2010-03-01

宇宙船地球号パイロットのマニフェスト(14)                 ケース・スタディとしての「朝鮮半島エリア」(下)

北朝鮮という国の現状を表現するならば、まさに「窮鼠猫を噛む」の一言に尽きるでしょう。中国語の「窮鼠噛狸」が由来だそうですが、そう言えば金正日氏のご尊顔は、どこか「狸」にそっくりです。本来ならば「狸」が「狸」を噛むような共食いはないはずでしょうから、問題が解決しないはずはないはずなんですが……。
英語で「窮鼠猫を噛む」は、「A doomed mouse will bite a cat if he has no choice」となります。つまり選択肢が無いから噛むわけで、噛まなくするには、相手が納得する選択肢を与えればいいのです。
北朝鮮が、喉から手が出るほどに欲しい選択肢は必ずあるわけで、しかも私たちは、その選択肢を与えることもできるわけです。そうすれば鼠は猫を噛むこともなくなり、鼠も猫も、他の動物たちともども、平和に共存することができるようになります。甘いでしょうか?
ということで、14回目、最終回の投稿をお届けしますが、例によって今後の進捗を一覧にしておきます。バックナンバーについては、リンクになっています。
 1.「石油・ドル本位制」に代わる世界システムをつくる
 2.石油に代わる代替エネルギー資源としてのトリウム
 3.人類が必要とする8万kWe、84万基のトリウム原子炉
 4.トリウム原発によるBOP優先の安価な電力供給計画」
 5.トリウム・エネルギーが生むポスト・ドルの準備通貨「UNI」
 6.地域通貨「アトム」から国際準備通貨「UNI」への出世街道
 7.「見えざるカミの手」による布石か? シーランド要塞跡
 8.金融崩壊の今こそ、金融再生を担う新しい人材が必要
 9.工程表に従い、エンジニアリング企業とシーランドを確保
10.2050年の人口を基に策定したマーケティング・エリア
11.総額1680兆円の建設費を要するトリウム・エネルギー
12.トリフィン・ジレンマのない「アトム」だから「UNI」に出世できる
13.ケース・スタディとしての「朝鮮半島エリア」(上)
14.ケース・スタディとしての「朝鮮半島エリア」(下)(本稿)
では始めましょう。その前に、クリックをお願いします。

(さらに…)

  投稿者 Dr. Done | 2010-03-01 | Posted in 07.新・世界秩序とは?1 Comment »