シリーズ「食糧危機は来るのか?」3 〜輸出補助金というカラクリ〜
前々回のエントリーで、「食糧危機問題の背後には“市場”がある」ということから、市場の問題を扱うこと無しには、食糧危機問題の本質が見えてこないことが認識されたと思います。
そして、前回のエントリーでは「緑の革命」の実態を押さえることで、「先進国の市場拡大」が「途上国の食糧危機を生んでいる」構造が示され、また、先進国の市場拡大の為には、貧富の格差(≒途上国の食糧危機)が必要であることもお分かりいただけたと思います。
この構造がある限り、農産物の市場化(=自由化)では、決して食糧危機の問題は解決できないことが暗に示されました。
ところが、現在も、「農産物の自由化」を推し進めるべく、TPP(環太平洋経済連携協定)の第五回交渉が行われ、「関税撤廃」を目指すことで参加国が一致している状況です。(もっとも、TPPの場合、単なる農産物の自由化だけに止まる問題ではないのですが・・・。)
ここで「農産物の自由化」を議論する上で、忘れていけないのは「輸出補助金」という仕組みです。
実はこの「輸出補助金」という仕組みもまた、「先進国の市場拡大⇒途上国の食糧危機」という構造を支えてきたのです。
一体どんな事態を引き起こしてきたというのでしょうか?
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止まらない円高=世界通貨戦争どうなる?11〜なぜ円高が続くのか?〜
円ドルレートで見ると2月22日時点で1ドル83.18円を付けている。
昨年11月には戦後最高値(1ドル79.75円)を更新する勢いを見せていたが、野田財務相が2兆円規模の為替介入を実施して以降、ここ2〜3ヵ月は1ドル83円前後を行ったり来たりという小康状態が続いている。
ドルに対しては、サブプライム問題が発覚したときの約120円から80円前半へと突入するなど、一貫して円高ドル安の動きにある。
次にドル以外の通貨での、円の動きを見てみたい。
鉱物資源を大量に保有するオーストラリアや、一部スイスフランを除いて、円は海外の主要通貨に対してほぼ全面的に「円高」傾向にある。
では、この一貫した円高傾向の原因には何が考えられるのか?
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シリーズ 認識形成の場が国家と市場を超える(5)〜認識形成の『場』を構築することこそ、真の社会活動である その1
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前回、「認識形成の場が次代の社会を統合するようになる」の中間のまとめを行いました。
今回は、改めて、「認識形成の場が社会を統合する」という事が、人々の共認形成の土台なっていく事を展開していきましょう。
その前に応援よろしくお願いします。
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経済破局を超えて、新しい政治経済の仕組みへ 第8回:特権身分に収束すれば無能と失敗に陥る!
「欺瞞観念では答えが出せない、官僚・マスコミ特権階級」を解剖するものとして、前回は『日本の政治を動かしているのは政治家ではなく官僚だ!』をみてきました。今回は『特権身分に収束すれば無能と失敗に陥る!』という視点で学者と官僚についてみていきます。
るいネット秀作投稿の『あれは、そうだったのか!学者と報道の謎が解ける』と『平成官僚は無能すぎる』を元にみていきます。構成は2部だてです。
1.特権身分=学者、「職業化としての学問」では無能に堕する
2.官僚は終身身分と排外人事で、無能化し失敗を繰り返す
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止まらない円高=世界通貨戦争どうなる?10〜固定相場制と通貨危機〜
前回の番外編で過去に起きた各国の通貨危機を紹介したが、これらの事例には共通項が見られた。それは、英国ポンドの例外を除き、ヘッジファンドなどの国際資本が暴れ回った通貨危機はいずれも固定相場制を敷いている途上国・中進国で起こり、通貨危機を通じてIMFが介入、切り下げや変動相場制への移行を余儀なくされる、という流れになっていることだ。

今回は、この固定相場制のもとで通貨危機がどのように起こるのか?その発生構造をさらに深く追求してみたい。
いつも応援ありがとうございます。
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シリーズ「食糧危機は来るのか?」2 〜食糧危機と市場経済は両刃の剣〜
このシリーズでは「食糧危機は来るのか?」というテーマを通じて、複雑に絡み合った各問題を貫く根本原因を追及することで、各問題が個別に議論されることで陥った閉塞状況から抜け出し、新たな可能性を提示していく目指しています。学生や社会人、様々な世代が集まり毎週議論していますので、詳しくはこちらを参照→ネットサロン)
前回の記事では、私たちを取巻く複雑に絡み合った食糧問題をどのように捉え、どのように対応していけばよいか?二つの位相でとらえた『食糧危機問題』とその『共通構造』を見ていきました。
シリーズ「食糧危機は来るのか?」1〜食糧危機問題の捉え方〜
①世界における食糧危機問題
②日本における食糧危機問題
共通構造:食糧危機問題の背後に市場あり
シリーズ第2回は、先進国と途上国の間に横たわる搾取の構造について追求してみたいと思います。今回は、少し歴史を遡りながら先進国と途上国の関係がどのように築かれていったのか見ていきたいと思います。特に食糧危機問題に大きくかかわっている、途上国を巻き込んだ『緑の革命』の実態に迫りたいと思います。
それでは、続きを読む前に応援よろしくお願いします!
まずは、世界の穀物自給率のマップと世界各地の食料暴動のレポートから見ていきましょう!
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認識形成の場が国家と市場を超える(4) 〜中間まとめ:万人が半専任(副業)として参画する〜

