2012-08-15

米国はどのように衰退してゆくのか?(12)米国産業の行く末は?その1 南北戦争後に重厚長大産業が勃興、財閥が形作られる

これまでのシリーズで米国ドルの覇権通貨確立から、近年の世界各国におけるドル離れ、そして金融市場の縮小に至る過程までを扱ってきました。金融経済は今、縮小の一途を辿っています。
2008年の住宅バブル崩壊を皮切りに、住宅ローンが証券化された債権が暴落、信用不安からさらに多種の債権に飛び火して、アメリカを代表するベアスターンズやリーマンブラザーズが倒産に追い込まれたことは記憶に新しい所です。
現在では、その煽りを受けた欧州諸国が、国債バブル崩壊の危機に晒されており、ギリシャやスペインなどの国債金利の動向には、欧州発の経済恐慌に突入する可能性を多分に含むがゆえに、世界が注視せざるを得ない状況に陥っています。
このように金融経済が全面的な行き詰まりを迎える中、金融経済亡き後の姿を抑えておくことは、米国の行く末を予測する上でも重要な課題だと思われます。特に戦後の米国においては、金融経済が米国を支えてきたと言っても過言ではありません。
よって、今回を始めとして3〜4部作の予定で、米国の実体経済=産業に焦点をあてて米国の将来像を予測していきたいと思います。
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  投稿者 wabisawa | 2012-08-15 | Posted in 未分類 | No Comments » 

『日本国債暴落の可能性は?』【14】金貸しが日本国債暴落を仕掛る可能性は?

これまでの分析では日本国債は暴落する可能性が高いと予想されます。
【10】国債暴落説の紹介にもありましたが、中でも「金貸しのたくらみ」によって暴落が仕掛けられる説が最も不透明で、リスクが高いと思われます。
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<ゴールドマンサックスタワー:画像はこちらからお借りしました>
そこで、今回は、ゴールドマンサックス等の金貸しがギリシャ危機を仕掛けたように、日本にも国債暴落を仕掛けてくる可能性は本当にあり得るのか?を掘り下げてみたいと思います。
過去記事は以下をごらんください。
【1】プロローグ
【2】国債って何?:基礎知識の整理①
【3】国債発行と流通の仕組み:基礎知識の整理②
【4】国債発行の歴史と直近の発行残高(国の借金1000兆の実態)
【5】国債って誰が持ってる?(保有者の実態)
【6】コラム①:格付け会社って何?
【7】国債市場の動き?
【8】日銀の金融政策って何?:基礎知識の整理③
【9】日銀の金融政策の変化
【10】国債暴落説の紹介
【11】国債暴落しない説の紹介
【12】コラム②:国債暴落したらどうなる?事例に学ぶ
【13】ギリシャ、ユーロ危機にみる金貸しの手口?
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  投稿者 yukitake | 2012-08-14 | Posted in 04.狙われる国の資産No Comments » 

『日本国債暴落の可能性は?』【13】ギリシャ、ユーロ危機にみる金貸しの手口?

前回の「【12】コラム②:国債暴落したらどうなる?事例に学ぶ」では、国債が暴落したらどうなるのか?国民の生活はどのようになってしまうのか、に焦点を当て、過去に国債の暴落を経験してきた国々を取り上げ、その実態をまとめました。
今回は、ギリシャ、ユーロ危機に金貸しがどのように関わっていたのかを追究していきたいと思います。

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<画像はこちらからお借りしました>
『日本国債暴落の可能性は?』シリーズ過去記事は以下をご覧ください。
【1】プロローグ
【2】国債って何?:基礎知識の整理①
【3】国債発行と流通の仕組み:基礎知識の整理②
【4】国債発行の歴史と直近の発行残高(国の借金1000兆の実態)
【5】国債って誰が持ってる?(保有者の実態)
【6】コラム①:格付け会社って何?
【7】国債市場の動き?
【8】日銀の金融政策って何?:基礎知識の整理③
【9】日銀の金融政策の変化
【10】国債暴落説の紹介
【11】国債暴落しない説の紹介
【12】コラム②:国債暴落したらどうなる?事例に学ぶ
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  投稿者 fujita | 2012-08-13 | Posted in 07.新・世界秩序とは?No Comments » 

