2010-02-06

『国家と市場の力関係の逆転』 3 十字軍遠征〜騙せば官軍

%E7%AC%AC%E4%B8%80%E5%9B%9E%E5%8D%81%E5%AD%97%E8%BB%8D.jpg %E5%8D%81%E5%AD%97%E8%BB%8D%EF%BC%94%E5%9B%9E

前回『国家と市場の力関係の逆転』2王権を上回る力を持ったキリスト教教会、背後に金貸し登場では、皇帝と教皇の力関係の変化とその裏で動いていた商人・金貸しの動きを追ってみました。
11C半ばまでキリスト教・教皇は皇帝ににより指名されていましたが(皇帝>教皇)、その後の聖職叙任権闘争〜カノッサの屈辱(1077年)を契機に、教皇は教会の選挙により選出されることになりました(皇帝と教皇は対等)。この時、裏で教皇派として動いて教皇の地位を高めたのが、ベニス・フェニキア人のヴェルフ(ゲルフ)家です。

この聖職者任命の叙任権を王から奪取することでローマ教皇は、それまでバラバラだった各地の教会を、ローマ教皇を頂点とする統一組織に再編成することが可能になり、王権から独立してヨーロッパ全体にネットワークを張り巡らした。

この流れの中で、十字軍遠征が始まります。今日は、十字軍遠征と商人・金貸しとの関係について調べてみました。
いつものブログ応援、よろしくお願いします。
   
上記画像は、こちらからお借りしました。リンク 、リンク

(さらに…)

  投稿者 yooten | 2010-02-06 | Posted in 未分類 | 2 Comments »