脱金貸し支配・脱市場原理の経済理論家たち(4)シルビオ・ゲゼル
現代は市場原理に基づく経済システムが実体経済から遊離(バブル化)して、経済は崩壊の危機に陥っています。この経済システムに、過去〜現在に至るまで異議を唱えてきた経済理論家たちがいます。このシリーズではそれらの理論家の思想や学説を改めて見つめなおし、次代の経済システムのヒントを見つけていきたいと思います。
前回は、ミヒャエル・エンデの学説に触れました。
脱金貸し支配・脱市場原理の経済理論家たち(3)ミヒャエル・エンデ
今回はミヒャエル・エンデやシュタイナー、ケインズなどに多大な影響を与えた【自由貨幣】と【自由土地】を提唱したシルビオ・ゲゼルに着目してみようと思います。
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2012年、新興国はどう動く?(4)〜「最後の市場」アフリカを狙うのは?目を見張る中国の進出
この10年間で、世界で最も急速に成長した上位10ヵ国のうち、6ヵ国がアフリカの国だという。2000年までは、トップ10の9ヵ国はアジア勢が占めていた。北半球の経済減速の波及効果を考慮しても、アフリカの成長率は2012年も6%近くになると国際通貨基金(IMF)は予想している。また、IMFは今後5年間はトップ10のうちの7カ国をアフリカ勢が占めるとも言及した。
アフリカの成長の鍵となっているのは、まず何よりその豊富な資源。他国の進出も近年凄まじく、露骨な資源争奪戦が繰り広げられている。
しかしそれだけではない。過去4年間のアフリカのGDP成長の3分の2を規定したのは、モノやサービスに対する民間消費の急増であると言われている。2010年、南アフリカでのFIFAワールドカップ開催に象徴されるように、世界もアフリカ市場に注目しており、アフリカに市場化の波が押し寄せている。
(画像はこちらより)
「アフリカ連合の本部ビル完成を祝う人」 このビルを「贈り主」は…
(エチオピア首都 アディスアベバ)
また、隣接する中東での民主化の気運の高まり(アラブの春)を受け、2011年はアフリカにおいてもチュニジア(ベンアリ大統領がサウジアラビアに亡命)、エジプト(ムバラク大統領が辞任)、リビア(カダフィ大佐が死亡)と国家体制に大きな動きがあった。
内からも外からも何だか騒がしくなってきたアフリカ。「最後の市場」が動き出している。
今回は、新興国はどう動く?シリーズの”アフリカ”、第1回目です 
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『なぜ今、TPPなのか?』【10】EUはどう見ているか?
『なぜ今、TPPなのか?』のシリーズでは、ニュースが伝えない背後構造を探るべく、これまで世界に広がるブロック経済圏の現状や世界各国がTPPをどう見ているのか?を調査してきていますが、今回はEUです。

<野田佳彦首相とキャメロン英首相の首脳会談:画像はこちらからお借りしました>
EUは現在金融危機の真っ只中にあり、TPPどころではないと思われますが、そもそも日本はEUから自由貿易交渉の相手にもされていないようです。
そこで、日欧貿易の現状から、EUはTPPをどう見ているのか?を探ってみます。
今までの記事は以下をご覧ください。
【1】プロローグ
【2】基礎知識の整理
【3】貿易自由化交渉の歴史
【4】世界に広がるブロック経済圏の現状(1):欧州
【5】世界に広がるブロック経済圏の現状(2):北中米、南米
【6】世界に広がるブロック経済圏の現状(3):アジア
【7】中国はどう見ているか?
【8】中国はどう見ているか?(なぜ中国はTPPに参加しない?分析編)
【9】ロシアはどう見ているか?〜資源大国ロシアの世界戦略〜
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北朝鮮、これからどうなる?5 〜北朝鮮崩壊のシナリオ〜
いよいよ北朝鮮シリーズも最終回です。これまでのシリーズも是非ご確認ください。
第1回 傀儡政権として出発した金日成が政権を掌握していく過程
第2回 国際関係−瀬戸際外交
第3回 北朝鮮の実態
第4回 朝鮮半島を狙う中国とロシア
それでは改めて全体を俯瞰していきます。朝鮮半島は、1950年に勃発した朝鮮戦争を経て、南北に分裂しました。約3年間の戦争で疲弊した両国は、経済的にも困窮を極めていました。
韓国はこの苦難を
1.アメリカからの支援受け入れ
2.工業化推進
の方針で乗り切ろうとしました。
紆余曲折はありましたが、韓国はアメリカによる支援によって経済的繁栄を果たしています。(詳細は「韓国経済の光と闇」を参照してください)
一方で、北朝鮮はどうだったでしょうか?北朝鮮はこの危機状況を
1.ソ連・中国からの支援受け入れ
2.工業化推進
3.軍事力強化
の方針で乗り切ろうとしました。
その結果、1970年代初頭までは韓国よりも高い経済成長を見せています。
しかし元々閉鎖的な市場の中で非効率な経済計画を行っていたことにより行き詰まり、80年代からのソ連の混迷→崩壊により、ソ連からの支援が激減したことで大きくブレーキがかかりました。
そのため工業化推進は大きく停滞しせざるを得なくなったのです。
もともと、農業には適さない国土であるため、食糧を自前で確保できません。同盟国ともいえるソ連・中国の支援・保護の中で、自立化していく可能性が行き詰り、産業基盤も未成熟なまま世界(=資本主義社会)の中に放り出された格好になった北朝鮮は、世界に飲み込まれないように、残された軍事力強化に、より傾注するしかなかったのです。武器の輸出は外貨獲得の手段であり、軍事力は他国との支援交渉のカードになります。
段々核心に迫る前に、いつものように今回もランキング応援ポチっとよろしくお願いします。