世界を操る支配者たち(7)〜支配者たちの力の源泉を探る

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画像はこちらよりお借りしました 
第1回ロスチャイルド家
第2回ロックフェラー家
第3回英国王室
第4回ハプスブルグ家
第5回タクシス家
第6回バチカン
このシリーズでは、世界を操る支配者たちを紹介してきました。
これまで紹介してきた彼らは、出自の時代も違えば力を獲得するまでの道程も実に様々でしたが、中世から近代そして現代まで、富と権力を手中に収めてきた彼らは、その強大な力を裏舞台から行使し、世界情勢を操ってきました。
ところで、そもそも、その「力」とは一体何なのでしょうか?それほどまでに強いのはなぜなのでしょうか?
そしてこれから先も、その「力」を持つもの達に世界は支配されつづけるのでしょうか?
シリーズ最終回となる今回は、支配者達の「力」の源泉を明らかにしていくと共に、その「力」がこの先も世界を操っていくに足りえるのか、その核心に迫っていきたいと思います。
その前にポチっとお願いします。

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  投稿者 heineken | 2012-08-12 | Posted in 08.金融資本家の戦略No Comments » 

LIBOR不正事件で世界はどうなる!?

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(画像はこちらからお借りしました)

 連日盛り上がりを見せているオリンピックも折り返しを過ぎ、残り5日となりました。その舞台ロンドンでは、LIBOR(ライボー)不正事件というリーマン・ショックを上回る(!?)資本主義の終焉をもたらす(!?)ほどの事態が進行中とのウワサ。一体、どんな事件なのでしょうか?そして、世界はどうなってしまうのでしょうか!?今回は、このLIBOR事件について扱いたいと思います

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  投稿者 banba | 2012-08-08 | Posted in 10.経済NEWS・その他No Comments » 

近代市場の成立過程(14)〜17世紀のイングランド、金貸しが国家に金を貸す基盤が整った!

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17世紀のイングランドの紋章
フランス、イングランド、スコットランド、アイルランドの
紋章を融合し出自・関係や支配を表している



●「近代市場の成立過程」シリーズ
(1)プロローグ
(2)近代市場の誕生前夜・富豪の台頭⇒現代通貨制度の原型が形成される〜
(3)ルネサンスの先駆者ダンテが金貸したちにもたらしたものは…
(4)メディチ家はなぜ栄えたか?
(5)ルネサンス:金貸しによる恋愛観念の布教
(6)マキアヴェリの思想とその影響
(7)大航海時代を実現した金貸したち〜
(8)近代思想の原点となった宗教改革→新たな金貸し勢力の台頭
(9)中間まとめ 金貸しの台頭と教会支配の衰退〜
(10)16世紀、小国から大国に大化けしたイングランド、その背景を読む。
(11)現代金融システムの原型とデカルトの思想を生み出した商業国家オランダ〜
(12)絶対王政と重商主義にみるフランスの発展〜
(13)〜ヴァイキングと欧州商人によって形成→台頭したロシア帝国〜

近代市場の成立過程シリーズ第14回は17世紀のイギリスがテーマです。

 ロンドンオリンピック開会式ではイギリスの歴史を表現したようですが、本当の歴史は戦争や騙しのオンパレードです。今回扱う17世紀は金貸し支配の確固たる基盤を築いた時代。商人たちが国王から権力を奪い取っていく過程を明らかにします。

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  投稿者 tsuji1 | 2012-08-04 | Posted in 08.金融資本家の戦略No Comments » 

米国はどのように衰退してゆくのか?(11)金融主義の末期・米国ドル崩壊への道 その6.縮小する投機市場

これまで、ドルの覇権通貨確立から近年のドル離れまでの事象を押さえてきました。
・金融主義の末期・米国ドル崩壊への道 その1.ドルはどのようにして覇権通貨となったか(リンク
・金融主義の末期・米国ドル崩壊への道〜ニクソンショック(金兌換停止)後の金融覇権を維持した手練手管〜(リンク
・金融主義の末期・米国ドル崩壊への道 その3.世界をマネー経済に巻き込んでいった’80〜’90年代(リンク
・金融主義の末期・米国ドル崩壊への道 その4.リーマン・ショックとその後の世界(リンク
・金融主義の末期・米国ドル崩壊への道 その5.加速する世界のドル離れ(リンク
今回は、近年の投機市場から、金貸しの資本力がどれほど衰退しているのかを見ていきたいと思います。
金貸し勢力の弱点と自滅の構造より引用

