2010-11-17

【シリーズ:新しい認識だけが、現実を変えていく】(6)〜現実否定の倒錯思考〜

%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%82%B9.jpg
リーマンショックに端を発した世界経済破綻の流れは、その後ギリシャ経済の破綻を経て、その尻拭いに欧米社会は躍起になっていました。
その後、金融先進国の協調で連鎖破綻をとどめたものの、抜本的な市場安定策とはほど遠いものである事は、金融というバクチ経済が世界経済に多大な影響を与える現実を突破しない限り無理があるというのは、だれもが感じるところです。
世界中に存在する経済学者も、だれも突破口を見出すことができないこの現状、なぜこうなってしまうのか?
そもそも、現在社会にはびこる市場拡大幻想とは何なのか?
市場社会では、先進国をはじめ、発展途上国や後進国、さらに国家単位に限らず企業単位、いや集団の最小端である家庭においても是とされてきた観念ですが、統合階級や学者を始めだれもが一切踏み込むことができず、一向に答えを出すことができなくなった者たちが嵌った大きな罠がここにありそうです。
今回はここに踏み込んで見ましょう。
応援してね

(さらに…)

  投稿者 tamimaru | 2010-11-17 | Posted in 10.経済NEWS・その他7 Comments » 

日銀の金を使って業績アップ 〜大手金融機関 好業績のワケ〜

■世間は超就職氷河期

文部科学省の学校基本調査(速報値)によると、今春、4年制大学を卒業した学生の就職率は60・8%で、前年からの下げ幅は過去最大の7・6ポイント減。卒業生約54万人のうち、進学も就職もしなかった人は約8万7千人にも上る。
産経新聞 11月10日(水)

2008年のリーマン・ショック以降、企業は採用を絞り込んでおり、当然ながら就職活動中の学生にとっては厳しい情勢が続いている・・・。日本社会は不景気だということ。
■リーマンショック前を超える業績を挙げる業界とは?
ところが、このリーマン・ショック前の業績と同等、それどころか、それを超える利益を出している“元気のイイ”業界がある。金融業界だ。

大手銀6行:最終利益2.7倍 リーマン前の高水準
主要銀行6グループの10年9月期中間決算 大手銀行6グループの10年9月中間連結決算が15日出そろった。不良債権処理費用の減少と超低金利による国債売買利益の大幅増加で、最終(当期)利益の合計は前年同期比2.7倍の1兆2839億円となり、リーマン・ショック前の07年9月中間期を超える高水準となった。ただ、下期は景気が足踏みとなる上、武富士破綻(はたん)の影響で傘下の消費者金融各社への過払い利息(利息制限法の上限を超えた金利分)返還請求が急増するリスクもあり、視界不良の状態だ。【清水憲司、大久保渉】

 「下期はかなり落ちてくる。消費者金融も何が起こるか分からず、大きな数字を掲げるわけにはいかない」。三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)の永易克典社長は15日の会見で、中間期の最終利益が2.5倍の3567億円に増えたにもかかわらず、通期予想(5000億円)を小幅な上方修正にとどめた理由を説明した。みずほFG、三井住友FGなど4グループが通期最終利益予想を上方修正したが、下期の予想は厳しく見ており、下期の最終利益予想の合計は中間実績の4割程度にとどまる。
 中間期は、政府・日銀の財政金融政策が追い風になった。金融円滑化法など倒産抑制策も奏功し、不良債権処理費用(傘下銀行合算ベース)は合計644億円と9割近くも減少。みずほなど3グループは過去に積んだ引当金が、融資先の業績改善に伴って戻る「戻り益」が発生した。
 企業の資金需要低迷で、貸し出し利ざやなどは依然低調だが、8月以降は金融緩和で一段と金利が低下し、日米国債など債券価格が上昇。債券売買益は三菱UFJとみずほが7.7倍、三井住友は3.9倍に急増し、本業のもうけを示す業務純益を押し上げた。
毎日jp 

