2010-01-24

GDP信仰からの脱却7〜GDPの成立と批判の歴史

前回までの記事の中で、GDPという指標の本質とはどういうものなのかについて検討してきた。
GDPとは“国内を流れたお金の総量”(第2回)
GDPとは“市場化”された活動の総量(第3回)
GDPとは“共同体の解体度合”の指標(第4回)
2割が政府借金に支えられているGDP(第6回)
第3回の記事で書いたように、GDPとは市場という“お金世界”の大きさを表す指標である。貧困の時代は、GDPを上げることが大衆の意識と合致した目標足りえたが、現在は上記の記事で書いたように、共同体解体の弊害や市場原理主義の弊害の方が大きくなった。
そもそも、GDPという指標はいつ頃、どのようにして、世界的な経済指標として用いられるようになったのか?今回は、その歴史的経緯を押さえてみる。
いつも応援ありがとうござます。

(さらに…)

  投稿者 s.tanaka | 2010-01-24 | Posted in 01.世界恐慌、日本は?3 Comments »