2011-03-15

止まらない円高=世界通貨戦争どうなる?15〜円高は本当に問題なのか?【後編】〜

これまで約3ヶ月に渡って追求してきた円高と世界通貨戦争シリーズの、今回が最終エントリーになる。衰退する米国と勃興する中国の貿易戦争を震源地とした世界通貨安競争の中で、なすすべなく円高が進行していく日本。
しかし、マスコミが喧伝するように、円高は本当に日本にとって致命的な問題なのだろうか?前回記事では、るいネットの記事から、円高にまつわる誤解をときほぐす記事を紹介した。最近発刊された書籍の内容も紹介しながら、円高時代の日本経済がどうなるべきか?これからの展望について考えてみたい。
(参考図書)
「いま日本経済で起きている本当のこと」(増田悦佐)
「1ドル50円時代を生き抜く日本経済」(浜矩子)
「世界同時不況がすでに始まっている」(榊原英資)
「国際金融の大変化に取り残される日本」(倉都康行)
「デフレ時代の国富論」(三橋貴明)
いつも応援ありがとうございます

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  投稿者 s.tanaka | 2011-03-15 | Posted in 01.世界恐慌、日本は?, 05.瓦解する基軸通貨5 Comments » 

シリーズ 認識形成の場が国家と市場を超える(8) 〜認識形成は遊びではない、生産活動である。〜

シリーズ最後になります。
今回は萌芽した認識形成の場が、どのようにして成長してゆくのかを考えてみたいと思います。
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まずは応援よろしくお願いします。

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  投稿者 ohmori | 2011-03-12 | Posted in 01.世界恐慌、日本は?2 Comments » 

国家債務危機〜ジャック・アタリ氏から21世紀を読み取る3

【過去のエントリー】
「国家債務危機」〜ジャック・アタリ氏から21世紀を読み取る
「国家債務危機」〜ジャック・アタリ氏から21世紀を読み取る2
 前回の投稿では、「国の借金」というものがいつから始まり、どのように変ってきたかについて扱いました。
改めて整理すると、


 君主(都市国家の指導者)の個人的な借金(君主の死と共に借金は消滅する)
→君主の死後、次の君主となった者に借金が継承される(個人と個人の間の借金から組織と組織の間の借金へと位置付けが変る)
→債権者(金貸し)を引き止める為に、「君主の借金」を「国の借金」と認めた。(国家が返済義務を負うシステムの成立)

 このように、「国家が返済義務を負うシステム」が形成される過程で、次々と「お金を生み出すシステム(銀行、国債、株式等)」を作り上げていきました。
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「ニコニコ市場」からお借りしました。)
 今回はこの「お金を生み出すシステム」が作り上げられてきた流れを、ジャック・アタリ氏の著書「国家債務危機」の第2章『公的債務が、戦争、革命、そして歴史をつくってきた』から紐解いていきましょう。
↓続きを読む前に、押していってください。

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  投稿者 minezo | 2011-03-11 | Posted in 03.国の借金どうなる?5 Comments » 

シリーズ「食糧危機は来るのか?」5〜食糧高騰は脱市場をもたらす契機となりうるか〜

農林水産政策研究所(農林水産省)が、先月18日に公表した「2020年における世界の食料需給見通し」によれば、価格高騰した2006年当時に比べて高い水準で食糧価格は上昇基調に推移すると見込まれている。
実際、私たちの生活にも徐々にその影響が出ている。例えば「東京のくらしWEB」にあるように、生鮮食品であるレタス、たまねぎ、卵のほか、小麦(パンやパスタ)、食用油などの価格も上がっており、これら日常的な食糧品の価格上昇をスーパーで実感される方も多いのではないだろうか?
今後この食糧価格はどの程度高騰するのか?
先のレポートでは2020年までに世界の穀物が、なんと2008年に比べ名目で24〜35%、実質で3〜14%上昇するという予測結果となっている。(以下)

主な要因として、
・アジアを中心とした新興国・途上国の人口の増加
・同地域における食用・飼料用需要の拡大
・バイオ燃料の原料用
が挙げられている。
現在の日本はデフレ真っ只中。当ブログでは、開設当初から「1970年以降(日本の)市場は縮小した」と述べ続けてきたが、もはやこの現象事実は、誰もが認めるところだろう。
そのデフレ日本社会における食糧価格の高騰、これはやはり食糧危機の前兆なのか?
(否、その危機にこそ日本社会や農業が変わる契機が隠されているはず!)
いつもありがとうございます。
るいネット
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  投稿者 pipi38 | 2011-03-09 | Posted in 01.世界恐慌、日本は?No Comments » 

止まらない円高=世界通貨戦争どうなる?14〜円高は本当に問題なのか?【前編】〜

こんにちは〜
13〜世界通貨戦争の行方は?【後編】
では、『世界通貨戦争後の支配者たち』(著者:原田武夫氏)を読み、原田氏の予見を抜粋・紹介していきました。
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今回は、るいネットより『誤解に満ちた円高騒動』の投稿を元に円高容認論を語っているものを紹介していきたいと思います。
応援よろしくですm(_ _)m

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  投稿者 yhonda | 2011-03-08 | Posted in 未分類 | 5 Comments » 

止まらない円高=世界通貨戦争どうなる?13〜世界通貨戦争の行方は?【後編】〜

前回の記事『止まらない円高=世界通貨戦争どうなる?12〜世界通貨戦争の行方は?【前編】〜』に引き続き、今回も原田武夫氏の著書『世界通貨戦争後の支配者たち』をご紹介していく 😀
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ぜひ続きをご覧下さい
いつもありがとうございます

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  投稿者 mikan | 2011-03-07 | Posted in 05.瓦解する基軸通貨49 Comments » 

市場縮小の深層:4 自己中の親の過干渉が子どもをダメにする!

