2009-04-27

アメリカ金融史8 アメリカはいか にして金融の中心となっていったのか?

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前回記事、 『アメリカ金融史7 アメリカは、なぜ拡大できたのか』 では、「アメリカは南北後どのように世界に進出していったのか?」 という内容を扱ってきました。今回は米西戦争以降、アメリカがいか にして金融中心となっていったのか?
本家本元金貸したちの動向に迫ってみようと思います。
 
【武力から資本力へ】
19世紀終盤から20世紀初頭にかけては、時代の転換期でした。
 
15世紀の大航海時代から始まった植民地拡大ですが、19世紀終盤になると、南アメリカ等一部を除く世界中のほとんどが列強の植民地と化しました。
そのため戦争は、新天地の支配権を巡っての局地戦に変わって、列強同士の覇権争い である世界大戦へと突入していきます。
 
しかし、その背後には金貸したちが糸を引いていたのです。
 
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中世は強大な武力を持つ国家が支配していましたが、武力では勝てない金貸したちは、力の序列の抜け道として、市場拡大を画策し資本を蓄積してきました(参考:GRAND THEORY Vol.4 P6)。そして、資本力が武力を上回る制覇力を得た結果が、フランスの市民革命やアメリカの独立です。(参考:■アメリカ金融史5 アメリカ独立の背景
 
【金貸しの手法】
◆前回扱った米西戦争でもマスコミを上手く使って世論を操作し戦争へ向かって行きましたが、金貸しの手法はいつも同じです。第一次世界大戦で、金貸しが儲ける為にとった行動はというと、
 
 
・ヨーロッパのマスコミを使って世論を戦争へ扇動
・軍需産業は、金貸しが押さえているので、国同士が戦争を起こす事によって金貸しは儲けられる。(e.x.第一次大戦ではドイツ・オーストリア・オスマントルコ・ブルガリアからなる中央同盟国と、三国協商を形成していたイギリス・フランス・ ロシアを中心とする連合国のどちらにも、それぞれに戦争するように勧めて 第一次大戦が開始させていた。その結果この戦いで西欧は長引けば長引くほ ど、疲弊していきました。)
・戦場にならなかったアメリカは武器を輸出し軍需景気で大儲けしていきます。
 
【金貸しによるアメリカ支配】 
◆そのような状況をうけ、ロスチャイルドを中心とする金貸したちは、衰退しつつあるイギリスに変わって拠点アメリカに移しました。
 
軍需産業によって大儲け したロックフェラーに対して、ロスチャイルドが取った戦略が、中央銀行設立です。
 
金貸しは政府に働きかける と同時に、マスコミを使って大衆を扇動し、大義名分を作ってアメリカも参戦。そうすることによって、アメリカは金貸しから借金をせざるを得なくなり、金貸したちはアメリカ国家を支配しました。
 
こうして、
第一次大戦後、力をつけたアメリカは、イギリスに変わる覇権国金融の中心となっていきました。
 
【まとめ】
◆金貸したちはこの先アメリカが中心になるということを読んでいて、世界を支配する為に、アメリカに中央銀行を作らせる必要があり、そのためにアメリカに戦争を参戦させる必要があったともいえます。
 
戦争を起こす為にマスコミによる共支配そして、正当な理由をつけてどこかの国が戦争を起こせば、軍需産業を持つアメリカが儲かり、そのアメリカが参戦すれば、中央銀行を牛耳っている金貸したちが儲かる という仕組みが出来上がったのです。
 
先進国の中央銀行をそうした形で支配してしまうと、金貸したちの思い通りとなり、90年代まで金貸したちの支配が続いて行きました。
アメリカの背後にいる金貸し支配!!怖い〜

List    投稿者 shijimi | 2009-04-27 | Posted in 08.金融資本家の戦略8 Comments » 

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コメント8件

 tensen | 2009.10.25 22:25

>こうして新自由主義の呼び声と共に市場均衡論が復位する。
>何と、この不確実性の時代に制御するのは市場メカニズム以外にはない
>という考えかたが再び主張される。
  
金融資本家はニクソンショック、第一次石油ショック、スタグフレーションなどを
起こしておきながら、これらは到底起こりえないような想定外の事件が起こる時代
=「不確実性の時代の幕開け」と言っている。
 