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脱金貸し支配・脱市場原理の経済理論家たち(3)ミヒャエル・エンデ
現代は市場原理に基づく経済システムが実体経済から遊離(バブル化)して、経済は崩壊の危機に陥っています。この経済システムに、過去〜現在に至るまで異議を唱えてきた経済理論家たちがいます。このシリーズではそれらの理論家の思想や学説を改めて見つめなおし、次代の経済システムのヒントを見つけていきたいと思います。
前回は、『自由市場から擬制商品(労働、土地、貨幣)を取り除き、「互酬」「再分配」「交換」の三つの行動原理による統合に切り替える必要があり、経済統合は集団及び制度によって支えられることで機能する』というカール・ポランニーの学説に触れました。
脱金貸し支配・脱市場原理の経済理論家たち(2)カール・ポランニー
今回扱いたい思想家は、モモ(児童文学作品)で馴染みの深いミヒャエル・エンデです。児童文学作家として知られるエンデは『お金』や『経済システム』というものにも深い関心を抱いていました。彼の数々の小説のストーリーには現代のそれらのシステムに対するメッセージが隠されています。今日は、1999年にNHKで放送された『エンデの遺言』のインタビューを振り返り、彼が問題とするその中身に迫ってみたいと思います。

写真はコチラからお借りしました。
(左:ミヒャエル・エンデ、右:代表作『モモ』)
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2012年、新興国はどう動く?(3)緊迫度を増すイラン情勢の行方は?
昨年後半から、イラン周辺がにわかにキナ臭さを強めている。
イランの核兵器開発疑惑に対して欧米がイラン原油の禁輸などの制裁を決め、これに対してイランが「制裁ならホルムズ海峡を封鎖する」と反発。ホルムズ海峡は中東原油の重要な搬出路で、封鎖されれば世界の原油供給に多大な影響が及ぶ。
これに対し欧米は、ホルムズ海峡封鎖ならイランに対する軍事攻撃も辞さないとし、米英の空母が次々とペルシャ湾に集結。いつ中東戦争が勃発してもおかしくない状況になりつつある。
この一連の危機は、存在しない大量破壊兵器を理由に始められた’03年のイラク戦争同様、欧米の金貸し勢によってかなり強引に作りだされている感が強い。だが、アメリカも欧州も経済危機に晒され没落の途にある現在は、当時とは情勢が違ってきている。
今回は、この緊迫するイラン情勢が今年どうなっていくかを考えてみたい。
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『なぜ今、TPPなのか?』【9】ロシアはどう見ているか?〜資源大国ロシアの世界戦略〜


前回は、中国はTPPをどう見ているのか?を追求してきましたが、今回は、中国と同じように独自路線を取っているロシアに視点を移してみます。
ロシアは、この間、プーチンの返り咲き選挙を前に様々なマスコミ報道がされています。その辺の真相は、こちらのシリーズもご覧ください。→「ロシア大統領選の行方⇒プーチン降ろしを扇動しているのは誰か?」
資源大国プーチン・ロシアは、どのような世界戦略をもっているのでしょうか?そしてTPPについては、どう見ているのでしょうか?追求していきます。
『なぜ今、TPPなのか?』シリーズの今までの記事は以下をご覧ください。
【1】プロローグ
【2】基礎知識の整理
【3】貿易自由化交渉の歴史
【4】世界に広がるブロック経済圏の現状(1):欧州
【5】世界に広がるブロック経済圏の現状(2):北中米、南米
【6】世界に広がるブロック経済圏の現状(3):アジア
【7】中国はどう見ているか?
【8】中国はどう見ているか?(なぜ中国はTPPに参加しない?分析編)
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『THRIVE』〜国際金融資本家の支配構造に切り込んだ映画〜
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今回は金融資本家による世界支配の構造に切り込んだ映画『THRIVE』をご紹介します。これまでにも井口和基のブログや飄のブログで取り上げられ、ネット界でも次第に注目が高まってきています。
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世界の闇の支配勢力から日本の支配史を読み解く【ロックフェラーメモ②1919〜1944年:世界運営に乗り出す、イギリス→アメリカへの覇権交代期】
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↑ 旧ロックフェラー邸(画像はコチラからお借りしました)
前回記事(リンク)ではロックフェラーが石油独占により力をつけ、アメリカ国内で大きな支配力を手にしていく過程を紹介しました。
今回はその後、国内の支配体制を盤石なものにし、世界中の工作へと乗り出していく時期に注目します。それは世界の覇権国家がイギリス⇒アメリカへと移行する時期とも重なります。
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北朝鮮、これからどうなる?4〜朝鮮半島を狙う中国とロシア

北朝鮮シリーズの第4回です。
第1回〜傀儡政権として出発した金日成が、政権を掌握していく過程〜
第2回〜国際関係−瀬戸際外交〜
第3回〜北朝鮮の実態〜
第1回から第3回までは、金日成から始まる金一族による独裁の歴史、そして経済・軍事をはじめとする北朝鮮の実情を見てきました。
今回は、金正恩体制に引き継がれた現在以降の北朝鮮そして周辺諸国の動きに注目し、北朝鮮の今後を見ていきたいと思います。
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