支払われてるの?〜
いよいよ始まった“政府紙幣”シリーズ第②弾!
今日は、まず初歩の初歩から 🙄
また政府が資金調達する際には、国債を発行して、それと引き換えに日銀券を手に入れますから、政府にとっても借金です。
借金ですから、国債の償還(返済)時には、利息を支払う必要があります。
≪政府紙幣が発行されると、何が変わる?〜序章〜より引用 ≫
の部分に着目
国債の利息分=利払費ってよく問題になっているけれど、実際にどれぐらい払ってるか意外と知らないかも
と思って、気になって調べてみました 😀