また、この不確実性の時代を制御出来るのは市場メカニズム以外にはないという
考えかたが再び主張され、投資や金融市場、資産市場がもてはやされている。
そして、次々と金融商品が作られて行き、庶民がマネー経済に振り回される羽目
になった。全て金融資本家の企みだと思う。

 zolist | 2009.10.26 0:59

いつも更新を楽しみにしています。
新自由主義を担保する理屈として、嘗て日本市場は不公正な市場だと米に断定されました。
またグローバルスタンダードという名の下に、会計基準も国際基準として重視され、日本は時価会計を導入しろと圧力をかけられました。
日本がバブル崩壊により不良債権が積み上がった状態である一番苦しい時期に新自由主義はわが世を謳歌し始めた記憶があります。
 さて、100年に一度という金融危機とやらで米は決算期を乗り切るに当たって、突然ルール変更をしました。その一部始終は皆様の周知の事と思うので省略します。透明化だとか国際基準だとか高説を垂れていた経済学の本家が、厚顔無恥にも闇鍋ルールに突然変更です。以前はエンロン不正会計もありました。またSIVを大本の投資銀行のBSから隠してしまう為に投資銀行の本店を情報開示を詳細にしなくて良い州に置くということをどこもやっているわけです。
 米が正義の国だと信じた日本人が悪いのか?それとも単なる勉強不足からくるカモで自己責任なのか?
カモられていると気がつきつつ、抵抗できない軍事力の優劣の問題なのか?
 バブル崩壊以後の日本を見ると、経済学と言うのは学問では無いと思えるのです。論理学では、発生論的誤謬でしかない。儲けたい、主導権を握りたいという存在がカモに対して投げかける仕掛け。権威から論証手法により主張を無理やり正当化する。このような方法は自然科学の世界では全く認められません。そりゃ詭弁だよと言われておしまい。
 経済学は発生論的誤謬なのに、もっともらしい高等数学を並べて体裁を整えている。グリーンスパンがとかクルーグマンが、ケインズがなんて皆が一丁前に自説を展開します。
 奇しくも100年に一度の金融危機炸裂後、ソロスは自著にて危機の要因として金融にあたって担保を欠いた事を指摘しました。きちんと土地など担保を取らずに貸したのが異常な信用膨張を生み出したと。
 ちょっと待てです。それって嘗ての日本スタイルである土地本位制だろと。
 もしかしたら今回の危機で焼け太りをしている連中は心の中で舌を出して笑いを堪えているのかもしれません。
 心配なのは、世界中でこれからツケを払わされるの貧しい納税者です。失業という苦も、それに起因するローン地獄に遭う人々。
 仕掛けた連中は、経済学は詭弁だと自覚しているはずです。カモがあっての富裕層ではないでしょうか?

 mtup | 2009.11.10 22:54

返信遅くなってゴメンなさい。
tensenさん、コメントありがとうございます。
>全て金融資本家の企みだと思う。
その通りですね。でもそのことに気付いていない人々が多いことも事実です。
このシリーズを通じて、少しでも多くの人々にそのカラクリに気付いて欲しいし、今までそのようにして焼け太ってきた連中を白日の下に晒して行きたいと思ってます。
これからもよろしくお願いします。

 mtup | 2009.11.10 23:02

返信遅くなってゴメンなさい。
zolistさん、コメントありがとうございます。
>仕掛けた連中は、経済学は詭弁だと自覚しているはずです。カモがあっての富裕層ではないでしょうか?
全くその通りです。
今まで経済学って訳が分からなくて、ほとんど興味もなかったのですが、調べれば調べるほどに普通の人にとって何の役にも立たないものだということに私自身気付かされました。
だからこそその欺瞞性を多くの人にもっと知って欲しいし、彼らの犯罪性を暴いて行きたいのです。
これからもよろしくお願いします。

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