2010-03-02

自主管理への招待(6)〜実現思考とは何か〜

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(写真はこちらからお借りしました。)
‘70年の貧困の消滅により、人々はこれ以上物を欲しないようになり、物的生産は飽和状態に達しました。
そして現在、デフレ基調と言われる様に、人々の意識の根底には、物的過剰生産に対して忌避感さえ生まれてきており、過剰生産・過剰消費に対する、もったいないという意識も、変えようのないものとして、深く人々の意識の底に刻み込まれ、物的価値より類的価値※の生産に評価が集まるようになって来ました。
つまり、企業がその資本力にものを言わせ、ものをどんどん市場に供給するというスタイルがもはや旧来のものとなったわけで、今や人々の精神的欲求を掴み取り、社会的欲求に応え、成員の活力を引き出すことの出来る企業のみが生き残る、各成員の認識力そのものが、成否を決する時代になってきたのです。
今回は先回「否定し要求するだけの「閉塞の哲学」から、実現対象を獲得した「解放の哲学」へ」 に引き続き、シリーズ第6回、類的価値の生産という新たな生産様式への転換。現実を突破するために必要な実現思考について、 「るいネット【自主管理への招待(6)】」 から、紹介したいと思います。
 ※「類的価値」の説明は、本文中を参照してください。
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  投稿者 tamimaru | 2010-03-02 | Posted in 07.新・世界秩序とは?9 Comments »