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              画像は こちら からお借りしました。
 
前回の「勉強しないといけないのは、なんで?」ではみんなが貧しかった時代は「豊になる」
のがみんなの目標(社会期待)でした。だから子供でも「社会の役に立つ為に
勉強しなさい」と言われたら、何となく分かっていたのだと思います。
 
しかし豊かさが実現した現在、大人は子供に対して、次のみんなの目標(社会期待)
が何なのかを提示できないでいます。
だから「勉強しないといけないのはなんで?」に答えられないのです。
 
今回はそんな「親の行動とそれに対する社会の評価」に着目して見たい、と思います。
続きを読む前にいつものようにブログランキングのUPに協力願います。
          
 

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  投稿者 mukai | 2011-03-06 | Posted in 03.国の借金どうなる?7 Comments » 

シリーズ 認識形成の場が国家と市場を超える(7)〜もう、傍観者=インテリ統合階級は、要らない〜

前回は、近代思想と既成の運動の欺瞞性について触れました。社会変革とは、新たな可能性に向けて人びとの意識を再統合することなのですが、今回はそれを阻害する現実を見ていきます。
現在の人びとの意識が何に強く影響を受けているかといえば、教育であり、マスコミであり、答えを出せないインテリ統合階級たちの言説によって動く社会システムそのものです。
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                           電通本社ビル
応援よろしくお願いします。

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  投稿者 cosmos | 2011-03-05 | Posted in 07.新・世界秩序とは?3 Comments » 

経済破局を超えて、新しい政治経済の仕組みへ 第10回:幻に終わった鳩山・小澤民主党の脱米入亜構想

戦後の日本は、アメリカと官僚・学者・マスコミによって牛耳られて来ました。
アメリカは日本に対して露骨な内政干渉を行い、官僚は己の特権的身分を守るためにアメリカの言いなりになり、マスコミは官房機密費の威力か世論操作のための情宣機関と成り果てました。
 
第7回『日本の政治を動かしているのは政治家ではなく官僚だ!』 
第8回『特権身分に収束すれば無能と失敗に陥る!』 
第9回『国民にとって重要な情報ほど報道しないのが大手マスコミ』
 
ここ数年、そんな官僚やマスコミに対する不信感が急激に高まり、ネットを中心に「本当は何が起きているのか?」と国民自らが判断しようとする動きが出てきました。‘09年8月、そうした国民の意識潮流に立脚した民主党が、官僚・マスコミを改革すべく政権に就きました。 
 
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(国連総会で会談する鳩山首相と胡錦濤主席) 
  
しかし、国民からの支持は1年も続かず、早くも行き詰まりの様相を示しています。
 
そこで今回は、民主党はなぜ変質して行き詰ってしまったのか、を扱います。
 

1.アジア共同体の推進は、鳩山・小澤民主党の政策だった
2.脱アメリカ、アジア共同体のもとで日本はどうなるのか?
3.幻想的アジア共同体の限界
4.民主政権は何故変質して、行き詰まったのか?

 
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  投稿者 watami | 2011-03-03 | Posted in 01.世界恐慌、日本は?6 Comments » 

シリーズ「食糧危機は来るのか?」4〜日本経済は再び国際収支の天井を迎えるのか〜

前々回のエントリーでは「農産物の市場化(=自由化)では、決して食糧危機の問題は解決できない」こと、前回のエントリーでは「金貸し達によって制度を使った市場拡大(=支配)が行われ、その結果、途上国の食糧危機が生まれ続けている」ことを紹介しました。
今回は現状の日本における輸出入問題と食糧問題、その方向性を考えてみます。
     
現状の日本は、リーマンショック以降の輸出額低下、TPP(環太平洋経済連携協定)への参入判断など、社会背景が大きく変動している状況下にあります。
また、世界的な食糧価格の状況は、新興国の需要拡大や昨年からの気候変動、商品市場への投機資金流入などにより、史上最高の価格高騰が生じているのです。(詳しくは本編の「食糧価格指数」の推移グラフを参照ください)
   

      
輸出額が頭打ちとなり、食糧などの輸入額が高まっていく可能性が高くなる現状において、日本はどうしていくべきなのかでしょうか。
ぽちっと 応援お願いします。
   

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  投稿者 kaz-tana | 2011-03-02 | Posted in 01.世界恐慌、日本は?3 Comments »