2010-03-16

「市場の原理(価格格差の秘密)」−1

この間の経済不安・危機は、リーマンショック以降様々な形で我々の活動に影響を与え、その影響度は日に日に強烈になってきている感が拭えません。
金融市場を代表する市場経済は、実体経済とかけ離れていて、日常的に一般大衆は意識していない。
にも拘らず、企業活動を始め大きな影響を与えているという理不尽さに気が付いている人は多いと思います。
今日から始まるこのシリーズ「市場の原理(価格格差の秘密)」では、教科書の嘘・支配階級の騙しと市場構造を解明したいと考えています。
市場(シジョウ)とは、物々交換から始まった、などの教科書の嘘を暴き、取引原理、幻想価値、価格格差など、教科書では書かれていない市場経済の本質を明らかにしていきます。
第一回目として、市場の起源とその拡大過程を抑えます。
以下引用部分はるいネット投稿「超国家・超市場論9 私権闘争の抜け道が、交換取引の場=市場である」からです。
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これは十字軍です。市場の拡大に大きな影響を与えています。

交換取引は、武力闘争(およびその帰結たる身分制度による私権拡大の封鎖)からの抜け道として登場した。それどころか、最初に交換関係が登場した動機は、額に汗して働くよりも、(相手にこの品物が大きな可能性を与えてくれると信じ込ませることさえ出来れば)交換によって得る益の方が、ずっと大きいからである。

武力闘争が繰り広げられた結果、武力支配国家が成立して安定してくると、富と武力が世襲され、持つもの持たざるものの格差はドンドン開いていく。
これが生涯固定の身分制度となり、確固とした身分序列体制が確立する。
身分を駆け上がる可能性が閉ざされた中で、私利私欲を満たす可能性は、騙しと掠め取りにしかなく、これが古代市場の誕生となった。
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いつもありがとうございます。

(さらに…)

  投稿者 gokuu | 2010-03-16 | Posted in 06.現物市場の舞台裏2 Comments »