順風満帆とまではいかないが、上表の各行の中間決算からわかるように業績が上がっているのは事実
この不景気の中、なぜ金融業界だけ利益を出せるのか?そこにはご存知のカラクリがある・・・。
   

(さらに…)

  投稿者 pipi38 | 2010-11-16 | Posted in 02.日本の金貸したち, 10.経済NEWS・その他5 Comments » 

ゴールドの真相に迫る12 ゴールドの歴史(8)まとめ

これまで7回にわたって、ピーター・バーンスタイン『ゴールド—金と人間の文明史—』の全20章を要約・紹介してきた。今回は改めて、有史以前から現在まで、金がどのように人類と関わり、その役割をどのように変えてきたのか、1回目から7回目までを俯瞰してみる。

gold_and_human.jpg

応援クリックお願いします♪

(さらに…)

  投稿者 s.tanaka | 2010-11-14 | Posted in 06.現物市場の舞台裏, 08.金融資本家の戦略11 Comments » 

「国の借金が800兆円になったのは何で?」7〜市場に支配される国家〜

%E5%9C%B0%E7%90%83%E3%82%92%E8%A6%86%E3%81%86%E7%B4%99%E5%B9%A3.jpg

前回は、政府紙幣発行に対する、「インフレの可能性」について書きました。通貨流通量が増えるだけではインフレは起こらない。インフレが起こる背景には、物的供給を上回る物的需要が必要という話でした。
今回は、国債問題の要因になっている「市場と国家の力関係」について書いてみたいと思います。
いつもありがとうございます 応援お願いします 😀

(さらに…)

  投稿者 wacky | 2010-11-13 | Posted in 03.国の借金どうなる?5 Comments » 

連載!『中国は誰が動かしているのか?』3.中国ってどんな国2

尖閣諸島問題ビデオ流出「事件」がTVを賑せています。
世界経済を牽引する中国を巡る話題は尽きないようですね。しかし、この国はなかなか理解出来ない。理解出来ない原因は、以下の様な個別の疑問と全体像がリンクしないためではないでしょうか?!
chn0803051022001-p1%5B1%5D.jpg
・社会主義国家だが、経済開放路線(民主化)が進行しているのはなんで?
・社会主義国家だが、都市と農村の貧富の格差が大きいのはなんで?
・社会主義国家だが、共産党の一党独裁制と言われるのはなんで?
・社会主義国家だが、血縁と国有企業の関係が強いのはなんで?
そこで、全体が見えるように前回に引続いて基礎情報をおさえて行きます。内容は以下です。
1.国家体制について
今回の目玉!!共産党組織・政治組織・軍組織を一つの図解にして中国の仕組みの全貌を押えます)
2.軍関連について
3.企業と血縁関連について
お楽しみに! 😀
これまでの記事はこちらです。
— プロローグ—
連載!『中国は誰が動かしているのか?』2.中国ってどんな国1
 いつもの応援をお願いします。

(さらに…)

  投稿者 sakashun | 2010-11-11 | Posted in 未分類 | No Comments » 

【シリーズ:新しい認識だけが、現実を変えていく】(5)〜現実捨象の倒錯観念から、観念捨象の現実直視へ〜

%E7%A4%BE%E5%93%A1%E9%81%8B%E5%8B%95%E4%BC%9A.jpg

写真はこちらからお借りしました



社内運動会や社員旅行が復活しているって、知ってました

企業の社員旅行はこの5年で1.5倍、運動会はこの4年で5倍、
社内の人間関係を築くうえでに飲み会は必要、と応える新入社員が9割。これまで敬遠されてきた社内行事が復活してきている。

るいネットより

つい数年前までは、上司との飲み会は敬遠され、プライベートや家族との関係を重視するために社内行事は絶滅寸前にまでなっていたのに、ここ数年で様相が一変したようです。
いったい、何がおきているのでしょう

