■アメリカ金融史7 アメリカは、なぜ拡大できたのか
前回記事はこちら 『アメリカ金融史6 南北戦争が起きたのは、何で?』
さらに気になる方はこちらも 『アメリカ金融史(番外編)〜南北戦争はアメリカ型戦争の原型〜』
前回の記事では南北戦争のことを紹介しましたが、アメリカは南北戦争後、どのようにして世界へ進出していったのでしょうか
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フロンティア消滅宣言により、大陸内の開拓を制覇したアメリカは“ヨーロッパの中南米干渉に対抗して中南米団結、協力していきましょう”という『パン=アメリカ主義』を主張しながら、実質的には中南米諸国を干渉し(カリブ海政策)、帝国主義政策(中南米をアメリカの指導下に)を次々と行います
米西戦争(1898年)
ベネズエラ干渉(1902年)
ドミニカ保護国化(1905年)
パナマ独立→パナマ運河開通(1914年)
etc・・・
特に代表的なのが1898年の米西戦争です
1895年、スペイン領キューバで独立革命がおこりスペイン・キューバ戦争に。
しかし1898年のキューバのバハナ港内で、アメリカ戦艦が爆沈 (実際は事故 による火災が原因とのこと)
それをきっかけにキューバを開放するという口実で宣戦したのです。戦争自体は半年でわずかな死傷者だけで済み、結果はキューバを占領下に置き、更にはキューバ問題とは無縁のフィリピン・プエルトリコ・グアムを植民地として獲得
またこの戦争では、新聞を使い、スペインのキューバ人への残虐行為を何度も報道することで、アメリカ国民の反スペイン感情を煽動し、煽動された大衆が戦争を要求した最初の事例だそうです。
アメリカはこの頃からマスコミを活用して都合の良い様に上手く戦争してきてるんですね〜
またさらに、中国の領土保全・門戸開放・機会均等の3原則を要求し(門戸開放宣言)、中国市場へも進出
アメリカはあたかも、他国の為、平等・自由を主張しながら、自分達が都合よく市場を拡大できるようにしてきたんです
国内の開拓を終えたアメリカは、このようにして中南米、そして中国へと進出していったんですね
参考ページ
アメリカ帝国主義〜新市場を求めて〜
米西戦争の戦後処理
『アメリカの共和党と民主党』4・・・世界一の経済大国へ
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コメント8件
finalcut | 2009.10.13 22:00
雑誌「popeye」は70年代後半から80年代にかけて若者に新しいライフスタイルを提示した、当時としてはかなりの引力を持った雑誌でした。
社会ではロッキード事件、日航機ハイジャック事件、79年自民党大敗などいろいろあったが、この雑誌のおかげで世情不安には目を向けることなく、ボクたちはひたすら「カッコいいライフスタイル」を求めて毎日を過ごしていた。
見たこともないアメリカの若者の生活スタイルを真似ることで、大人たちとは違った人生を歩むのだと思い込んだり・・・。
まさにマスコミに踊らされた若者のハシリだったわけですが、熱が冷めたら一気に大人びたフリをしたのは団塊の世代と同じような心境だったのか。
私権観念は無効化しつつも社会や課題や観念を捨象するという時代を過ごした若者達、充足基調のハシリでありながら本源収束しきれない若者は、マスコミのとっては格好のターゲットだったのだろうな。
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こんにちは、またブログ覗かせていただきました。また、遊びに来ま〜す。よろしくお願いします
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匿名希望♂ | 2009.10.13 21:41
これを読んで思い出したのが、会社の後輩達(20代)です。彼らは「実現志向が強い」という感じではありませんが、高い壁を簡単に飛び越えていきます。これが、充足発の実現志向の成せる技なのでは、と思いました。