2010-02-25
環境から経済を考える4〜社会的共通資本はどのように管理されていくべきか。
シリーズの最後になる今回は、これまで扱ってきた「社会的共通資本」というものはどのように管理されていくべきなのか?という点について迫ってみたいと思います。
海や森林、川といった自然環境は、もともとはその周辺で生活する住民たちによって管理されていた状況が多くあり、それを維持するための規範やルールもありました。そのような地域社会的な関係を総称して「コモンズ」と呼ばれています。
このコモンズと呼ばれるものが崩壊していく過程で、社会的共通資本は市場システムの中に飲み込まれていったと考えられています。
まずはコモンズが崩壊する過程と市場システムの関係から詳しく見ていくことにしましょう。
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