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中銀にとって、最も警戒すべきは、過剰供給による紙幣価値の暴落。従って、投機市場が回り続けるのに必要な資金以下≒金融勢力の塩漬けetcで減少した資金量以下しか供給できない。
従って、投機市場の総資金量はジリジリと減り続ける。従って、金融商品の価格を維持するために、最終的には国家が買い手となって買い支えに回り、その結果、国家財政に更なる大穴を空けることになる。
従って、このままでは、国家財政の破綻と紙幣の大増刷の必然的な帰結として、国債の暴落は不可避である。

それでは、総投機資金量が減少しているのかどうかをデータベースで検証していきたいと思います。
 
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  投稿者 MITA | 2012-08-03 | Posted in 未分類 | No Comments » 

米国はどのように衰退してゆくのか?(10) 金融主義の末期・米国ドル崩壊への道 その5.加速する世界のドル離れ

前回の投稿では、国際通貨である米ドルが崩壊寸前にまで至った過程に触れました。
70年代を境に、先進国を中心に貧困が克服されたにも関わらず、金融経済界が博打経済へと舵をきった結果、08年にリーマンショックが起こり、世界中が金融危機に陥りました。ドルの巨額の損失を埋め合わせるべく、更にドル・米国債を大量に刷ったことも相まってか、ドルの価値と信用は著しく低下してしまいました。
 
今回は、世界金融危機以降加速して止まない、世界のドル離れの具体的な現象 を整理していきたいと思います。
 
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(写真はコチラよりお借りしました。)
 
 
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  投稿者 kuwamura | 2012-07-26 | Posted in 05.瓦解する基軸通貨No Comments » 

米国はどのように衰退してゆくのか?(9)金融主義の末期・米国ドル崩壊への道 その4.リーマン・ショックとその後の世界

前回記事では、不換紙幣となった基軸通貨ドルを維持する代償に生産力を失っていった米国が、’80〜’90年代に金融立国へと舵を切り、その結果、世界中がデリバティブ商品にまみれ、ヘッジファンドに翻弄されるバクチ経済に巻き込まれてゆく過程を扱いました。
 
膨れ上がったマネーは、2001年にアメリカ自身のITバブルを崩壊させますが、それに懲りずに住宅バブルが膨らんでいきます。MBSやCDSなどの金融商品によって世界中にばら撒かれたクズ債券=サブプライムローンは、2007年7月の欧州BNPパリバ傘下のファンド凍結などを契機に、次第に世界中に金融不安を拡げてゆき、遂に2008年、巨大金融機関のドミノ倒しが起こります。

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  投稿者 s.tanaka | 2012-07-24 | Posted in 05.瓦解する基軸通貨, 07.新・世界秩序とは?No Comments » 

近代市場の成立過程(13)〜ヴァイキングと欧州商人によって形成→台頭したロシア帝国〜

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●「近代市場の成立過程」シリーズ
(1)プロローグ
(2)近代市場の誕生前夜・富豪の台頭⇒現代通貨制度の原型が形成される〜
(3)ルネサンスの先駆者ダンテが金貸したちにもたらしたものは…
(4)メディチ家はなぜ栄えたか?
(5)ルネサンス:金貸しによる恋愛観念の布教
(6)マキアヴェリの思想とその影響
(7)大航海時代を実現した金貸したち〜
(8)近代思想の原点となった宗教改革→新たな金貸し勢力の台頭
(9)中間まとめ 金貸しの台頭と教会支配の衰退〜
(10)16世紀、小国から大国に大化けしたイングランド、その背景を読む。
(11)現代金融システムの原型とデカルトの思想を生み出した商業国家オランダ〜
(12)絶対王政と重商主義にみるフランスの発展〜
 
  
シリーズ第13弾です。
 
今回は、辺境の地から今や世界の大国にまでのし上がったロシアについて、その建国の起源から18世紀前半に東欧で台頭していくに至るまでを扱ってみたいと思います。
 
 
いつも応援ありがとうございます。

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  投稿者 nishi | 2012-07-22 | Posted in 未分類 | No Comments »