今回でシリーズ4回目になります。
認識形成の場が次代の社会を統合するようになる、というやや難しい内容でもあり、今回は中間のまとめをしておきたいと思います。
あわせて、前回の記事で取り上げられていたテーマについて考えてみたいと思います。
⇒新たな活力源とは何なのか?
⇒これからはどのような社会統合システム、公務が必要になってくるのか?
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「国家債務危機」〜ジャック・アタリ氏から21世紀を読み取る
フランスに「ヨーロッパの知性」「知の巨人」と呼ばれるジャック・アタリという人がいます。

1943年アルジェリア生まれ。パリ政治学院卒業の経済学国家博士。経済学者でありながら政治学者、歴史家であり哲学者。ガンジーの伝記も書けば、戯曲も書く。著書は45冊を数え、オーケストラの指揮までやってのける。それが「ヨーロッパの知性」「知の巨人」と呼ばれる由縁です。
38歳の若さで、仏ミッテラン政権の大統領特別補佐官を務め(1981年〜91年)、EU統一の青写真を描き、その後欧州開発復興銀行の初代総裁(91年〜93年)となった。今でもサルコジ大統領のアドバイザーの重責を担っている。
2011年1月10日に菅首相がアタリ著「国家債務危機」を購入したことで、マスコミにも報道されました。
あのサブプライムローンによる世界金融危機を予言したとも言われています。
このシリーズでは、ジャック・アタリの著作を通じて、21世紀の経済の動きを読み解いてみたいと思います。
取り上げるのは「国家債務危機」ですが、その前に、アタリ氏には自らの大局観をキーワードで表現し、一言で時代を切り取ってしまう異才があるらしく、それを紹介してみたいと思います。
例えば、クリエーター階級、超民主主義、ノマド・オブジェなど。
その紹介の前にランキング応援ポチっとよろしくね

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経済破局を超えて、新しい政治経済の仕組みへ:第7回 日本の政治を動かしているのは政治家ではなく官僚だ!
今回の「経済破局を超えて、新しい政治経済の仕組みへ」シリーズでは
一.世界の経済(政治)に何が起こっているか
二.近代市場社会、市場原理はダマシだ
を、るいネットの秀作投稿等を参照しながら、扱ってきました。
今回は、三.欺瞞観念では答えが出せない、官僚・マスコミ特権階級 を3回にわけて扱いたいと思います。
シリーズ通算第7回になります。タイトルは、『日本の政治を動かしているのは政治家ではなく官僚だ!』です。
るいネット秀作投稿よりリンク
(引用元は中村敦夫氏/著の『この国の八百長を見つけたり』となっています。)
1.官僚がのさばる国で苦しむのは国民だ
2.国会議員は八千人の官僚たちに囲まれた人質だ
3.日本のすべてを決定するのは各省庁の事務次官たちだ
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シリーズ「食糧危機は来るのか?」1〜食糧危機問題の捉え方〜

栄養栄養不足にならない必要な一人一日当たりの栄養量は、平均的な体格や子どもや高齢者の比率などによって、国ごとに異なり、だいたい一人一日2000〜2700キロカロリーと言われている。
何カロリー以上、以下が栄養過多、栄養不足と一律には決められないが、図に示しているように、欧米のように3400キロカロリー以上の国には食べ過ぎの人も多く、サハラ以南アフリカのように2200キロカロリー以下の国では栄養不足人口が多いことは容易に想像がつく。
(「社会実情データ図録」より)
食糧危機問題と一口に言っても、人口増加問題、環境問題、自給率問題、先進国と途上国の問題等々、さまざまな要因が絡み合っています。
最近では、世界金融危機を発端とした経済危機の影響から、エネルギーや食糧が高騰する問題や、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)という自由貿易協定における食糧品の扱いや、産業としての農業の扱いについての問題等、食糧を取り巻く問題は日々複雑さを増しています。
私たちが生きていくうえで欠かすことのできない食糧。
その危機的問題を私たちはどのように捉え、どのように対応していけばいいのか?
今回のシリーズ「食糧危機は来るのか?」では、この複雑に絡み合った各問題を貫く根本原因を追及することで、各問題が個別に議論されることで陥った閉塞状況から抜け出し、新たな可能性を提示していきたいと思います。
では、シリーズ第1回「食糧危機問題の捉え方」のスタートです。
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