いつも応援ありがとうございます

(さらに…)

  投稿者 watami | 2010-11-10 | Posted in 07.新・世界秩序とは?4 Comments » 

シリーズ「活力再生需要を事業化する」22〜路上は「第4の産業」のフロンティア〜

シリーズ「活力再生需要を事業化する」も、今回で22回目、最後のエントリーになりました。
前回のエントリーでは、新市場の雛形を扱いました。
        
実は前回のエントリーのほかにも「新市場の雛形」があるんです!!! 今回のエントリーでは、それを紹介したいと思います。
     
新しい第4の産業として、「認識産業」がそれに該当します。
    


<なんでや露店>
では、まずこれまでの1〜3次とされる産業の変遷と、「第4の産業」として「認識産業」について紹介していきましょう。
ポチッと 応援お願いします。
   
  

(さらに…)

  投稿者 kaz-tana | 2010-11-09 | Posted in 未分類 | 1 Comment » 

’70年貧困の消滅で、市場は縮小過程に入った−その11(最終回)「可能性は充足!!」

ここまで市場縮小の実態を検証とこれからの可能せい探索を探ってきました。
今後の経済の動向を掴むために整理してみます。
1970年豊かさが実現=市場縮小過程に突入

大衆→失った物=消費活力(物的欠乏)⇒共認充足を求める意識潮流の萌芽
統合階級⇒GDP信仰+借金経済→バブル経済→バブル崩壊
1970年以降一貫して、統合階級+エコノミストと大衆の断層が広がっていき、経済破綻危機とデフレ経済のスパイラルにどっぷりとはまり込んでいる。
結果、国家統合の抜け道として発生した市場がその後国家に寄生し続け、今、市場は国家を道連れに崩壊しようとしている。
この40年間で、勝ち組である統合階級や、それにぶら下がるエコノミストなどの専門家?の無能化は決定的で、この危機をクリアする答えは出せない。
可能性は、素人による社会活動(→社会の経営)にしかない。
今回は、この実現イメージを探索してこのシリーズを一旦締める事とします。
これからの可能性を示すキーワードは「社会貢献」
そして充足!!!

%E9%A1%9E%E8%BE%B2%E5%9C%92.jpg
先に進むついでに、応援もお願いします!!


ありがとうございます。

(さらに…)

  投稿者 gokuu | 2010-11-08 | Posted in 07.新・世界秩序とは?6 Comments » 

ゴールドの真相に迫る−11 ゴールドの歴史(7)〜ブレトンウッズ体制とその崩壊=ニクソンショック〜

前回からの続きです。世界大恐慌→金本位制の崩壊を迎え、世界は第二次世界大戦へと突入します 。結果、ヨーロッパ中が徹底して破壊され、戦後、国際協調の足並みを揃えるべく、ブレトンウッズ体制が構築されます。
ぽちぽちお願いします!

(さらに…)

  投稿者 mtr919 | 2010-11-07 | Posted in 06.現物市場の舞台裏, 08.金融資本家の戦略2 Comments » 

「国の借金が800兆円になったのは何で?」6〜今やインフレは起こらない!〜

%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%96%E3%82%A8.jpg
「国の借金800兆円」シリーズも7回目になりました。いよいよ佳境です。
前回は、抜本的解決策、「政府紙幣の可能性」について書きました。
政府紙幣の発行は、ただ借金を減らすだけではなく、経済原理や市場の支配構造をも変える可能性がある、というかなり未来の明るい話でしたね。
今回は、政府紙幣発行に対し良く指摘される、インフレの可能性について書いてみたいと思います。
 
通貨流通量が増えるとインフレが起こる、とは昔から言われていますが、それは本当か?
その答えを読む前に、いつものクリックをどうぞ

(さらに…)

  投稿者 vaio | 2010-11-06 | Posted in 03.国の借金どうなる?2 Comments »